HCL Notes® 11.0.1 の資料
HCL Notes® 11.0.1 の資料へようこそ。
HCL Notes® 11 のさまざまな新機能および機能拡張について説明します。
11.0.1 の新機能
以下に HCL Notes 11.0.1 の新機能を示します。
以下のトピックでは、HCL Notes に関する情報を提供します。
Notes® のアクセシビリティ機能
ユーザー補助機能は、動作が制限されている方、視力の限られた方など、身体に障害を持つ方々に IT 製品をご使用いただけるように支援する機能です。
ヘルプを表示する
実行中の多くのタスクに固有のヘルプを表示できます。また、HCL Notes® のすべての領域に関する完全なヘルプを表示できます。
HCL Notes® のユーザーインターフェースは、ビューメニュー、ツールバー、ナビゲーションペイン、サイドバーで構成されており、これらを使用すると使用頻度の高いアプリケーションに簡単にアクセスできます。
[開く] リストの使用
[開く] リストを使用すると、HCL Notes® アプリケーション、文書、ブックマーク、ブックマークフォルダを開くことができます。[開く] リストには、各アイテムのアイコンと簡単な説明が表示されます。
ツールバー
ツールバーは、ワークスペースのすべてのアプリケーションで使用できます。実行しているタスクによって変化する、状況依存のツールバーもあります。
サイドバーの使用
サイドバーを使用すると、HCL Sametime® の連絡先、カレンダー、フィードリーダー、アクティビティに常にアクセスできます。サイドバーに表示されるアプリケーションを変更することもできます。ただし、ユーザーが所属する組織によっては、サイドバーに表示されないアプリケーションもあります。
ステータスバー: 現在の状態に関する情報
ステータスバーは、HCL Notes® のメインウィンドウの最後に表示されます。Notes で作業をしていると、システムメッセージや機能がこのステータスバーに表示されます。
ウィンドウタブを操作する
ウィンドウタブは、HCL Notes® で開いている文書やアプリケーションを切り替える際に便利です。
設定
HCL Notes® の動作と表示は、Notes プリファレンスによって必要に応じてカスタマイズできます。
HCL Notes® を起動すると、メールやカレンダーなどのアプリケーションを開くように Notes を設定しない限り、デフォルトによりユーザーのホームページが開きます。デフォルトの [使い方] ページから、リリースの新機能、新規ユーザー向けの入門資料、役立つヒントなど、対象とする Notes クライアント情報をより迅速かつ容易に見つけることができます。最近使用したワークスペース、メール、カレンダーなどの Notes アプリケーションを起動できる [クイックリンク] タブもあります。
デフォルトホームページを変更する方法
現在のホームページを、作成済みのホームページや他のレイアウトのホームページに簡単に変更することができます。
新規のホームページを作成する方法
HCL Notes® や Web から、重要な情報をまとめた独自のホームページを作成することができます。ホームページの作成には、ホームページウィザードを使用します。
自分が作成したホームページを削除する方法
ホームページのデザインは複数登録できます。また、作成したデザインは削除できます。
自分のホームページをカスタマイズする方法
作成したホームページの内容やページレイアウトは、いつでも変更することができます。
HCL Notes® ワークスペースは Notes で以前から使用されているユーザーインターフェースであり、Notes アプリケーションアイコンを含むページを表示します。
ワークスペースページを作成する方法
アプリケーションへのリンクを管理するワークスペースページを作成できます。ワークスペースは、最大 32 ページまで作成できます。
ワークスペースページに名前を付ける方法
ワークスペースページに名前を付けて、使用しているデータベースを整理できます。例えば、ヒューマンリソース情報を含むアプリケーション、セールス関連のアプリケーション、インターナショナル関連のアプリケーションの 3 種類のアプリケーションを使用している場合、「HR」、「セールス」、「インターナショナル」という名前を別々のワークスペースタブに付けて、それぞれのアプリケーションを対応するワークスペースページに移動できます。
ワークスペースの背景を変更する方法
ワークスペースに独自の背景イメージを使用したり、イメージを削除してワークスペースタブの色を背景として使用したりすることができます。
ワークスペースページを削除する方法
ワークスペースは簡単に削除できます。
別のワークスペースページに切り替える方法
