FileOptions

FileOptions 要素により、特定の拡張子を持つファイルに対して、include パス、マクロ、およびその他のコンパイラー・オプションを指定できます。FileOptions を複数回使用すると、さまざまな拡張子を持つファイルに対して、さまざまなオプションを指定できます。例えば、以下に示すように、C および C++ の両方のファイルを含むプロジェクトがある場合は、各ファイル・タイプに 1 つずつ、2 つの FileOptions 要素を作成します。

以下のリストでは、FileOptions 要素の属性について説明します。

  • extensions: 文字列値。ファイル拡張子のセミコロン区切りのリスト。このリスト内の拡張子と一致する拡張子を持つすべてのファイルが、このプロパティーで指定されたオプションを取得します。1 つのファイル拡張子が FileOptions プロパティーの複数の出現箇所に適用される場合は、Ounce Make プロパティー・ファイルの最初の出現箇所が優先されます。
  • compiler_options: 文字列値。指定した拡張子を持つすべてのファイルに適用するコンパイラー・オプションをスペースで区切ったリスト。ここには、include パスおよびマクロは指定しないでください。
  • include_paths: 文字列値。指定した拡張子を持つすべてのファイルに適用する include パスのセミコロン区切りのリスト。
  • macros: 文字列値。指定した拡張子を持つすべてのファイルに適用するマクロのセミコロン区切りのリスト。

以下の FileOptions の例では、Ounce Make プロパティー・ファイルを構成して、C と C++ の両方のファイルに正しいオプションを適用する方法を示します。

FileOptions 要素で extensions="c" を指定した場合、この要素の他の属性値は、拡張子 c を持つファイル <filename.c> にのみ適用されます。FileOptions 要素で extensions="cpp;cxx" を指定した場合、この要素の他の属性値は、cpp (<filename.cpp>) 拡張子または cxx (<filename.cxx>) 拡張子を持つファイルにのみ適用されます。

<!-- g++ options for C files -->
<FileOptions
	extensions="c"
	compiler_options="-gcc_linux_i386"
	include_paths="/usr/local/include;
	/usr/lib/gcc-lib/i386-redhat-linux/3.2.3/include;
	/usr/include"
	macros=""/>

<!-- g++ options for C++ files -->
	<FileOptions
	extensions="cpp;cxx"
	compiler_options="-g++_linux_i386"
	include_paths="/usr/include/c++/3.2.3;
	/usr/include/c++/3.2.3/i386-redhat-linux;
	/usr/include/c++/3.2.3/backward;/usr/local/include;
	/usr/lib/gcc-lib/i386-redhat-linux/3.2.3/include;
	/usr/include"
	macros="__GNUG__=3" />

説明

extensions="c" および extensions="cpp;cxx"

これらのファイル・オプションが適用されるファイル拡張子を示します。