ハードウェアおよびソフトウェア要件

以下の表は、ソフトウェアの実行に必要なハードウェアおよびソフトウェアの要約を示しています。

平均的なサイズのデプロイメント要件

重要:
AppScan® Enterprise Server のユーザー管理コンポーネントのみを使用する AppScan® Source デプロイメントに適用されるハードウェアおよびソフトウェア要件は、このように強調表示されています: AppScan® Source デプロイメントに適用可能

この構成は、平均的なサイズのデプロイメント(3 ~ 4 台の動的分析スキャナー、スキャナーあたり 4 つの同時スキャン・ジョブ)をサポートします。より大規模なデプロイメントや負荷には、より多くのリソースが必要になる場合があります。

注:
仮想マシン (VM) にインストールする場合は、VM 構成中に以下の設定を使用していることを確認してください:
  • 仮想ソケット数: 4
  • ソケットあたりのコア数: 1
注:
推奨される 4 つの同時スキャン制限に対して 6 コアを推奨とする、より高いコア構成を動的分析スキャナーに使用することをお勧めします (最小は 4 コア)。より高いコア構成でスキャナーを維持することで、CPU の過負荷を防ぎ、特に大規模なアプリケーションの場合にスキャン期間に悪影響を与えません。
注:
EOL (サポート終了) となったオペレーティング・システムはサポートされません。
SQL Server データベースをホストするマシン AppScan® Enterprise Server をホストするマシン

AppScan® Source デプロイメントにも適用可能

動的分析スキャナーをホストするマシン
オペレーティング・システム
注:
サポートされている SQL Server バージョンの詳細については、「データベース」セクションを参照してください。
  • Windows Server 2016 (Standard および Datacenter)
  • Windows Server 2019 (Standard および Datacenter)
  • Windows Server 2022 (Standard および Datacenter)
  • Windows Server 2025 (Standard および Datacenter)
注:
インストール中に以下の環境コンポーネントが自動的にインストールされます:
  • .NET 4.7.2 フレームワーク
  • IIS 10 およびその依存関係
  • Windows Server 2016 (Standard および Datacenter)
  • Windows Server 2019 (Standard および Datacenter)
  • Windows Server 2025 (Standard および Datacenter)
プロセッサー クアッドコア CPU クアッドコア CPU クアッドコア CPU
RAM
  • 16 GB (4000 スキャン・ジョブ未満の場合)
  • 32 GB (4000 スキャン・ジョブを超える場合)
16 GB 16 GB
注:
4 つ以上のスキャンを並行して実行する場合は、24 GB 以上に増やしてください。
ハード・ディスク仕様 高速入力/出力 (Fast input/output) とは、高速ネットワークおよびディスク・アクセスを指します。例えば、データベースの実行にギガビット・ネットワークや SCSI や SSD などの高速ハード・ドライブを使用することです。「高速入力/出力」の要件は使用状況によって異なります。動的分析スキャナー・サーバーと AppScan Enterprise コンソール・サーバーはどちらも、SQL Server データベース・サーバーへの良好な接続と、パフォーマンスの良い SQL Server データベース・サーバーに直接依存しています。SQL Server データベース・サーバーが要求を処理できる速度が速いほど、システムは同時スキャンをより多く処理できるようになり、UI の応答性やレポート生成などの点でシステム全体が高速になります。ローカル・スキャナーのディスク速度も高速である必要があります。 高速入力/出力 (Fast input/output) とは、高速ネットワークおよびディスク・アクセスを指します。例えば、データベースの実行にギガビット・ネットワークや SCSI や SSD などの高速ハード・ドライブを使用することです。「高速入力/出力」の要件は使用状況によって異なります。動的分析スキャナー・サーバーと AppScan Enterprise コンソール・サーバーはどちらも、SQL Server データベース・サーバーへの良好な接続と、パフォーマンスの良い SQL Server データベース・サーバーに直接依存しています。SQL Server データベース・サーバーが要求を処理できる速度が速いほど、システムは同時スキャンをより多く処理できるようになり、UI の応答性やレポート生成などの点でシステム全体が高速になります。ローカル・スキャナーのディスク速度も高速である必要があります。
ハード・ディスク・ドライブのサイズ
  • 500 GB (4000 スキャン・ジョブ未満の場合)
  • 1 TB (4000 スキャン・ジョブを超える場合)
200 GB 500 GB
オペレーティング・システム・インストール・ドライブ (通常は C ドライブ) 最小 10 GB のディスク空き容量
注:
システム・インストール・ドライブのディスク空き容量を常に監視することをお勧めします。スペースが 10 GB を下回った場合は、常にディスク・スペースを解放するようにしてください。
オペレーティング・システム (OS) のインストール・ドライブ以外のドライブで AppScan Enterprise サーバーを実行している場合、OS インストール・ドライブに最小 10 GB のディスク空き容量が必要です。これは、AppScan Enterprise サーバーを実行している場所 (例: D ドライブ、E ドライブなど) の 10 GB のディスク空き容量に加えて必要です。
必要なユーザー・アカウント サービス・アカウント

