2 つのリポジトリ―を使用するようにビジネスカードを構成する
ビジネスカード情報を取得するため、デュアルリポジトリ―をセットアップすることができます。
このタスクについて
デュアルリポジトリ―をセットアップする場合には、1 次リポジトリ―と 2 次リポジトリ―をセットアップします。
- 1 次リポジトリ― - ユーザー情報を検索するときに UserInfo アプリケーションによって最初に検索されるストレージ・リポジトリ―。必ず、LDAPServer 文書で構成したのと同じ、Sametime で使用するディレクトリーにする必要があります。
- 2 次リポジトリ― - ユーザー情報を検索するときに UserInfo アプリケーションによって 2 番目に検索されるストレージ・リポジトリ―。異なる LDAP ディレクトリーであってはなりません。
2 次リポジトリ―には以下のものがあります。
- Domino ディレクトリー・データベース
- カスタム Notes データベース
2 つのリポジトリ―を使用するときに検索フィールドを設定するには、テキスト・エディタを使用して、Domino® プログラム・ディレクトリーに置かれている UserInfoConfig.xml ファイル (dominoUserInfoConfig.xml) を変更します。
- UserInfo アプリケーションは、複数のストレージリポジトリ―で共有される 1 つの共通フィールドを使用して、複数のデータソースからユーザーのデータを取得できます。このフィールドは対応するディレクトリーに対して固有である必要があります。デフォルトでは、ユーザーのメールアドレスが共通の属性として使用されます。このため、ユーザーはユーザーのメールアドレスで一意的に識別できる必要があります。最初の storage タグ内に CommonField タグを追加します。メールアドレス以外の属性が優先される場合は、その属性のフィールドを反映するように以下の行を更新します。
<CommonField CommonFieldName="MailAddress"/> - 複数のディレクトリーリポジトリ―が定義されている場合、サービスは、1 次リポジトリ―でユーザーレコードを検索してから、2 次リポジトリ―を検索します。通常、2 次リポジトリ―内のユーザー・レコードの検索は、ユーザーの Sametime ID を検索することにより実行されます。(Sametime ID の詳細についてはトピック「LDAPServer 文書の構成」を参照してください) エントリが見つからない場合は、共通フィールド (両方のリポジトリ―で定義されている) の検索が実行されます。2 次リポジトリーにユーザーの Sametime ID を保管しない場合は、
<UserInformation>タグ内に以下のフラグを追加して、2 次ストレージ内の検索は共通フィールドでのみ行う必要があることを示します。<SearchOnlyByCommonField />)。このフラグを使用すると、冗長なディレクトリー検索が回避されます。