Windows ターゲットのインストール

この trc_target_setup.exe ファイルは、Remote Control ターゲット・コンポーネントを Windows システムにインストールするために必要です。

始める前に

Windows コンポーネントのインストール・ファイルの入手方法について詳しくは、「Remote Control コンポーネントのインストール」を参照してください。適切な方法を選択してファイルを入手してください。

このタスクについて

手順

  1. trc_target_setup.exe ファイルを実行します。
  2. 「ようこそ」画面で「次へ」をクリックします。
  3. 使用許諾契約に合意します。「次へ」をクリックします。
  4. インストール・ファイルのデフォルトの場所を受け入れるか、「変更」をクリックして別の場所を選択します。
  5. ターゲットの接続先となる Remote Control サーバーのホスト名を指定します。
    例えば、trcserver.example.com です。
    注: サーバーのインストール時に HTTPS を使用することを選択した場合は、「セキュア接続 (https) を使用」を選択します。
  6. セキュア・ターゲット登録の場合は、「サーバーのアドレス」ウィンドウに Registration トークンを入力するか貼り付けます。
    必ず「セキュア接続 (https) を使用」も選択してください。セキュア・ターゲット登録について詳しくは、を参照してください。 セキュア・ターゲット登録用のトークンの追加
  7. 詳細設定を行う場合は、「詳細設定」をクリックします。
    サーバー・ポート
    このポートは、サーバーのインストール時に「Web サーバー上のサーバー・ポート」パラメーターとして入力した値と一致している必要があります。
    サーバー・コンテキスト
    サーバー・コンテキストは、サーバーに接続するための URL の一部として使用されます。これは、サーバーのインストール時に 「Web サーバーのパラメーター」画面の「URL のパス (Path to URL)」フィールドで「/」の後ろに入力した値と一致している必要があります。
    FIPS 認定の暗号プロバイダーの使用
    ターゲットで FIPS 準拠を有効にするには、このオプションを選択します。FIPS 準拠の有効化について詳しくは、ターゲットでの FIPS 準拠の有効化を参照してください。
    NIST SP800-131A 準拠性を使用可能にする (FIPS を使用可能にする) (Enable NIST SP800-131A compliance (Enables FIPS))
    ターゲットで NIST SP800-131A 準拠を有効にするには、このオプションを選択します。NIST SP800-131A 準拠の有効化について詳しくは、Remote Control における NIST SP800-131A 準拠を参照してください。
  8. 「次へ」をクリックします。
  9. プロキシー・サーバーを使用しない場合は、「プロキシー設定」画面で「次へ」をクリックします。
    • プロキシーを使用するには、「プロキシー・サーバーまたは Remote Control ゲートウェイを使用します」を選択します。
      1. プロキシー・サーバーの IP アドレスまたはホスト名を入力します。
      2. プロキシー・サーバーが listen しているポートを入力します。
      3. HTTP プロキシーを使用するのか、Remote Control ゲートウェイを使用するのかを選択します。
      4. プロキシー・サーバーで認証が必要な場合は、「プロキシーは認証が必要です」を選択します。プロキシー・サーバーに対する認証に ID およびパスワードを入力します。ターゲットの始動時にユーザー ID およびパスワードは自動的に暗号化されます。パスフレーズの自動暗号化について詳しくは、「BigFix® Remote Control 管理者ガイド」を参照してください。
        注: ユーザー ID およびパスワードが暗号化された後にターゲット・インストーラーを再実行して「変更」を選択すると、ユーザー ID のフィールドに暗号化されたユーザー ID とパスワードの組み合わせが表示されます。パスワード・フィールドは空のままです。
      5. 「次へ」をクリックします。
  10. 着信リモート・コントロール・セッションの listen に使用するポート値を受け入れるか、変更します。「次へ」をクリックします。
    注: ご使用のオペレーティング・システムに、ファイアウォール、アンチウィルス、侵入検知システムがデフォルトでインストールされている場合があります。詳しくは、「ターゲットの要件」を参照してください。
  11. P2P モードへのフェイルオーバーを有効にするには、以下のいずれかのオプションを選択します。
    サーバーの状況によらない
    サーバーが使用可能かどうかに関係なく、コントローラーとこのターゲットとの間に直接、P2P セッションを確立できます。「P2P」ポリシーをクリックして、P2P セッション中にターゲットで使用するローカル・ポリシーを設定します。「次へ」をクリックして、P2P ポリシー画面を移動します。
    サーバーのダウン時またはアクセス不能時のみ
    サーバーがダウンしているか、ターゲットがサーバーに接続できない場合にのみ、P2P セッションを確立できます。「P2P」ポリシーをクリックして、P2P セッション中にターゲットで使用するローカル・ポリシーを設定します。「次へ」をクリックして、P2P ポリシー画面を移動します。
    実行しない
    コントローラーとこのターゲットとの間に直接 P2P セッションを確立することはできません。このオプションを選択した場合は、ステップ 12 から続行してください。
    ピアツーピア・ポリシー
    セッション・ポリシー・オプション
    1. セッション・ポリシー・オプション

