概説
BigFix Lifecycle Server Automation は BigFix プラットフォーム上に構築されています。Server Automation は BigFix の主要な長所と利点を活用しています。また、BigFix アーキテクチャーの処理能力の考慮事項、待ち時間の影響も受けます。こちらに記載されている構成文書に目を通し、BigFix アーキテクチャーと BigFix Lifecycle Server Automation との関連、最適なパフォーマンス実現のためにシステムを構成する方法について、理解を深めてください。また、この文書では Server Automation 機能が BigFix システムのパフォーマンスに与える影響についても説明しています。
Server Automation には複数の endpoints 全体で Fixlets、Tasks、Baselines を順序付ける機能があります。endpoints 全体で Fixlets、Tasks、Baselines を順序付けるには、Automation Plan を作成して実行します。Automation Plans は Automation Plan Engine で処理されます。Automation Plan を実行すると 、新しい actions が BigFix システムに作成されます。action は Automation Plan 用に作成され、Automation Plan Engine は Automation Plan の各ステップ用に action を作成します。step が完了すると、Automation Plan Engine によって action が停止します。さらに、Automation Plan をスケジュールし、「プリフェッチ・ダウンロード」 機能を使用して Automation Plan 実行前にコンテンツをダウンロードすると、プリフェッチまたはダウンロード・ステートメントを含む追加の action が Automation Plan の各 step に対して作成されます。オープン actions の数をモニターして、システムのパフォーマンスが低下しないようにする必要があります。従来の BigFix 環境では、オープン actions は console operator により手動で作成されていました。Automation Plan Engine は自動的にオープンなアクションを作成するため、システム上のオープン actions の数が多すぎると、システムのパフォーマンスに潜在的な影響があることを留意しておく必要があります。同様に、作成する Automation Plans の数によっては、Automation Plan Engine は数多くの停止/期限切れ actions を残す可能性があります。そのため、システム上でのオープン、クローズ、期限切れ actions の数をモニターして、対応しなければならない場合があります。
待ち時間とリフレッシュの考慮事項の一部は Server Automation 動作に影響を及ぼすため、こういった要因を理解して Server Automation を効果的に使用する必要があります。例えば、Automation Plan を作成した際、Automation Plan は Automation Plan Engine ですぐに使用可能にはなりません。通常、Web レポートと BigFix サーバーのリフレッシュ間隔により、15 秒の遅延が発生します。