Linux® SuSE でのコミュニティー・サーバーの IPv6 アドレッシングを有効にする

デフォルトでは、Linux® SuSE オペレーティング・システム上で稼働するバージョンの HCL®Sametime® で IPv6 アドレッシングのサポートは無効になっています。Linux® SuSE サーバー上の Sametime が使用する「ststart」スクリプトで IPv6 サポートを有効にする必要があります。

始める前に

以前のリリースの Sametime では、IPv6 アドレッシングはサポートされていませんでした。Linux® SuSE オペレーティング・システムでは既にデフォルトで IPv6 をサポートしていたため、それらのサーバーで稼働する Sametime については特に IPv6 を無効にする必要がありました。Linux® SuSE サーバー上の Sametime で IPv6 アドレスの使用をサポートするには、ststart スクリプトを変更して、IPv6 のサポートを再び有効にする必要があります。

注: このタスクは、Linux® SuSE サーバーの場合にのみ必要です。

手順

  1. コミュニティー・サーバーで、コマンド・ウィンドウを開いて Sametime の data ディレクトリー (例: /local/notesdata) にナビゲートします。
  2. ststart スクリプトを編集するために開きます。
  3. 以下のステートメントの各行の先頭に # 文字を挿入して、コメント化します。
    	if [ -f /etc/SuSE-release ]; then
    	       IBM_JAVA_OPTIONS=-Djava.net.preferIPv4Stack=true
    	       export IBM_JAVA_OPTIONS
    	fi

    ステートメントは次のようになります。

    	#if [ -f /etc/SuSE-release ]; then
    	#      IBM_JAVA_OPTIONS=-Djava.net.preferIPv4Stack=true
    	#     export IBM_JAVA_OPTIONS
    	#fi
  4. ファイルを保存して閉じます。
  5. Sametime コミュニティー・サーバーを停止し、再起動します。

次のタスク

スタンドアロンのコミュニティー Mux をインストールして設定する」に進みます。