    インストール・オプション。

    ターゲット・プロパティー デフォルト値 説明
    アクティブ AllowActive 選択済み。 ターゲットがアクティブ P2P セッションに参加できるかどうかを決定します。開始できる各種タイプのリモート・コントロール・セッションについて詳しくは、「BigFix® Remote Control コントローラー・ユーザーズ・ガイド」を参照してください。
    選択済み。
    ターゲットはアクティブ P2P セッションに参加でき、コントローラー・ウィンドウのセッション・タイプ・リストで「アクティブ」オプションが使用可能です。「アクティブ」オプションは、「接続のオープン」ウィンドウにも表示されます。
    未選択
    ターゲットはアクティブ P2P セッションに参加できず、コントローラー・ウィンドウのセッション・タイプ・リストで「アクティブ」オプションは使用できません。
    ガイダンス AllowGuidance 選択済み。 ターゲットがガイダンス P2P セッションに参加できるかどうかを決定します。開始できる各種タイプのリモート・コントロール・セッションについて詳しくは、「BigFix® Remote Control コントローラー・ユーザーズ・ガイド」を参照してください。
    選択済み。
    ターゲットはガイダンス P2P セッションに参加でき、コントローラー・ウィンドウのセッション・タイプ・リストで「ガイダンス」オプションが使用可能です。「ガイダンス」オプションは、「接続のオープン」ウィンドウにも表示されます。
    未選択
    ターゲットはガイダンス P2P セッションに参加できず、コントローラー・ウィンドウのセッション・タイプ・リストで「ガイダンス」オプションは使用できません。
    モニター AllowMonitor 選択済み。 ターゲットがモニター P2P セッションに参加できるかどうかを決定します。開始できる各種タイプのリモート・コントロール・セッションについて詳しくは、「BigFix® Remote Control コントローラー・ユーザーズ・ガイド」を参照してください。
    選択済み。
    ターゲットはモニター P2P セッションに参加でき、コントローラー・ウィンドウのセッション・タイプ・リストで「モニター」オプションが使用可能です。「モニター」オプションは、「接続のオープン」ウィンドウにも表示されます。
    未選択
    ターゲットはモニター P2P セッションに参加できず、コントローラー・ウィンドウのセッション・タイプ・リストで「モニター」オプションは使用できません。
    高品質カラーを使用可能にする EnableTrueColor 未選択

    セッションの開始時に、コントローラー・ウィンドウでターゲット・デスクトップを高品質カラーで表示するかどうかを決定します。Lock color quality と併用します。

    選択済み。
    セッション開始時にトゥルー・カラーの 24 ビット・モードでターゲット・デスクトップが表示されます。部分的な画面更新も有効になります。
    未選択
    セッション開始時に 8 ビット・カラー・モードでターゲット・デスクトップが表示されます。部分的な画面更新も有効になります。この値はデフォルト値です。
    カラー品質のロック LockColorDepth 未選択

    リモート・コントロール・セッション開始時のカラー品質を、セッション中に変更できるかどうかを判別します。Enable high quality colors と併用します。

    選択済み。
    リモート・コントロール・セッションに対して選択された初期カラー品質はロックされ、セッション中に変更することはできません。コントローラー・ウィンドウで、「パフォーマンス設定」アイコンが使用不可になります。コントローラー・ユーザーは、ネットワークが低速の場合にセッションのパフォーマンスを向上させるために設定を変更することができません。
    未選択
    セッション中にカラー品質を変更することができます。コントローラー・ウィンドウで、「パフォーマンス設定」アイコンが使用可能になります。
    デスクトップ・バックグラウンドの除去 RemoveBackground 未選択 ターゲットにデスクトップ背景画像が設定されている場合は、このプロパティーを使用して、リモート・コントロール・セッション中にビューから背景を削除することができます。
    選択済み。
    リモート・コントロール・セッション中に、ターゲットのデスクトップ・バックグラウンド・イメージは表示されません。
    未選択
    リモート・コントロール・セッション中、ターゲットのデスクトップ背景画像は表示されます。
    スクリーン・セーバーがアクティブな場合にスクリーン・セーバーの更新を停止する NoScreenSaver 未選択 スクリーン・セーバーがアクティブであることが検出されたときに、ターゲットによる画面更新の送信を停止します。
    選択済み。
    ターゲット・システムでスクリーン・セーバーがアクティブであるときに、ターゲットによる画面更新の送信が停止されます。コントローラーには、シミュレートされたスクリーン・セーバーが表示されて、スクリーン・セーバーがリモート・ディスプレイでアクティブになっていることがコントローラー・ユーザーに示されます。コントローラー・ユーザーは、キーを押すかマウスを動かすことによりスクリーン・セーバーを解除することができます。
    未選択
    シミュレートされたスクリーン・セーバーはセッション・ウィンドウに表示されません。ターゲット画面が通常どおり表示され、ターゲットは引き続き画面更新を送信します。