ワークスペース上部のワークスペースタブをクリックします。キーボードを使用して別のページに切り替えるには、Ctrl キーを押しながら、左矢印か右矢印を押します。
ワークスペースタブの色を変更する方法
ワークスペースタブの色は変えることができます。
ワークスペースファイルを圧縮するには
desktop6.ndk と呼ばれるファイルを圧縮することによって、ディスクスペースを節約できます。このファイルはワークスペースファイルの 1 つです。圧縮によりワークスペースから削除されているアプリケーションの参照を削除することで、ディスクスペースを増やすことができます。
ブックマークとは、HCL Notes® アプリケーション、ビュー、文書、Web ページやニュースグループなどのインターネット要素を指すリンクのことです。ブックマークフォルダは複数のブックマークをまとめたものです。ブックマークフォルダにはブックマークや別のフォルダを含めることができます。
ブックマークを作成する方法
ブックマークはさまざまな方法で作成できます。
ブックマークを自分のホームページに設定する方法
アプリケーション、文書、Web ページに作成したブックマークを、HCL Notes® を開くたびに表示されるホームページ (デフォルト表示) として設定できます。ホームページの設定はいつでも変更できます。
ブックマークを操作する
ブックマークやブックマークフォルダのカスタマイズと管理は、コンテキスト (右クリック) メニューやドラッグアンドドロップなど、各種のメニューとツールを使用して簡単に行うことができます。
ビューには、同じような条件の特定の文書が表示されます。例えば、メールには [すべての文書] ビューがあります。このビューには、メールアプリケーションに含まれるすべての文書が表示されます。また、[送信] ビューには、送信済みの文書のみが表示されます。
共有ビュー/フォルダと個人ビュー/フォルダ
Notes® アプリケーションのビューとフォルダには、共有 (多数のユーザーが使用可能) と、個人 (1 人のユーザーのみが使用可能) の 2 種類があります。
ビューを作成または削除する
適切なアクセス権がある場合は、Notes® アプリケーション内にビューを作成できます。作成したビューを削除することもできます。
ビューを操作する
ナビゲーションペインを使用してビューを簡単に切り替えられます。さらに、[表示] メニューから、ビューの更新、未読文書または選択文書のみの表示、ビューの検索などのさまざまな操作ができます。
ビュー列の表示をカスタマイズする
次の手順で、ビューでのエントリ情報の表示方法をカスタマイズできます。
ビューのカテゴリを管理する
カテゴリを使用すると、多くの文書を含むビューでデータを整理したり、ビュー内をより素早く移動したりできます。カテゴリは、アルファベット順、数字順、日付順にソートできます。
フォルダを作成または削除する
Notes® アプリケーションに個人フォルダを作成するには、アプリケーションのアクセス制御リスト (ACL) で [読者] 以上のアクセス権が必要です。ほかのユーザーが個人フォルダを読んだり削除することはできません。
文書をフォルダへ追加、またはフォルダから削除する
フォルダに文書を追加するには、そのフォルダに文書を移動するか、元のフォルダにコピーを保持したままでフォルダに文書を追加します。
フォルダから文書を削除する
文書は、フォルダから削除しても、アプリケーションやビューからは削除されません。[すべての文書] ビューなど、文書が元々配置されていたビューには、文書が表示されます。
フォルダやビューを移動する
次の手順で、ナビゲータペインのフォルダまたはビューをほかのフォルダまたはビューに移動できます。
フォルダやビューを名前変更する
個人フォルダまたはビューの名前はどれも変更できます。[編集者] 以上のアクセス権があり、[共有フォルダ/ビューの作成] が [アクセス制御リスト] で選択されていれば、HCL Notes® アプリケーション内のどの共有フォルダまたはビューの名前も変更できます。
1 つの文書を印刷したり、複数の文書を同時に印刷したりできます。また、ビュー (HCL Notes® アプリケーションの文書リスト) や、Notes と Web のフレームセットを印刷することもできます。
文書を印刷する
次の手順に従い、開いている文書や、ビューで選択した文書を印刷できます。
ビューを印刷する
HCL Notes® アプリケーションでは、ビューは基本的には文書のリストです。リストに表示されるテキストはすべて印刷できます。
印刷用のヘッダーとフッターの作成
印刷する HCL Notes® 文書のページに、ヘッダーまたはフッターを追加できます。例えば、ヘッダーやフッターを使用して、印刷する文書にページ番号などを印刷できます。
このセクションのトピックは、Notes の上級ユーザー向けに書かれたものです。
