DHCP オプション 60 の設定

オプション 60 (クラス ID) は、PXE サーバーの場所が既知であることをターゲットに通知します。

DHCP オプション 60 を Windows DHCP サーバーに追加する

デフォルトでは、オプション 60 は Windows で設定されていません。OS Deployment サーバーが DHCP サーバーと同じホスト上で実行されている場合は、このオプションを追加し、その値を PXEClient に設定し、PXE クライアントに OS Deployment サーバーの検出場所を通知する必要があります。

Windows でオプション 60 を追加するには、以下のステップを実行します。
  1. コマンド・ウィンドウを開きます (「 「スタート」>「ファイル名を指定して実行」> cmd と入力します)。
  2. タイプ netsh
  3. タイプ dhcp
  4. server \\<servername> または server <ip_address> と入力します
  5. その後、次のようなコマンド・プロンプトが表示されますdhcp server>
  6. タイプ add optiondef 60 PXEClient STRING 0 comment=option added for PXE support
  7. タイプ set optionvalue 60 STRING PXEClient
  8. すべてが正しく設定されていることを確認するには、show optionvalue all と入力します

ISC DHCP サーバーを使用したホストへの DHCP オプション 60 の追加

ISC DHCP サーバー2.0 を使用している場合、DHCP オプション 60 をターゲット・グループまたは単一ターゲットに追加するには、構成ファイルのセクションに option dhcp-class-identifier "PXEClient"; というステートメントを追加します。別の PXE アプリケーションに対してオプション 43 (ベンダーカプセル化オプション) を使用していた場合は、そのアプリケーションを BigFix for OS Deployment ターゲットに対して削除してください。

ISC DHCP サーバー3.0 で実行する変更は 2.0 サーバーの場合と同じですが、名前は次のように異なります。
  • BigFix for OS Deployment を実行しているターゲットに vendor-class-identifier "PXEClient"; を追加します
  • 別の PXE アプリケーションを実行している場合は、option space PXE; のオカレンスをすべて削除します。
注: OS Deployment サーバーは、不明なターゲットからの要求を含め、すべての要求に応答します。
注: 「不明なターゲットを完全に無視する」のフラグがサーバーに設定されている場合は、既知のターゲットからの検出要求にのみ応答します。ターゲット・リストに IP アドレスまたはイーサネット・アドレスのいずれかを指定できます。この段階で、リモート・ブート・ターゲットの IP アドレスが認識されます。