    ポリシー・オプション

    2. P2P ポリシーの説明 -

    インストーラー画面の名前

    ターゲット・プロパティー これがデフォルト値です。 説明
    チャットの無効化 DisableChat 未選択 ターゲットとのチャット・セッションを開始し、P2P セッション中にコントローラー・ユーザーともチャットすることができるかどうかを決定します。
    選択済み。
    「接続のオープン」ウィンドウで接続タイプとして「チャットのみ」が選択された場合、セッションは拒否されます。セッション中、コントローラー・ウィンドウでチャット・アイコンは使用できません。
    未選択
    「接続のオープン」ウィンドウから「チャットのみ」セッションを開始できます。セッション中、コントローラー・ウィンドウでチャット・アイコンが使用できます。
    チャット メッセージの保存 AutoSaveChat 未選択 チャット・セッション中に入力されたチャット・メッセージを保存するかどうかを決定します。
    選択済み。
    チャット・メッセージは、ターゲットの作業ディレクトリー内の HTML ファイルに保存されます。この場所は、ターゲット・プロパティー WorkingDir で定義されます。ファイル名の先頭には chat- が付加されています。例えば、Windows システムで、chat-m15.html という名前のファイルが次の場所に保存されます。

    c:\Documents and Settings\All Users\Application Data\BigFix\Remote Control

    未選択
    チャット・メッセージはファイルに保存されません。
    ターゲットからコントローラーへのファイル転送を使用不可にする DisableFilePull 未選択 セッション中にターゲットからコントローラーにファイルを転送できるかどうかを決定します。
    選択済み。
    ファイルをターゲットからコントローラーに転送できます。
    未選択
    ファイルをターゲットからコントローラーに転送することはできません。
    コントローラーからターゲットへのファイル転送を使用不可にする DisableFilePush 未選択 セッション中にコントローラーからターゲットにファイルを転送できるかどうかを決定します。
    選択済み。
    ファイルをコントローラーからターゲットに転送できます。
    未選択
    ファイルをコントローラーからターゲットに転送することはできません。
    クリップボード転送の無効化 DisableClipboard 未選択 クリップボード転送メニューを使用できるかどうかを決定します。このメニュー・オプションは、リモート・コントロール・セッション中にコントローラーとターゲットとの間でクリップボードの内容を転送する場合に使用します。
    選択済み。
    クリップボード転送メニューはセッション中に使用可能であり、ターゲットとの間でクリップボードの内容を転送できます。
    未選択
    セッション中、クリップボード転送メニューは使用できません。
    「ローカル記録機能の許可」 AllowRecording 選択済み。 コントローラー・ユーザーがセッションのローカル記録を作成し、それを制御側のシステムに保存できるかどうかを決定します。コントローラー・ウィンドウで記録オプションを使用可能にするかどうかを決定します。セッションの記録について詳しくは、「BigFix® Remote Control コントローラー・ユーザーズ・ガイド」を参照してください。
    選択済み。
    コントローラー・ウィンドウで、記録オプションが使用できます。
    未選択
    コントローラー・ウィンドウで、記録オプションは使用できません。
    コラボレーションの許可 AllowCollaboration 選択済み。 複数のコントローラーがセッションに参加できるかどうかを決定します。コントローラー・ウィンドウでコラボレーション・アイコンを使用可能にするかどうかを決定します。コラボレーション・セッションについて詳しくは、BigFix® Remote Control コントローラー・ユーザーズ・ガイドを参照してください。
    選択済み。
    コントローラー・ウィンドウで、コラボレーション・アイコンが使用できます。
    未選択
    コントローラー・ウィンドウでコラボレーション・アイコンが使用可能になりません。
    セッション・ハンドオーバーの許可 (Allow session handover) AllowHandover 選択済み。 コラボレーション・セッションでマスター・コントローラーがセッションの制御を新規コントローラーに引き渡すことができるかどうかを決定します。コラボレーション・コントロール パネルで 「ハンドオーバー」 ボタンを使用可能にするかどうかを決定します。コラボレーション・セッションについて詳しくは、「BigFix® Remote Control コントローラー・ユーザーズ・ガイド」を参照してください。
    選択済み。
    コラボレーション・コントロール・ウィンドウでハンドオーバー・オプションを使用することができます。
    未選択
    コラボレーション・コントロール・ウィンドウでハンドオーバー・オプションは使用できません。
    既存セッションの切断要求を許可する AllowForceDisconnect 未選択 コントローラー・ユーザーが、ターゲットとのセッションを切断し、代わりにターゲットに接続できるようにするオプションを使用できるかどうかを決定します。Managed および CheckUserLogin プロパティーと併用します。セッションの切断について詳しくは、「BigFix® Remote Control コントローラー・ユーザーズ・ガイド」を参照してください。
    選択済み。
    ターゲットに接続しようとするときに表示されるメッセージ・ウィンドウで、「セッションの切断」 オプションを使用することができます。
    未選択
    ターゲットに接続しようとするときに 「セッションの切断」 オプションを使用することはできません。
    AllowForceDisconnect を有効にするには、CheckUserLogin プロパティーを「はい」、Managed を「いいえ」に設定する必要があります。
    切断猶予時間 (Disconnect grace time) ForceDisconnectTimeout 45 秒単位の時間であり、現在のコントローラー・ユーザーは、この時間内に、現行セッションの切断のためのプロンプトに応答する必要があります。時間内に応答しない場合、コントローラー・ユーザーはセッションから自動的に切断されます。このタイマーは、AllowForceDisconnectCheckUserLogin が「はい」に設定されている場合のみ有効になります。デフォルト値は 45 です。
    アプリケーション・イベント・ログに対する監査 AuditToSystem 選択済み。 リモート・コントロール・セッション中に実行されるアクションが、ターゲット上のアプリケーション・イベント・ログに記録されるかどうかを決定します。このログは、監査のために使用することができます。
    選択済み。
    セッション中に実行された各アクションに対応するエントリーが、ターゲットのアプリケーション・イベント・ログに表示されます。
    未選択
    アプリケーション・イベント・ログにエントリーは記録されません。