Notes の制限事項
HCL Notes® の制限事項を次の表にリストします。
Notes Smart Upgrade を使用する
管理者は、Notes® クライアントを最新のリリースにアップグレードする通知を送るように HCL Notes Smart Upgrade を設定できます。ログインするたび、HCL Notes Smart Upgrade は、インストール済みの Notes のバージョンと管理者が使用可能にしたバージョンを比較し、該当する場合は、アップグレードを求めるプロンプトを表示します。
メールファイル設計のアップグレード
管理者は、HCL Notes® クライアントをアップグレードすると自動的にメールファイルテンプレートがアップグレードされるように、アップグレードを管理できます。アップグレード後に初めて Notes クライアントを起動すると、Notes は、連絡先のようなローカルアプリケーションテンプレートの設計のアップグレードを始めます。
詳細メニューを表示する
上級ユーザー向けに、詳細メニューセットを表示することができます。詳細メニューのオプションはシステム管理者や設計者以外のユーザーも対象にしており、Notes® アプリケーションのアーカイブや削除、埋め込み要素の作成、ツールのデバッグなどの操作を行うメニューがあります。
以下のトピックでは、HCL Notes の一般的なタスクについて詳しく説明します。
チームルームを作成する
チームルームアプリケーションを作成して、ユーザーとユーザーのチームメンバーが文書の保管、情報の共有、他のユーザーとの連携を行える場所を作成します。
チームルームを設定する
[チームルーム設定] は、チームルームの基礎となります。[チームルーム設定] に入力することにより、チームの用途に合わせてチームルームを設定したりカスタマイズできます。
チームルームを保守管理する
次の手順は、チームルームを効果的に管理し、保守するために、チームの進行役が実行する必要のあるタスクです。チームルームの保守の詳細については、[ヘルプ] > [アプリケーションの使い方] をクリックします。
チームルーム文書をアーカイブする
チームルームアプリケーションについてアーカイブ条件が作成され、有効にされたら、特定の日付に文書を期限切れとしてマークすることができます。文書をアーカイブすると、チームルームのサイズが小さくなります。これによりパフォーマンスが向上します。
メールの送信や返信、署名の作成、受信ボックスの外観のカスタマイズを行うことができます。誤って送信したメールの取り消しや、不在通知を設定するなどの操作を行うこともできます。
メールの使用を開始する
メールの送信、受信、整理などができます。
メールのクイックリファレンス
このクイックリファレンスには、メールの基本操作を説明する画面イメージが含まれています。また、そのほかの共通タスクとショートカットのリスト表も含まれています。
メールの設定を個別設定する
メールプリファレンスを変更して、メールの動作を個別設定できます。
受信ボックスを常に整理する
ジャンクメール、メール制限値、会議通知を管理することで、受信ボックスを常に整頓された状態にできます。
メールアクセスと代理
アクセス権を付与することで、自分のメールをほかのユーザーが表示、編集できるようにしたり、ほかのユーザーのメールを自分が表示、編集できるようにします。
メールに関してそのほかに可能な操作
メールでは、受信ボックスのメッセージをカラーコード化したり、不在通知を設定するなど、ほかにもさまざまなことができます。
メールのトラブルシューティング
メールについての問題解決に役立つ情報を得ることができます。
メールトピックの詳細
メールで実行できることについて理解できます。
SwiftFile
SwiftFile は、フォルダーによるメールの整理を支援する、HCL Notes の有能なアシスタントです。
会議のスケジュール、スケジュールの管理、ほかのカレンダーの追加などの操作を行うことができます。
カレンダーの使用を開始する
会議、予定、記念日、確認、イベントをスケジューリングしたり追跡したりできます。
カレンダーのクイックリファレンス
このクイックリファレンスには、カレンダーの基本操作を説明する画面イメージが含まれています。また、そのほかの共通タスクとショートカットのリスト表も含まれています。
会議を操作する
会議のスケジュール、会議室とリソースの予約、オンライン会議とオーディオ/ビデオ会議情報の追加が行えます。また、会議に参加可能か確認するためにユーザーの空き時間をチェックしたり、ほかのユーザーに自分の空き時間を見えるようにすることもできます。
カレンダーの設定を個別設定する
カレンダーの外観を変更したり、受信ボックスに受け取る会議通知を選択したりすることができます。
