サーバー・コンポーネントのアップグレード

BigFix® Remote Control Server ソフトウェアが既にインストールされている場合は、元のインストールと同様のタイプのインストールを実行することで、コンポーネントをアップグレードします。

アップグレードを開始する前に、プロパティー・ファイルおよび記録ファイル (該当する場合) をバックアップする必要があります。また、該当する場合は、すべての証明書をバックアップします。証明書のバックアップとリストアについて詳しくは、「BigFix® Remote Control 管理者ガイド」を参照してください。

プロパティー・ファイル
  • common.properties
  • ldap.properties
  • trc.properties
  • log4j2.properties
  • controller.properties

これらのファイルは、以下のディレクトリーにあります。

Windows® システム
[InstallDir]wlp\usr\servers\trcserver\apps\TRCAPP.ear\trc.war\WEB-INF\classes\ InstallDir は、Remote Control サーバーのインストール・ディレクトリーです。例えば、次のようになります。 C:\Program Files ( x86)\BigFix\TRC\server\wlp\usr\servers\trcserver\apps\TRCAPP.ear\trc.war\WEB-INF\classes\
Linux® システム
[InstallDir]wlp/usr/servers/trcserver/apps/TRCAPP.ear/trc.war/WEB-INF/classes/ InstallDir は、Remote Control サーバーのインストール・ディレクトリーです。
記録ファイル
ビデオ記録フォルダーは、trc.properties ファイルの rc.recording.directory プロパティーで定義されています。
サーバー・コンポーネントのアップグレードは、以下のいずれかの方法を使用して実行できます。
インストール・ファイルを使用する
コンポーネントのインストール・ファイルの入手について詳しくは、インストール・ファイルの入手を参照してください。インストーラーを使用したサーバーのインストールについて詳しくは、サーバー・インストーラーを使用したインストールを参照してください。
注: インストール時に、既存のプロパティー・ファイルを保持するように選択してください。データベースのドロップは選択しないでください。
WebSphere 8.5 へのサーバーのインストールについて詳しくは、WebSphere Application Server バージョン 8.5.5 でのインストール: WAR ファイルのデプロイを参照してください。
BigFix® コンソールを使用する
BigFix® コンソール・インフラストラクチャーがインストールされている場合は、サーバー・インストール・タスクを作成および実行することでサーバーをアップグレードします。ウィザードを使用したサーバー構成タスクの作成について詳しくは、「BigFix® Remote Control コンソール・ユーザーズ・ガイド」を参照してください。
注: サーバー・タスクの作成時に、既存のデータベースを保持する場合は、データベースをドロップするオプションを選択しないでください。
アップグレードが完了したら、新しいバージョンがインストールされたことを確認し、新しいプロパティー・ファイルを手動で編集します。バックアップしたプロパティー・ファイル内にある値を使用して、値を更新します。該当する場合は、記録ファイルと証明書をリストアします。