以前のバージョンからのアップグレード

Remote Control をバージョン 9.x からバージョン 10 に初めてアップグレードする場合、特定のコンポーネントのアップグレード順序はありません。

サーバーのアップグレード時に、インストーラーは、以前のバージョンのサーバーが存在し、そのサーバーインスタンスがバージョン10にアップグレードされていることを検出します。

ターゲット、ブローカー、ゲートウェイおよびコントローラーをアップグレードする場合、アップグレード・プロセスは以下のもので構成されます。
  • バージョン 10 コンポーネントのインストール
  • コンポーネントの構成をマイグレーション
  • コンポーネントの以前のバージョンをアンインストール

バージョン 9.0.0 より古い Remote Control からアップグレードする場合、異なるコンポーネントが正しい順序でアップグレードされないと、互換性の問題が発生する可能性があります。

この制約は、ゲートウェイ・コンポーネントとブローカー・コンポーネントがデプロイされている環境にのみ該当します。こうした環境では、サーバー・コンポーネントまたはターゲット・コンポーネントに先んじて、ブローカーとゲートウェイを更新する必要があります。ブローカーとゲートウェイのアップグレードが完了したら、ターゲットとサーバーを、(この両者の間には依存関係が存在しないため) 環境に最も適した順序でアップグレードできます。