    セキュリティー・ポリシー

    3. P2P ポリシーの説明 - セキュリティー・ポリシー
    インストーラー画面の名前 ターゲット・プロパティー デフォルト値 説明。
    Windows ログオンを使用した認証 CheckUserLogin 選択済み。 「接続のオープン」ウィンドウでコントローラー・ユーザーがセッション・タイプ・ボタンをクリックしたときに、ログオン・ウィンドウを表示するかどうかを決定します。
    あり
    ログオン・ウィンドウが表示されるので、コントローラー・ユーザーは有効な Windows IDとパスワードを使用してログオンする必要があります。資格情報が無効な場合、ターゲットはセッションを拒否します。
    なし
    ユーザー確認ウィンドウは表示されずに、P2P セッションが確立されます。
    これらの Windows グループのメンバーである必要があります CheckUserGroup 説明を参照してください。 これがデフォルト値です。
    Windows システム。
    BUILTIN\Administrators
    Linux システム。
    wheel

    「指定ユーザー・グループ」 に値が設定されている場合、認証に使用するユーザー名は、リストされているグループのうちのいずれかのグループのメンバーでなければなりません。そうでない場合は、セッションは拒否されます。複数のグループを指定する場合は、セミコロンで区切る必要があります。例えば、wheel;trcusers です。

    注: デフォルトでは、Windows システムの場合、管理者ユーザーのみにアクセス権限が付与されます。Linux システムの場合、デフォルトではどのユーザーにもアクセス権限は付与されません。この問題を解決するには、以下のいずれかのステップを実行します。
    1. ユーザーに管理者権限も付与する必要がある場合は、それらのユーザーを Administrators グループ (Windows システムの場合) または wheel グループ (Linux システムの場合) のメンバーとして追加します。
    2. ユーザーが管理者権限を持ってはならない場合は、以下のステップを実行します。
      1. グループを作成するか、既存のグループを使用します。例えば、root として次のコマンドを実行します。

        groupadd trcusers

        .
      2. ユーザーをこのグループに追加します。例えば、root として次のコマンドを実行すると、 bsmith から trcusers が追加されます。

