Active Directory の ID 属性の定義
Sametimeサーバーから Active Directory (LDAP) サーバーに接続し、Sametime 内部ユーザー ID に objectGUID 属性ではなく DN 属性を使用する場合、Sametime ユーザーの内部 ID として DistinguishedName 属性を割り当てる必要があります。この操作を行うと、大/小文字とスペースあり/なしを区別するという同じ形式で、Active Directory から DN 属性が戻されます。Sametime の内部ユーザー ID でこの形式の属性の使用を強制すると、あいまいな内部ユーザー ID が原因で発生する在席確認の問題を防ぐことができます。
このタスクについて
Sametime 内部ユーザー ID に DN 属性を選択するが、DistinguishedName 属性を内部 ID として割り当てない場合は、以下の問題が発生する可能性があります。
- 一部のユーザーの在席確認が機能しない。
- ユーザー名が同じ連絡先リストに複数回表示される。
- ポリシーが適用されない場合があるため、ユーザーにデフォルトポリシーしか適用されない可能性がある。
注: 将来、名前変更ツールを実行する必要をなくすために、objectGUID 属性を内部ユーザー ID として割り当てることができます。
手順
- HCL Notes クライアントまたは管理クライアントを管理者として起動します。
- 「開く」 > 「アプリケーション」 > 「アプリケーションを開く」をクリックします。
- サーバー名フィールドに Sametime サーバーのホスト名を入力します。
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ファイル名フィールドに「
“stconfig.nsf”」と入力します。 - LDAPServer 文書までスクロールし、ダブルクリックして開きます。
- 文書内をダブルクリックして文書を編集モードにします。
-
フィールド名
“The attribute of the person entry that defines the internal ID of a Sametime user”に「“DistinguishedName”」と入力します。 - 「ファイル」、「保存」 の順にクリックして文書を保存します。
- コミュニティー・サーバーを再起動して、変更を有効にします。