メモリーのパフォーマンス要件

シーク時間メモリー処理能力などの RAM のパフォーマンス・メトリックは、専らメモリー・タイプに依存しており、メモリー・タイプはプロセッサー・タイプと関連しています。

制約事項: メモリー圧縮が有効になっている仮想マシン上でサーバーを実行しないでください (VMware に付属している x86 仮想化など)。特に、DB2® データベースが実行されているコンピューターについては、これが重要です。
BigFix Inventory および DB2® アプリケーションが使用できるメモリー量には、特に注意を払ってください。メモリー使用量は、アプリケーションの使用方法によって大きく異なるため、RAM 使用量を毎日モニターすることが重要です。主要な要因には、環境の規模の他に、以下のようなものがあります。
  • Web UI の同時ユーザー数
  • データ・インポートの頻度
データベース・コンピューターでは、RAM の容量が不足すると、PVU データ集約などのバックグラウンド・タスクの処理速度が、メモリーのスワッピングによって著しく低下することがあるため、メモリーのモニターが特に重要です。スワッピングは、ページングとも呼ばれ、RAM で使用されるアプリケーション・データを保管および取得するために、2 次ディスク・ストレージを使用することを指します。スワッピングは、オペレーティング・システムによって自動的に実行され、通常は、使用可能な RAM が欠乏したときに発生します。スワッピングは、DB2® のパフォーマンスに重大な影響を与えることがあるため、防止する必要があります。スワッピングを防止するには、使用可能な RAM がプロセスによってすべて消費されることがないように、コンピューターで十分な容量の RAM を使用できるようにしておいてください。RAM の使用量とメモリーのスワッピングをモニターするには、以下の Linux ツールを使用してください。
  • top
  • free
  • vmstat
  • または sar

BigFix Inventory が使用できる空きメモリーがほとんどなく、DB2® プロセスがディスクにスワップされそうになっていることに気付いた場合、最良の解決策は、RAM メモリー・サイズを増やすことです。