        usermod -a -G trcusers <bsmith>

      3. このグループを「指定ユーザー・グループ」フィールドのリストに追加します。
    プライバシーの保護 AllowPrivacy 選択済み。 リモート・コントロール・セッション中に、コントローラー・ユーザーがターゲットのローカル入力および表示をロックできるかどうかを決定します。コントローラー・ウィンドウに「プライバシーの有効化」オプションを表示できるかどうかを決定します。
    選択済み。
    「プライバシーの有効化」オプションは、コントローラー・ウィンドウの「ターゲット内のアクションを実行」メニューで選択できます。
    未選択
    「プライバシーの有効化」オプションは、コントローラー・ウィンドウの「ターゲット内のアクションを実行」メニューで選択できません。
    「入力ロックの許可」 AllowInputLock 選択済み。 このプロパティーは、「プライバシーの保護」と組み合わせても、単独で使用しても機能します。リモート・コントロール・セッション中にターゲット・ユーザーのマウスとキーボードをロックするには、「入力ロックの許可」を選択します。
    選択済み。
    コントローラー・ウィンドウで「ターゲット内のアクションを実行」メニューの「ターゲットの入力をロック」メニュー項目が有効になります。「ターゲットの入力をロック」を選択すると、リモート・コントロール・セッション中、ターゲット・ユーザーのマウスとキーボードをロックします。ターゲット・ユーザーに対してはターゲット画面が引き続き表示されます。
    未選択
    コントローラー・ウィンドウの「ターゲット内のアクションを実行」メニューで「ターゲットの入力をロック」メニュー項目は有効になりません。
    注: セッション中に「プライバシーの有効化」が選択された場合は、リモート・ユーザー入力が自動的にロックされます。入力をロックせずにプライバシーを使用可能にすることはできません。
    セッションの開始時にプライバシーを使用可能にする EnablePrivacy 未選択 すべてのセッションのローカル入力および表示をロックするかどうかを決定します。これにより、ターゲット・ユーザーは、リモート・コントロール・セッション中にターゲット画面を操作できなくなります。
    選択済み。
    セッションが開始されると、プライバシー・ビットマップによってターゲット画面がブランクになります。ターゲット・ユーザーは、セッション中は画面を操作できなくなります。その場合でも、コントローラー・ウィンドウでは、ターゲット・デスクトップがコントローラー・ユーザーに表示されます。
    未選択
    セッションの開始時にターゲット画面はブランクにならず、ターゲット・ユーザーは画面を操作することができます。
    セッションの開始時に入力ロックを使用可能にする EnableInputLock 未選択 このプロパティーは、「プライバシーの有効化」との組み合わせで機能します。Enable input lock を使用すると、プライバシー・モードが有効になっているときに、ターゲット・ユーザーがリモート・コントロール・セッション中に画面を表示できるかどうかを決定できます。
    選択済み。
    プライバシー・モードの場合、セッション中、ターゲット画面はターゲット・ユーザーに表示されますが、ユーザーのマウスおよびキーボードの制御はロックされます。
    未選択
    セッション中、ターゲット画面はターゲット・ユーザーから見えるようになっておらず、プライバシー・ビットマップがターゲットに表示されます。ターゲット・ユーザーのマウスとキーボードも無効になります。
    注: Enable privacy Enable input lock を有効にするには選択する必要があります。
    画面上のセッション通知の有効化 EnableOSSN 未選択 半透明のレイヤーをターゲット画面に表示するかどうかを決定します。レイヤーには、リモート・コントロール・セッションが進行中であることを示すテキストが表示されます。これはプライバシーが重要である場合に使用できます。これによりユーザーは、誰かが自分の PC をリモート側で表示または制御しているときに、それを明確に認識できます。
    選択済み。
    半透明のレイヤーがターゲット画面に表示されます。テキストでは、どのタイプのリモート・コントロール・セッションが進行中であるかが示されます。For example : Remote Control - Active Mode. このレイヤーはキーボードおよびマウスのアクションを妨害するものではありません。そのため、ユーザーは引き続き自分の画面を操作できます。
    未選択
    半透明のレイヤーはターゲット画面に表示されません。
    注: このポリシーは、Windows オペレーティング・システムがインストールされているターゲットでのみサポートされます。
    パニック・キーの無効化 DisablePanicKey 未選択 ターゲット・ユーザーが Pause/Break キーを使用してリモート・コントロール・セッションを自動終了できるかどうかを決定します。
    選択済み。
    ターゲット・ユーザーは Pause Break キーを使用してリモート・コントロール・セッションを自動終了できません。
    未選択
    ターゲット・ユーザーは、PAUSE/BREAK キーを使用してリモート・コントロール・セッションを自動的に終了できます。
    非アクティブ状態タイムアウト IdleTimeout 360
    セッション・アクティビティーがない場合に、接続の終了まで待機する秒数。タイマーを無効にして、セッションが自動的に終了しないようにするには、この値を 0 に設定します。最小タイムアウト値は 60 秒です。1 から 59 までの値を設定した場合、セッションは 60 秒間アクティビティーがないとタイムアウトになります。
    注: 非アクティブ・タイムアウトの値は、「アクティブ」セッション・モードにのみ適用されます。他のセッション・モードの使用時には、セッションは自動的に終了しません。
    デフォルト値は 360 です。

