トランザクション・ログ・サイズの構成

ご使用の環境が多数のエンドポイントで構成されている場合は、パフォーマンスを向上させるためにトランザクション・ログのサイズを増やしてください。

このタスクについて

トランザクション・ログのサイズは、単一のログ・ファイルのサイズを定義するための LOGFILSIZ DB2 パラメーターを使用して構成できます。このパラメーターに使用できる値を計算するには、まず、ご使用の固有の環境でのトランザクション・ログに必要な合計ディスク・スペースを計算してから、それを乗算する必要があります。このようにして、1 つのトランザクション・ログのサイズを取得します。必要なディスク・スペースの量は、環境内のエンドポイントの数、およびインポート時にデータが処理される最大のスキャン・グループ内のエンドポイントの数によって決まります。

パフォーマンス・テストの実行中に、ディスク使用率、ディスク速度、メモリ使用率などの詳細が計算されます。詳細はチャート形式で表示されます。

重要: データのインポート中に生成されるトランザクション・ログのサイズを計算するには、示されている式を使用します。データ・ソースの削除時に生成されるトランザクション・ログでは、より多くのスペースが必要になる場合があります。

手順

  1. 以下の式を使用して、トランザクション・ログで必要なディスク・スペースを計算します。
    <The number of computers> × 0.0012 GB + <the number of computers in the biggest scan group> × 0.0012 GB + 17 GB
  2. LOGFILSIZ DB2 パラメーターに指定できる単一のトランザクション・ログ・ファイルのサイズを得るには、結果に 1852 を乗算します。
    注: 数値 1852 は、1 次ログ・ファイルと 2 次ログ・ファイル間の関係を表しており、単一のトランザクション・ログ・ファイルのサイズ (LOGFILSIZ) を計算する際に必要になります。この係数は、ログ・ファイルのデフォルト数 (LOGPRIMARY = 25 および LOGSECOND = 110) を想定して計算されました。
  3. 以下のコマンドを使用して、データベース内のトランザクション・ログのサイズを更新します。value に、単一のトランザクション・ログのサイズを代入します。
    注: TEMADB is the default database name. If you are unsure whether it applies to your database, see: Checking the database name.
    db2 update database configuration for TEMADB using logfilsiz value
  4. 変更内容を有効にするために、データベースを再始動します。次のコマンドを実行します。
    db2 deactivate db TEMADB
    db2stop
    db2start
    db2 activate db TEMADB
  5. BigFix Inventoryサーバーを再始動します。
    1. サーバーを停止するには、以下のコマンドを実行します。
      /etc/init.d/BFIserver stop
    2. サーバーを始動するには、以下のコマンドを実行します。
      /etc/init.d/BFIserver start

100,000 エンドポイントおよび 15 000 スキャン結果の場合、単一のトランザクション・ログのサイズ計算は以下のとおりです。
100 000 × 0.0012 GB + 15 000 × 0.0012 GB + 17 GB = 155 GB
155 × 1852 = 287060
287060 が、LOGFILSIZ パラメーターに指定する値です。