ソフトウェア要件

オペレーティング・システム

AppScan® Source デプロイメントにも適用可能

  • Windows Server 2016 (Standard および Datacenter)
  • Windows Server 2019 (Standard および Datacenter)
  • Windows Server 2022 (Standard および Datacenter)
  • Windows Server 2025 (Standard および Datacenter)
  • Windows 10 Enterprise、Professional、および Ultimate オペレーティング・システムは、AppScan® Enterprise のクライアント・サイド・コンポーネント専用です:
    • ブラウザー
    • アクティビティー・レコーダー
    • AppScan 動的分析クライアント
注:
  1. 動的分析スキャナーおよび AppScan® Enterprise Server のインストーラーは、.NET 4.7.2 フレームワークを確認し、存在しない場合はインストールします。
  2. 最良の結果を得るには、すべての重要な Microsoft ソフトウェア更新プログラムをインストールしてください。
  3. スキャン対象の Web サイトが Flash、Windows Media、および追加の文字セットなどのテクノロジーを使用している場合、これらのテクノロジーもエージェント・サーバー・マシンにインストールする必要があります。
Web サーバー
AppScan® Enterprise Server が適切にインストールされるように、Windows Server で IIS を有効にする必要があります (スキャン・エージェントのみを実行しているサーバーには不要)。IIS に対して以下の役割と機能を有効にする必要があります:
  • 一般的な HTTP 機能 (HTTP リダイレクトを除くすべてのコンポーネント)
  • アプリケーション開発 (ASP.NET、ISAPI 拡張、ISAPI フィルター)
  • 正常性と診断 (HTTP ログ、要求監視)
  • セキュリティ (基本認証および Windows 認証)
  • パフォーマンス (静的コンテンツ圧縮)
  • 管理ツール (IIS 管理コンソール)
  • IIS 6 管理互換性 (すべて)
    以下の表は、対応する Windows Server バージョンと互換性のある IIS バージョンを示しています。
    IIS Windows Server
    IIS10
    • Windows Server 2025
    • Windows Server 2022
    • Windows Server 2019
    • Windows Server 2016
データベース
  • Microsoft SQL Server 2016 (SP2-CU17)
  • Microsoft SQL Server 2017
  • Microsoft SQL Server 2019 CU8 以降
  • Microsoft SQL Server 2022
  • Microsoft から入手可能な Microsoft SQL Server システム要件
注:
  1. 上記の SQL Server バージョンでは、Enterprise および Standard エディションの両方がサポートされています。
  2. 環境で AppScan® Enterprise データベースに名前付き SQL Server を使用している場合は、SQL Server 構成マネージャーで TCP/IP が有効になっていることを確認し、SQL Server および SQL Server Browser の SQL サービスを再起動してください。
  3. Amazon RDS および Azure SQL マネージド・インスタンスは、AppScan Enterprise 10.3.0 バージョンで検証されています。
  4. SQL Server 用 Microsoft OLE DB Driver 18 (MSOLEDBSQL18) のサポートが追加されました。
その他の前提条件
ASP.Net がインストールされ、IIS で有効になっていることを確認してください。
サポートされているブラウザー

最小解像度: 1024x768。より高い解像度を推奨します。AppScan Enterprise は、以下のブラウザーの最新バージョンをサポートしています:

  • Google Chrome
  • Microsoft Edge
  • Mozilla Firefox ESR リリース
欠陥追跡システム
  • Atlassian JIRA v9.12.10
  • Rational® Team Concert v6.0.6.1
  • Rational® Quality Manager v6.0.6.1
サポートされている統合
  • AppScan® Source v10.7.0 以降
  • AppScan® Standard v10.7.0 以降
VM
VMware ESXi 7.0.2

バンドル・コンポーネント

アプリケーション・サーバー WebSphere® Application Server Liberty Core 24.0.0.11
Java(TM) SE Runtime Environment IBM J9 VM, バージョン: java version "17.0.1" 2021-10-19 LTS.
サポートされているテクノロジー
サポートされるテクノロジー を参照してください。

許可リスト

Log4j の脆弱性を含む、一部のコマンド実行およびリモート・ファイル・インクルージョン・セキュリティー・テストでは、AppScan Enterprise エージェントとテスト対象サーバーの両方が、以下への DNS ルックアップ照会を送信できる必要があります:
  • adns.appsechcl.com/adns/

翻訳された言語

AppScan® Enterprise ユーザー・インターフェースは、 以下の言語で利用可能です:
  • 英語
  • フランス語
  • ドイツ語
  • イタリア語
  • 日本語
  • 韓国語
  • ブラジル・ポルトガル語
  • ロシア語
  • スペイン語
  • 簡体字中国語
  • 繁体字中国語