カレンダーアクセスと代理
アクセス権を付与することで、自分のカレンダーをほかのユーザーが表示、編集できるようにしたり、ほかのユーザーのカレンダーを自分が表示、編集できるようにします。
カレンダーに関してそのほかに可能な操作
会議のスケジューリングを簡単にするための優先会議室やオーディオ/ビデオ会議情報の設定など、カレンダーに関してほかにもさまざまな操作ができます。
カレンダーのトラブルシューティング
カレンダーについての問題解決に役立つ情報を得ることができます。
カレンダーの詳細トピック
カレンダーで実行できることについて理解できます。
実行する必要があるタスクを追跡したり、タスクを他のユーザーに割り当てることができます。
タスクの使用を開始する
タスクを作成、割り当て、整理できます。
タスクのクイックリファレンス
このクイックリファレンスには、タスクの基本操作を説明する画面イメージが含まれています。また、そのほかの共通タスクとショートカットのリスト表も含まれています。
タスクの設定を個別設定する
タスクにアラームを設定する、今日のタスクのみを表示する等、さまざまなことができます。
タスクアクセスと代理
アクセスを付与することで、ほかのユーザーに自分のタスクを管理してもらうようにできます。また、アクセスを付与してもらうことで、ほかのユーザーのタスクを自分が開いて管理することもできます。
ユーザーに関する役職、住所、誕生日などの情報を保存できます。また、グループを作成してメーリングリストとして使用したり、連絡先をラベル形式で印刷するなどの操作を実行することもできます。
連絡先の使用を開始する
メールアドレス、誕生日、会社名などの重要な情報を保存しておくことができます。連絡先をほかのプログラムからインポートすることなどもできます。
連絡先のクイックリファレンス
このクイックリファレンスには、連絡先の基本操作を説明する画面イメージが含まれています。また、そのほかの共通タスクとショートカットのリスト表も含まれています。
連絡先の設定を個別設定する
連絡先の外観を変更できます。
連絡先アクセスと代理
アクセス権を付与することで、自分の連絡先をほかのユーザーが表示、編集できるようにしたり、ほかのユーザーの連絡先を自分が表示、編集できるようにします。
連絡先に関してそのほかに可能な操作
連絡先を使用すると、宛名ラベルを印刷する、iNotes やモバイルデバイスと同期する、などのさまざまな操作ができます。
連絡先のトラブルシューティング
連絡先についての問題解決に役立つ情報を得ることができます。
HCL Notes® アプリケーションには、各部門のフォームやポリシー文書などの目的に応じた情報が含まれます。また、メールメッセージなど同様の形式の文書が含まれる場合もあります。さらに、特定の項目に対して従業員が返答を投稿できる「ディスカッションアプリケーション」を作成している企業もあります。
Notes アプリケーションの使用を開始する
HCL Notes® アプリケーションには、各部門のフォームやポリシー文書などの目的に応じた情報が含まれます。また、メールメッセージなど同様の形式の文書が含まれる場合もあります。さらに、特定の項目に対して従業員が返答を投稿できる「ディスカッションアプリケーション」を作成している企業もあります。
Notes アプリケーションのクイックリファレンス
このクイックリファレンスカードでは、一般的なタスクの操作説明と Notes アプリケーションへのショートカットが提供されます。すぐに参照できるように、このクイックリファレンスカードを印刷してお手元に準備しておくと便利です。
Notes アプリケーションの詳細トピック
Notes アプリケーションのより詳細なタスクとしては、どのアプリケーションをバックアップの対象とするかの決定、Notes とともに XPage アプリケーションの使用方法の決定、アプリケーションへの購読の作成があります。
Notes® ブログテンプレート (dominoblog.ntf) を使用して、ユーザー個人の Web ログ (ブログ) を作成できます。ブログアプリケーションを作成したら、そのアプリケーションを他の Notes® アプリケーション (NSF) ファイルと同じように開くことができます。ブログアプリケーションから、コンテンツやブログディスカッションの作成と管理を行うことができます。
ブログの使用を開始する
Notes のブログテンプレートで作成されたブログで、表示、投稿、コメントを行います。
ブログのクイックリファレンス
Web ログ (ブログ) についての最も一般的なタスク、より高度なタスクのいくつか、そのタスクの基本的な実行方法を素早く見つけることができます。
ブログの詳細トピック
初期のセットアップと設定に加えて、詳細なビュー、フォーム、タスクを使ってブログを管理できます。
