データベースのパスワードの更新

データベース・ユーザーのパスワードは必要に応じて更新することができます。例えば、パスワードが変更され、ユーザーが BigFix Inventory にログインできない場合などです。

始める前に

セキュリティー・ユーティリティーを実行する前に、以下のように JAVA_HOME 環境変数を設定する必要があります。
  • set JAVA_HOME=<BFI_INSTALL_DIR>/jre/jre
  • export JAVA_HOME=<BFI_INSTALL_DIR>/jre/jre
重要: 変更を加える前に、server.xml ファイルと database.yml ファイルのバックアップを作成します。

DB2 パスワードの変更について詳しくは、下記を参照してください。「サーバーでのパスワードの保守」。SQL Server パスワードの変更については、「SQL Server のログイン・パスワードの有効期限」を参照してください。

手順

  1. BigFix Inventory がインストールされているコンピューターにログインします。
  2. 以下のコマンドを実行して、データベース・ユーザー用の新しいパスワードを入力します。
    <BFI_INSTALL_DIR>/wlp/bin/securityUtility encode
    パスワードは暗号化された文字列として返されます。これを保存して次の手順で使用します。
    注: AES 暗号化を使用する場合は、上記のコマンドに以下のパラメーターを追加します: --encoding=aes
    <BFI_INSTALL_DIR>/wlp/bin/securityUtility encode --encoding=aes
  3. 以下の構成ファイルを編集して、新しい暗号化パスワードを入力します。
    • BFI_INSTALL_DIR/wlp/usr/servers/server1/server.xml

      DB2 の場合は「properties.db2.jcc」、SQL Server の場合は「properties.microsoft.sqlserver」のデータベース・エントリーを検索し、そのデータベース・エントリーのパスワードを変更します。

      暗号化された新規パスワードを、以下のように password 属性にコピーします。
      • 'xor' エンコーディングの場合: password="{xor}fgspGzAWPTApFzk="
      • 'aes' エンコーディングの場合: password="{aes}fgspGzAWPTApFzk="
    • BFI_INSTALL_DIR/wlp/usr/servers/server1/config/database.yml

      暗号化された新規パスワードを encrypted_password パラメーターにコピーします。

      ヒント: database.yml ファイルを編集する際は、ここに記載されている手順に従います。
  4. BigFix データベースに対して同じユーザーを使用する場合は、次の場所に新規パスワードを入力することも必要です。
    • BigFix サーバー内のデータベース・パスワードを更新します。詳しくは、こちらを参照してください: データベース・パスワードの変更
    • BigFix Inventory で、「管理」 > 「データ・ソース」に移動します。データベース・ユーザーの暗号化されていないパスワードを入力し、「保存」をクリックします。
  5. BigFix Inventory サーバーを再起動します。
    1. BigFix Inventory サーバーを停止する。
    2. BigFix Inventory サーバーを開始します。