Java™ コード・テンプレートの変更

HPubTemplateHODBean.Customize および HPubTemplateHODBeanInfo.Customize テンプレートには、統合オブジェクトのコンパイル時に統合オブジェクトの Java™ Bean コード (.java) ファイルに組み込まれる Java™ コードが含まれています。テンプレートには ZIETrans 専用の構成体も含まれており、その前に % 記号が付けられています。これらの構成体により、ZIETrans は、統合オブジェクトの作成時にユーザーが指定したデータから Java™ Bean を作成できます。テンプレート・ファイルを変更する際は、ZIETrans 構成体を含むステートメントを削除しないよう注意してください。テンプレート・ファイルに変更を加える前に、HPubTemplateHODBean.Customize および HPubTemplateHODBeanInfo.Customize テンプレートのバックアップ・コピーを作成してください。

例えば、統合オブジェクトが処理する Host On-Demand Extract Events の名前および画面の x 座標と y 座標をトレースするとします。

注: x 画面座標と y 画面座標は、Web サービスまたは EJB 環境では使用できない内部変数にアクセスする必要があるため、それらの環境で x 画面座標と y 画面座標を抽出することはできません。

次のステップに従ってください。

HPubTemplateHODBean.Customize ファイルをバックアップします。

HPubTemplateHODBean.Customize でマクロ・イベントを抽出するコードを変更し、pullVariableValueFromExtractData( haovWorkOnThis, data);... ステートメントの後に次の行を追加します。

     // --- Trace X and Y screen coordinates example ---
     if (HPubTracingOn) {
       String strg = "Extracting variable: " + stringExtractNameForThisEvent +
                     " from screen location (" +
                     haovWorkOnThis.intXScreenLocation + "," +
                     haovWorkOnThis.intYScreenLocation + ")";
       Ras.trace( this.getClass().getName(),"macroExtractEvent", strg);
     }

例:

...
  public void macroExtractEvent(MacroExtractEvent oMacroExtractEvent)
  { // a HOD macroExtractEvent was fired for this macro

..
    pullVariableValueFromExtractData( haovWorkOnThis, data);

     // --- Trace X and Y screen coordinates example ---
     if (HPubTracingOn) {
       String strg = "Extracting variable: " + stringExtractNameForThisEvent +
                     " from screen location (" +
                     haovWorkOnThis.intXScreenLocation + "," +
                     haovWorkOnThis.intYScreenLocation + ")";
       Ras.trace( this.getClass().getName(),"macroExtractEvent", strg);
     }...

新規テンプレートを指す ZIETrans プリファレンスを更新します。
統合オブジェクトを通常と同じように作成します。既存の統合オブジェクトを変更して Host On-Demand Extract Events の名前および画面座標をトレースするには、マクロを右マウス・ボタンでクリックして「統合オブジェクトの作成」を選択し、統合オブジェクトを再作成します。テンプレートの変更の際に Java™ 構文エラーがあった場合は、タスク・リストにコンパイル・エラー・メッセージが表示されます。
ZIETrans プロジェクトを再ビルドします。「ZIETrans プロジェクト」ビューで、プロジェクトの名前を選択し、Eclipse メニュー・バーから「プロジェクト」>「クリーン」を選択します。クリーンの対象にできるのは、すべてのワークスペース・プロジェクトか、選択したプロジェクトのみです。
統合オブジェクトを起動する方法がすでにある場合は、このステップを省略してください。統合オブジェクトをテストするには、統合オブジェクトの名前を右マウス・ボタンでクリックし、「モデル 1 Web ページの作成」、「Struts Web ページの作成」、または「JSF Web ページの作成」のいずれかを選択します。これにより、必要な入力データを提供し、統合オブジェクトを起動するためのページが作成されます。
変更した統合オブジェクトを「サーバーで実行」機能を使用してテストします。「ZIETrans プロジェクト」ビューで、プロジェクトの名前を右クリックし、「サーバーで実行」を選択します。