LPAR へのディスクの追加

「PowerVM 論理区画 (LPAR) へディスク追加」タスクを使用すると、既存の論理区画 (LPAR) にディスクを追加できます。

始める前に

以下の分析をアクティブ化する必要があります。
  • PowerVM®HMC の概要
  • PowerVM®LPAR の概要
  • PowerVM® 管理対象システムの概要
  • PowerVM®VIOS の概要
分析をアクティブ化するには、サーバー自動化ドメインのドメイン・パネルに移動し、 「仮想化 > Powervm > セットアップと保守」 を選択して、 「PowerVM HMC の概要」を選択します。「分析: PowerVM HMC の概要ペインで、「アクティブ化」を選択します。PowerVM® 管理対象システムの概要、 PowerVM® LPAR の概要、および PowerVM® VIOSの概要分析に対して、このアクションを繰り返します。

タスク内の特定のパラメーターの検証を無効にする方法については、「タスクでの検証の無効化」を参照してください 。

手順

  1. サーバー自動化ドメインを開きます。
  2. ドメイン・パネルで、「仮想化」 > 「PowerVM」 > 「LPAR 操作」 > 「構成管理」 を選択し、「PowerVM 論理区画 (LPAR) へディスク追加」を選択します。
  3. 「区画」セクションで、以下のパラメーターを入力して、ディスクを追加する LPAR を選択します。
    HMC
    ディスクの追加先の LPAR が配置されているハードウェア管理コンソールを選択します。
    管理対象システム
    ディスクの追加先の LPAR が配置されている管理対象システムを選択します。
    パーティション名
    ディスクを追加する LPAR の名前を選択します。パラメーターに与えられた検証をオーバーライドするには、パラメーターの 「検証」列で 「オフ」を選択します。詳しくは、『タスクでの検証の無効化』を参照してください。
  4. 「ストレージ設定」セクションで、新しい LPAR のストレージ値を入力します。「ストレージ・タイプ」リストから、新規 LPAR に対して、仮想小規模コンピューター・システム・インターフェース (vSCSI) またはノード・ポート ID の仮想化 (NPIV) ストレージ・タイプのどちらを使用するかを選択します。
    1. 「vSCSI」を選択した場合は、以下のパラメーターの値を入力します。
      ストレージ・タイプが vSCSI に設定され、vSCSI タイプがハード・ディスクに設定された「ディスクの追加」タスクの「ストレージ設定」セクションのイメージ。
      vSCSI タイプ
      LPAR の新規ディスクにハード・ディスクまたは論理ボリュームのストレージを追加するかどうかを選択します。選択内容に応じて、タスクによって異なるパラメーターが表示されます。「ハード・ディスク」を選択した場合は、以下のパラメーターの値を入力する必要があります。冗長入出力の設定 ハード・ディスクパラメーター。「論理ボリューム」を選択した場合は、以下のパラメーターの値を入力する必要があります。論理ボリューム・グループ論理ボリューム・サイズ (GB)、および論理ボリューム名
      クライアント・アダプター ID
      新しいディスクに使用する LPAR クライアント・アダプターの ID を入力します。パラメーターに与えられた検証をオーバーライドするには、パラメーターの 「検証」列で 「オフ」を選択します。詳しくは、『タスクでの検証の無効化』を参照してください。
      VIO サーバー・パーティション
      アダプター ID を追加する仮想入出力サーバー (VIOS) の名前を選択します。
      VIO サーバー・アダプター ID
      新しいディスクの VIOS で使用するアダプター ID を入力します。パラメーターに与えられた検証をオーバーライドするには、パラメーターの 「検証」列で 「オフ」を選択します。詳しくは、『タスクでの検証の無効化』を参照してください。
      冗長入出力の設定
      マルチパス入出力 (MPIO) 冗長性のための代替パスを設定するかどうかを選択します。「はい」を選択した場合は、以下のパラメーターの値を入力する必要があります。冗長クライアント・アダプター ID冗長サーバー・パーティション、および冗長サーバー・アダプター ID「ハード・ディスク」リストはフィルタリングされ、MPIO が設定されているハード・ディスクのみが表示されます。
      冗長クライアント・アダプター ID
      使用する冗長 LPAR クライアント・アダプターの ID を入力します。
      冗長サーバー・パーティション
      新規ディスクのマルチパスを有効にするために設定する冗長 VIO サーバーを選択します。