    ユーザー確認ポリシー

    4. P2P ポリシーの説明 - ユーザー確認ポリシー
    インストーラー画面の名前 ターゲット・プロパティー デフォルト値 説明。
    テークオーバー・セッション ConfirmTakeOver 選択済み。 リモート・コントロール・セッションが要求された場合にユーザー確認ウィンドウを表示するかどうかを決定します。
    選択済み。
    ターゲット・ユーザーに対してユーザー確認ウィンドウが表示され、ユーザーはセッションを受け入れるか、拒否します。
    未選択
    ユーザー確認ウィンドウは表示されずに、セッションが確立されます。
    セッション・モードを変更 ConfirmModeChange 選択済み。 コントローラー・ユーザーがコントローラー・ウィンドウのセッション・モード・リストから別のセッション・モードを選択した場合に、ユーザー確認ウィンドウを表示するかどうかを決定します。
    選択済み。
    セッション・モードの変更が要求されるたびにユーザー確認ウィンドウが表示されます。ターゲット・ユーザーは、要求を受け入れるか、拒否する必要があります。
    未選択
    ユーザー確認ウィンドウは表示されず、セッション・モードは自動的に変更されます。
    [ファイル転送] ConfirmFileTransfer 選択済み。 コントローラー・ユーザーがターゲットとコントローラーとの間でファイルを転送する場合にユーザー確認ウィンドウを表示するかどうかを決定します。
    選択済み。
    確認ウィンドウは、以下のオプションが選択されている場合に表示されます。ターゲット・ユーザーは、ファイル転送を受け入れるか、拒否する必要があります。
    • コントローラー・ユーザーが、コントローラー・ウィンドウの「ファイルの転送」メニューから 「ファイルをプル」 を選択した場合。
      注: 要求を受け入れた後に、ターゲット・ユーザーは転送するファイルを選択する必要があります。
    • コントローラー・ユーザーが、ターゲット・ウィンドウの「アクション」メニューから「コントローラーへファイルを送信」を選択した場合。
    未選択
    要求された場合、確認ウィンドウは表示されず、ファイルは自動的にターゲットからコントローラー・システムに転送されます。
    システム情報 ConfirmSysInfo 選択済み。 コントローラー・ユーザーがターゲット・システム情報の表示を要求した場合にユーザー確認ウィンドウを表示するかどうかを決定します。
    選択済み。
    コントローラー・ユーザーがコントローラー・ウィンドウでシステム情報アイコンをクリックすると、ユーザー確認ウィンドウが表示されます。ターゲット・ユーザーは、ターゲット・システム情報の表示要求を受け入れるか、拒否する必要があります。
    未選択
    コントローラー・ユーザーがシステム情報アイコンをクリックすると、ターゲット・システム情報が自動的に表示されます。
    ローカル記録 ConfirmRecording 選択済み。 コントローラー・ユーザーがコントローラー・ウィンドウで記録アイコンをクリックした場合に、ユーザー確認ウィンドウを表示するかどうかを決定します。
    選択済み。
    コントローラー・ユーザーがコントローラー・ウィンドウで記録アイコンをクリックすると、ユーザー確認ウィンドウが表示されます。ターゲット・ユーザーが 「受け入れ」 をクリックした場合、コントローラー・ユーザーは、記録の保存先を選択できます。ターゲット・ユーザーが 「拒否」 をクリックした場合は、コントローラーに拒否のメッセージが表示されます。
    注: ターゲット・ユーザーが記録の要求を受け入れた後、コントローラー・ユーザーが同一セッション内でローカル記録を停止してから再開した場合、確認ウィンドウは再表示されません。また、拒否のメッセージは英語で表示され、翻訳されません。
    未選択
    コントローラー・ユーザーがコントローラー・ウィンドウの記録アイコンをクリックすると、ユーザー確認ウィンドウは表示されません。コントローラー・ユーザーは、続いて記録の保存先を選択できます。
    連携 ConfirmCollaboration 選択済み。 別のコントローラー・ユーザーがターゲットとのコラボレーション・セッションへの参加を要求した場合に、ユーザー確認ウィンドウを表示するかどうかを決定します。
    選択済み。
    コントローラー・ユーザーがコラボレーション・セッションに参加しようとすると、ユーザー確認ウィンドウが表示されます。ターゲット・ユーザーは、要求を受け入れるか、拒否する必要があります。ターゲット・ユーザーが 「受け入れ」 をクリックした場合、追加コントローラーはコラボレーション・セッションに参加します。「拒否」 をクリックした場合は、コントローラーにメッセージが表示され、別のコントローラーはコラボレーション・セッションに参加できません。
    未選択
    別のコントローラーがコラボレーション・セッションに自動的に参加します。
    ユーザーの受け入れ猶予時間 AcceptanceGraceTime 45 セッションが開始されるまで、またはタイムアウトになるまでに、ターゲット・ユーザーの応答を待機する秒数を設定します。「テークオーバー・セッション」ともに使用されます 。
    • 許容値は 0 から 60 です。0 に設定された場合は、ターゲットにユーザー確認のメッセージ・ボックスが表示されずに、アクティビティーが開始します。
    注: 「テークオーバー・セッション」 が選択されている場合、User acceptance grace time には必ず 0 より大きい値を設定して、ターゲット・ユーザーが応答するための時間をとれるようにしてください。
    確認要求のタイムアウト時も続行 AcceptanceProceed 未選択 ユーザー確認がタイムアウトになった場合でもセッションを続行します。ターゲット・ユーザーは、Acceptance grace time に定義された秒数内に「受け入れ」または「拒否」をクリックしません。
    選択済み。
    セッションが開始されます。
    未選択
    セッションは開始されません。
    ユーザーがログオンしていないときは、ユーザーの受け入れのプロンプトを表示しない AutoWinLogon 選択済み。 ユーザーがターゲットにログオンしていない場合に、セッションを開始できるようにするかどうかを決定します。
    選択済み。
    ターゲットでセッションが開始されます。
    未選択
    セッションは開始されず、以下のメッセージが表示されます。セッションを確認するためにログインしているユーザーが存在しないため、セッションは拒否されました
    ウィンドウの非表示を使用可能にする (非推奨) HideWindows 未選択
    注: 「セッション中に選択したウィンドウを表示/非表示にする」機能は、Windows 7 以降のすべてのバージョンで廃止されました。
    Confirm incoming connections も選択されているときに、ユーザー確認ウィンドウに「ウィンドウの非表示」チェック・ボックスを表示するかどうかを決定します。
    選択済み。
    ユーザー確認ウィンドウに「ウィンドウの非表示」チェック・ボックスが表示されます。
    未選択
    ユーザー確認ウィンドウに「ウィンドウの非表示」チェック・ボックスは表示されません。

