Apple BYOD の登録

デバイスのユーザーに、個人所有の iOS デバイスまたは iPadOS デバイスを BigFix MCM に登録することを許可し、IT 管理者がそのデバイスを管理できるようにします。Apple BYOD ユーザー登録によって、デバイス上の業務データと個人データが分離されるため、従業員は自分の個人情報が侵害されることなく、自分のデバイスを業務に使用できます。「ユーザー登録」を使用すると、組織は業務関連のアプリとデータを管理できますが、個人用のアプリとデータの管理はユーザーが引き続き行うことができます。。

• ユーザーが登録したデバイスでは、個人用のプロファイルと業務用のプロファイルが含まれます。企業は個人プロファイルにアクセスできないため、デバイスの個人的な使用をワイプ、ロック、または無理に管理することはできません。
• ユーザーは、個人所有の iOS デバイスおよび iPadOS デバイスの IT 管理機能を確認したうえで、デバイスを登録できます。デバイスが未管理状態の場合、ユーザーは MDM プロファイルを削除できます。
• ユーザーは、個人のデータの安全を確保しつつ、E メール、連絡先、カレンダー、Wi-Fi、VPN など、組織のリソースに安全にアクセスできます。ユーザーは、個人のデータの個人 Apple ID を保守し、組織のデータ用の管理対象 Apple ID を使用します。
• IT 部門がデバイスから削除できるのは、組織のデータに限られるため、写真や文書といったユーザー個人のデータは保護されます。ユーザーは対話方式で登録を完了する必要があるため、MDM のステータスはユーザー承認済みとなり、管理者にデバイス管理の特権が付与されます。

前提条件

ユーザーは、関連するビジネス・マネージャー・アカウントを通じ、管理対象 Apple ID または統合済み AD 資格情報を取得する必要があります。

WebUI

• BYOD 登録の場合は、「デバイス・リスト」ページの登録タイプ列に「BYOD」と表示されます。ユーザーは登録タイプ別にデバイスをフィルターできます。
• 「プライマリユーザー」列では、Apple BYOD ユーザーの登録に使用される、管理対象 Apple ID が表示されます。

BYOD に適用されるアクション

• ロック (iOS のみ)
• ポリシーの削除
• VPP アプリとブックのプッシュ
• 登録解除

BYOD に適用されるポリシー

• パスコード・ポリシー

• 証明書ポリシー