このトピックでは、サーバーへの接続、サーバーに接続する方法、サーバー接続を設定するために知っておく事柄について説明します。
ロケーションとアカウントの使用を開始する
サーバーに接続すると、Notes® は、ロケーション文書とアカウント文書を使用して、この接続を設定します。ロケーション文書には、サーバーへの接続方法を変更した場合に Notes が接続を管理するために必要とする情報が含まれています。例えば、ホームロケーションでは、ご使用のオペレーティングシステムのリモートアクセスソフトウェアを使用して、インターネットサーバーにダイヤルします。これに対して、オンラインロケーションでは、LAN に接続しているものと見なされます。アカウント文書には、インターネットメールなどのインターネット接続に関する情報 (例えば、ユーザー名やパスワード) が含まれています。
ロケーションとアカウントのクイックリファレンス
このクイックリファレンスカードでは、一般的なタスクの操作説明と Notes ロケーションとアカウントへのショートカットが提供されます。すぐに参照できるように、このクイックリファレンスカードを印刷してお手元に準備しておくと便利です。
ロケーション、アカウント、接続についての作業
サーバーに接続する際にコンポーネントで必要となる情報を提供する、ロケーション、アカウント、接続文書に対してプリファレンスを設定します。プリファレンスによって、特定のロケーション、アカウント、接続文書の作成、編集、削除が可能になります。
ロケーションとアカウントの詳細トピック
ロケーション、アカウント、接続文書に関する追加のタスクについて説明します。これには、ロケーション設定のカスタマイズ、Notes での Java アプレットの有効化、iNotes を使用したインターネットからの Notes メールへのアクセスが含まれます。
Notes® は、エージェント (マクロともいう) を使用してタスクを自動的に実行するようプログラムできます。エージェントは、文書の管理やメールの送信などの、繰り返し発生するタスクの実行に役立ちます
エージェントを操作する
HCL Notes® は、エージェント (マクロともいう) を使用してタスクを自動的に実行するようプログラムできます。エージェントは、文書の管理やメールの送信などの、繰り返し発生するタスクの実行に役立ちます
サンプルエージェント
これらのトピックには、ユーザーがエージェントを作成する方法を理解するために役立つサンプルエージェントが含まれています。
エージェントの詳細トピック
これらのトピックには、エージェントの条件やトリガーについての、上級ユーザー向けの詳細情報が含まれます。
さまざまな手法を使って HCL Notes® とほかのアプリケーションとの間でファイルや図形を共有できます。
Notes® ローミングユーザーは、所属している組織内の、Notes がインストールされている任意のコンピュータからログインして Notes を使用し、その間自分の個人データを使用することができます。個人データには、Notes の多くのプリファレンスと連絡先、ブックマーク、ノートブック、フィード購読、オプションで Notes ワークスペースなどの個人情報が含まれています。Notes ウィジェットもローミングに 参加します。
Notes ローミングユーザーとして使用を開始する
HCL Domino® 管理者によってローミングユーザー機能が割り当てられます。管理者がローミング対象と設定したデータは、ユーザーのローミングサーバーとそのユーザーがログインする Notes® コンピュータの間で複製または同期されます。ローミングサーバーは、ローミング対象ファイルおよびアプリケーションと、ローミングユーザーがログインして作業しているすべての Notes クライアントとの同期を維持します。
環境を設定する
管理者は、ユーザーをローミングユーザーとして作業できるように設定することにより、ユーザー個人の HCL Notes® アプリケーションや設定を作業先の Notes クライアント間でローミングすることができます。ユーザーが作業先の各コンピュータで Notes にログインすると、最初に Notes ローミングユーザーステータスに変換するよう要求されます。
ローミングユーザーの詳細トピック
次のローミングユーザーのトピックは、Notes® の上級ユーザー向けのものです。
使用する HCL Notes® アプリケーションのオフライン (ローカル) の複製を作成できます。このような複製は、レプリカと呼ばれます。
複製の使用を開始する
複製を行うと、Notes® アプリケーションのローカルバージョンをハードドライブ上に保持することができます。ローカルバージョンはサーバー上のアプリケーションと同一であり、一方のバージョンに変更を加えると、アプリケーションのローカルバージョンとサーバーバージョンの両方に反映されます。ネットワークを介してサーバーアプリケーションを使用するよりも、アプリケーションのローカルバージョン (レプリカ) で文書やビューを開く方がはるかに速いので、サイズの大きな文書やアプリケーションを扱うときには、複製を行うと非常に便利です。