    セッション・スクリプト

    5. P2P ポリシーの説明 - セッション・スクリプト・ポリシー
    インストーラー画面の名前 ターゲット・プロパティー デフォルト値 説明。
    セッション前に実行するスクリプト RunPreScript 未選択 リモート・コントロール・セッションの開始前にユーザー定義スクリプトを実行する必要があるかどうかを決定します。セッションが許可された直後であり、かつコントローラー・ユーザーがターゲットにアクセスする前に実行されます。スクリプト実行の結果およびセッションの続行は、「開始前/終了後スクリプトの失敗時も続行」で設定される値によって決まります。
    選択済み。
    リモート・コントロール・セッションが要求されると、定義済みスクリプトは、コントローラー・ユーザーがターゲットへのアクセス権限を持つ前に実行されます。
    未選択
    セッション前にスクリプトは実行されません。
    セッション前スクリプトおよびセッション後スクリプトのセットアップについて詳しくは、BigFix® Remote Control 管理者ガイドの『セッション・ポリシー』の章を参照してください。
    セッション後に実行するスクリプト RunPostScript 未選択 リモート・コントロール・セッションの完了後にユーザー定義スクリプトを実行するかどうかを決定します。
    選択済み。
    リモート・コントロール・セッションが終了すると、ユーザー定義スクリプトが実行されます。
    未選択
    セッション後にスクリプトは実行されません。
    セッション前およびセッション後のスクリプトのセットアップについて詳しくは、「BigFix® Remote Control 管理者ガイド」の『サーバー・セッション・ポリシー』の章を参照してください。
    スクリプトの失敗時にセッションを続行する ProceedOnScriptFail 未選択 セッション前スクリプトまたはセッション後スクリプトの実行に失敗した場合でもセッションを続行します。正の値または 0 の場合は、セッション前スクリプトまたはセッション後スクリプトの実行が成功したとみなされます。負の値の場合や、スクリプトが見つからなかったエラーの場合、あるいはスクリプトが 3 分以内に完了しなかった場合は、失敗とみなされます。
    選択済み。
    セッション前スクリプトまたはセッション後スクリプトの実行が失敗した場合でも、セッションは続行します。
    未選択
    セッション前スクリプトまたはセッション後スクリプトの実行が失敗した場合、セッションは続行せずに直ちに終了します。
    定義およびプロパティーの詳細については、ターゲットの構成で設定可能なプロパティーを参照してください。

