組織のビジネス部門

9.2.2 9.2.2 から使用可能。組織のビジネス部門ごとにソフトウェアを管理してレポートを表示するには、インフラストラクチャー内のコンピューターを、それらの部門を表すグループに分割します。その後、専用ユーザーを作成して、それぞれに特定のコンピューター・グループへのアクセス権限を付与します。

ビジネス部門ごとにソフトウェアを管理するには、以下のステップを実行します。
  1. インフラストラクチャー内のコンピューターを、部門を反映したグループに分割します。各グループには、必ず 1 つの部門のコンピューターのみを含めてください。重なり合うコンピューター・グループを作成しないでください。これは得られる結果をゆがめる原因となります。
  2. 各部門のソフトウェアが異なる担当者によって管理されている場合は、それぞれが 1 つの部門のコンピューターへのアクセス権限を持つ専用の BigFix Inventory ユーザーを作成します。
  3. 各コンピューター・グループの部品番号をインポートし、各部門にソフトウェアを組み込みます。
詳しくは、以下を参照してください。チュートリアル: コンピューター・グループごとのサブキャパシティー使用状況のレポート

アメリカ合衆国にある企業に以下の 3 つの部門があります: 財務、人事、IT。各部門の従業員は、その職務での標準的なソフトウェアを使用するため、ソフトウェア資産マネージャーは、各部門のソフトウェアを別々に管理したいと考えています。そのため、ソフトウェア資産マネージャーは、IT アーキテクトに、3 つのコンピューター・グループを BigFix Inventory に作成して、それぞれに 1 つのビジネス部門のみのコンピューターを含めるように依頼します。コンピューター・グループ階層は、以下のようになります。
  • すべてのコンピューター
    • コンピューター・グループ 1: 財務部門
    • コンピューター・グループ 2: HR 部門
    • コンピューター・グループ 3: IT 部門
これで、ソフトウェア資産マネージャーは、各コンピューター・グループ専用の部品番号をインポートして、各部門内のソフトウェアを個別に管理することができます。また、各部門での BigFix ソフトウェアの PVU 使用量の概要を得るために、個別のサブキャパシティー・レポート生成することもできます。ただし、会社全体での PVU 使用量の監査スナップショットを作成するには、「すべてのコンピューター」グループの監査スナップショットを生成する必要があります。