リモート・データベースを持つ BigFix サーバーのアップグレード
サポート・サイトのアップグレード Fixletは、リモート・サーバーを正しくアップグレードしません。アップグレードを実行するには、BigFix サーバーのフル・インストーラーを実行します。
リモート・データベースのセットアップは、アップグレード中に問題が発生し、BigFix サーバーのインストーラーを手動で実行後にデータベース接続のリセットを必要とする可能性があります。サポート・サイトのアップグレード Fixletは、リモート・サーバーを正しくアップグレードしないため、アップグレードを実行するには、サーバーのフル・インストーラーを実行する必要があります。アップグレード・プロセスは、サーバー上のリモート・データベースの構成をリセットする可能性があります。アップグレード後に正しくない構成を見つけるために、トラブルシューティング手順を役立てることができます。
アップグレード前のチェックリスト:
- データベースをバックアップします。
- 認証方式が SQL か NT かを確認します。
- NT 認証
- BigFix サーバー・サービスに使用する NT ドメイン・アカウントをメモします。
- SQL 認証
- SQL 認証のレジストリー値に使用する SQL アカウントをメモします。
- ODBC 接続 (bes_bfenterprise、bes_EnterpriseServer、enterprise_setup、および LocalBESReportingServer) のスクリーン・ショットをとります。
- このアカウントの DB 所有者または SA 権限を確認します。アップグレードを実行する NT ユーザー (setup.exe を実行するユーザー) に該当のデータベース権限があることが重要です。
アップグレード手順:
- サポート Fixlet を使用して、サーバー・インストーラーをアップグレードします。
- データベース・サーバーに対する DB 所有者権限があるユーザーとして、サーバー・インストーラーを実行します。サーバーが古いバージョンであることがインストーラーによって認識され、最新バージョンにアップグレードするかどうかを尋ねられます。
トラブルシューティングの手順
インストールが正常に完了しない場合、次の手順を実行します。
- bes_bfenterprise のシステム DSN を確認します。これは、データベース・サーバーを指し、デフォルトのデータベースとして BFEnterprise データベースを使用するように設定されている必要があります。NT 認証または SQL 認証を使用するように設定されていることを再度確認してください。この DSN が正しく構成されていないと、FillDB サービスと GatherDB サービスはデータベースに接続できません。
- LocalBESReportingServer のシステム DSN を確認します。これは、リモート・データベース・サーバーを指し、デフォルトのデータベースとして BESReporting データベースを使用するように設定されている必要があります。NT 認証または SQL 認証を使用するようにシステム DSN が正しく設定されているか確認してください。この構成が正しくない場合、Web レポートのログイン要求前にエラー・メッセージを受け取ります。
- NT 認証を使用する場合、FillDB、GatherDB、および Web レポートの各サービスが、データベースへの権限を持つサービス・アカウントで実行されるように構成されているか確認してください。
- SQL 認証を使用する場合、ユーザー名とパスワードのレジストリー・キーが正しく設定されているか確認してください。
- データベースのバージョンが正しくないことを示すエラー・メッセージがコンソールに表示される場合、データベース・アップグレード・スクリプトを手動で実行してデータベースをアップグレードすることが必要な場合があります。BigFix 管理者ツール (BESAdmin.exe) を実行して、リモートのデータベース・テーブルを更新してください。サイト管理者のパスワードを入力するよう促されます。 注: besadmin.exe は、アカウントにリモート・データベースへの DB 所有者特権または SA 特権がある場合は自動的に実行されます。
これで、BigFix サーバーが正しくアップグレードされました。