    セッション・ポリシー・オプション

    6. セッション・ポリシー・オプション

    インストール・オプション。

    ターゲット・プロパティー デフォルト値
    アクティブ AllowActive 選択済み。
    ガイダンス AllowGuidance 選択済み。
    モニター AllowMonitor 選択済み。
    高品質カラーを使用可能にする EnableTrueColor 未選択
    カラー品質のロック LockColorDepth 未選択
    デスクトップ・バックグラウンドの除去 RemoveBackground 未選択
    スクリーン・セーバーがアクティブな場合にスクリーン・セーバーの更新を停止する NoScreenSaver 未選択

    ポリシー・オプション

    7. ポリシーの説明 -

    インストーラー画面の名前

    ターゲット・プロパティー これがデフォルト値です。
    チャットの無効化 DisableChat 未選択
    チャット メッセージの保存 AutoSaveChat 未選択
    ターゲットからコントローラーへのファイル転送を使用不可にする DisableFilePull 未選択
    コントローラーからターゲットへのファイル転送を使用不可にする DisableFilePush 未選択
    クリップボード転送の無効化 DisableClipboard 未選択
    「ローカル記録機能の許可」 AllowRecording 選択済み。
    コラボレーションの許可 AllowCollaboration 選択済み。
    セッション・ハンドオーバーの許可 (Allow session handover) AllowHandover 選択済み。
    既存セッションの切断要求を許可する AllowForceDisconnect 未選択
    切断猶予時間 (Disconnect grace time) ForceDisconnectTimeout 45
    アプリケーション・イベント・ログに対する監査 AuditToSystem 選択済み。

    セキュリティー・ポリシー

    8. セキュリティー・ポリシー
    インストーラー画面の名前 ターゲット・プロパティー デフォルト値
    Windows ログオンを使用した認証 CheckUserLogin 選択済み。
    これらの Windows グループのメンバーである必要があります CheckUserGroup 説明を参照してください。
    プライバシーの保護 AllowPrivacy 選択済み。
    「入力ロックの許可」 AllowInputLock 選択済み。
    セッションの開始時にプライバシーを使用可能にする EnablePrivacy 未選択
    セッションの開始時に入力ロックを使用可能にする EnableInputLock 未選択
    画面上のセッション通知の有効化 EnableOSSN 未選択
    パニック・キーの無効化 DisablePanicKey 未選択
    非アクティブ状態タイムアウト IdleTimeout 360

    ユーザー確認ポリシー

    9. ユーザー確認ポリシー
    インストーラー画面の名前 ターゲット・プロパティー デフォルト値
    テークオーバー・セッション ConfirmTakeOver 選択済み。
    セッション・モードを変更 ConfirmModeChange 選択済み。
    [ファイル転送] ConfirmFileTransfer 選択済み。
    システム情報 ConfirmSysInfo 選択済み。
    ローカル記録 ConfirmRecording 選択済み。
    連携 ConfirmCollaboration 選択済み。
    ユーザーの受け入れ猶予時間 AcceptanceGraceTime 45
    確認要求のタイムアウト時も続行 AcceptanceProceed 未選択
    ユーザーがログオンしていないときは、ユーザーの受け入れのプロンプトを表示しない AutoWinLogon 選択済み。
    ウィンドウの非表示を使用可能にする HideWindows 未選択

    セッション・スクリプト

    10. セッション・スクリプト・ポリシー
    インストーラー画面の名前 ターゲット・プロパティー デフォルト値
    セッション前に実行するスクリプト RunPreScript 未選択
    セッション後に実行するスクリプト RunPostScript 未選択
    スクリプトの失敗時にセッションを続行する ProceedOnScriptFail 未選択
    追加機能
    仮想スマート・カード・リーダー・ドライバーをインストールするには、「仮想スマート・カード・リーダー用のデバイス・ドライバーをインストール (Install device driver for Virtual Smart Card Reader)」を選択します。スマート・カード・リーダー・ドライバーについて詳しくは、ターゲットへのスマート・カード認証のサポートのためのドライバーのインストールを参照してください。
  12. 「インストール」をクリックしてインストールを開始します。
  13. インストールが完了したら、「完了」をクリックします。