      冗長サーバー・アダプター ID
      新規ディスクのための冗長 VIO サーバーで使用する冗長 VIO サーバー・アダプター ID を入力します。
      ハード・ディスク
      vSCSI アダプターに接続する物理ディスクを選択します。ボリューム・グループまたは LPAR に関連付けられているハード・ディスクはリストされません。有効な物理ボリューム ID (PVID) のないハード・ディスクはリストされません。
      ディスク固有 ID
      選択したハード・ディスクの固有 ID を表示します。
      ディスク説明
      ハード・ディスクの説明を表示します。パラメーターに与えられた検証をオーバーライドするには、パラメーターの 「検証」列で 「オフ」を選択します。詳しくは、『タスクでの検証の無効化』を参照してください。
      論理ボリューム・グループ
      新規 SCSI ディスクのストレージを作成する論理ボリューム・グループを選択します。
      論理ボリューム・サイズ (GB)
      新規 SCSI ディスクに割り当てるサイズをギガバイト単位で入力します。
      論理ボリューム名
      論理ボリュームの名前を入力します。
      デバイス名
      VIO サーバーがハード・ディスクに関連付ける仮想ターゲット名を入力します。
    2. 「NPIV」を選択した場合は、以下のパラメーターの値を入力します。
      ストレージ・タイプとして NPIV が選択された「ディスクを追加」タスクの「ストレージ設定」セクションのイメージ。
      クライアント・アダプター ID
      新しいディスクに使用する LPAR クライアント・アダプターの ID を入力します。
      VIO サーバー・パーティション
      新規ディスクのアダプターの追加先の VIOS の名前を選択します。
      VIO サーバー・アダプター ID
      新しいディスクの VIOS で使用するアダプター ID を入力します。
      WWPN の自動生成
      クライアント・アダプターに対して、ワールドワイド・ポート・ネーム (WWPN) を自動的に生成するかどうかを選択します。デフォルト設定は 「はい」 です。「いいえ」を選択した場合は、「WWPN 1」フィールドと「WWPN 2」フィールドにポート名を入力する必要があります。「いいえ」を選択して MPIO を設定する場合は、「冗長 WWPN 1」パラメーターと「冗長 WWPN 2」パラメーターにも値を入力する必要があります。
      WWPN 1
      クライアント・アダプターの最初の WWPN を入力します。
      WWPN 2
      クライアント・アダプターの 2 番目の WWPN を入力します。
      1 次 FC ポート
      1 次ポートとして使用するファイバー・チャネル・ポートを選択します。
      冗長入出力の設定
      マルチパス入出力 (MPIO) 冗長性のための代替パスを設定するかどうかを選択します。「はい」を選択すると、以下のパラメーターが表示されます。冗長クライアント・アダプター ID冗長サーバー・パーティション冗長サーバー・アダプター ID冗長 WWPN 1冗長 WWPN 2、および 2 次 FC ポート
      冗長クライアント・アダプター ID
      使用する冗長 LPAR クライアント・アダプターの固有 ID を入力します。
      冗長 VIO サーバー・パーティション
      冗長クライアント・アダプター ID を追加する冗長サーバー名を選択します。
      冗長サーバー・アダプター ID
      使用する仮想入出力サーバーの冗長アダプター ID を入力します。
      冗長 WWPN 1
      クライアント・アダプターの最初の冗長 WWPN を入力します。
      冗長 WWPN 2
      クライアント・アダプターの 2 番目の冗長 WWPN を入力します。
      2 次 FC ポート
      2 次ファイバー・チャネル・ポートを選択します。
  5. 「アクションの実行」をクリックし、「アクションの実行」ダイアログ・ボックスで、ディスクの追加先の LPAR を選択して「OK」をクリックします。

タスクの結果

「アクション: PowerVM 論理区画 (LPAR) へディスク追加」ウィンドウに 、タスクの進行状況が表示されます。ディスクが LPAR に追加されると、「状況」「完了」に変わります。

次のタスク

新規ディスクがオペレーティング・システムにより検出されるためには、LPAR をアクティブ化、非アクティブ化する必要があります。また、LPAR 上の AIX® オペレーティング・システムでコマンド cfgmgr を実行することもできます。