複製のクイックリファレンス
このクイックリファレンスカードでは、一般的なタスクの操作説明と Notes® 複製へのショートカットが提供されます。すぐに参照できるように、このクイックリファレンスカードを印刷してお手元に準備しておくと便利です。
複製を管理する
[複製と同期] ページでは HCL Notes® アプリケーションの複製を、1 つ以上のサーバーに存在するそれらのアプリケーションと同期できます。Notes があるアプリケーションから別のアプリケーションに変更内容をコピーしている間、ユーザーは他の作業を続行できます。これによって、あらゆる場所の異なるネットワーク上のユーザーが、同じ情報を共有できるようになります。
複製の詳細トピック
次の複製トピックは、Notes® の上級ユーザー向けのものです。
検索機能を利用して、文書、文書中のテキスト、アプリケーション、ユーザーを検索することができます。また、検索条件書式のタイプと検索範囲の設定を行うこともできます。
検索の使用を開始する
Notes から、文書、文書テキスト、アプリケーション、ユーザーを検索できます。
検索のクイックリファレンス
このクイックリファレンスカードでは、一般的なタスクの操作説明と Notes 検索へのショートカットが提供されます。すぐに参照できるように、このクイックリファレンスカードを印刷してお手元に準備しておくと便利です。
検索を操作する
正しい検索構文を理解し、カレンダー、連絡先、ほかアプリケーション、インターネットに対するすべての検索を Notes 内で行います。
詳細検索トピック
Notes の検索機能についてより詳しく理解します。
HCL Notes® のセキュリティ機能は、ワークスペースとデータを常に保護し、ユーザー本人と指定されたユーザーのみがデータにアクセスできるようにします。
パスワードの変更
パスワードは、自分のユーザー ID をほかのユーザーが使用できないようにするためのものです。管理者は、ユーザー ID を作成するときに、パスワードが必要かどうか、またどのようなパスワードが必要かを決めます。HCL Notes® に初めてアクセスしたときに、自分には覚えやすいが他人には想像しにくいパスワードに変更してください。
Notes 共有ログインを利用して、パスワードを求めるプロンプトが出ないようにする
Notes® 共有ログイン機能 (以下、共有ログイン) を使用すると、Notes のパスワードを入力しなくても、HCL Notes を起動し、自分のユーザー ID を使用できます。Windows® のパスワードで Microsoft® Windows にログインすればよいだけです。ユーザーの共有ログインの使用状態は、管理者が制御します。
Notes ID をロックする
HCL Notes® ID をロックすると、自分がコンピュータから離れている場合に、他のユーザーが Notes を使用できなくなります。ID をロックすると、Notes の資格情報はクリアされ、すべての Notes サーバーへの接続は切断されます。次に Notes を使用して操作を行うときは、再度ログインする必要があります。
Notes® ログインで Smartcard を有効にする
Smartcard は、クレジットカードに似ていますが、磁気テープの代わりに、マイクロプロセッサとメモリを内蔵しています。コンピュータに Smartcard リーダーがインストールされている場合には、Smartcard を使用可能なユーザー ID を使用して HCL Notes® にログインできるようになりました。Smartcard によるログインが可能なユーザー ID の場合、Notes パスワードの代わりに Smartcard Personal Identification Number (PIN) の入力を求められます。
新しいユーザー名を要求する
新しいユーザー名を要求する場合 (結婚により名前が変わった場合など) は、管理者に連絡する必要があります。
Notes® とインターネットで使用する名前
Notes® で使用するすべての名前を表示できます。
認証を使用してサーバーにアクセスする
認証とは、パスポートのスタンプのような電子的なスタンプのことです。サーバーはこれを使用して、ユーザーが本人であることを確認します。認証はユーザー ID に保存されます。管理者から初めてユーザー ID を受け取ると、その ID には Notes® 認証が含まれています。インターネット証明書を使用するように設定することもできます。インターネット証明書は X.509 認証と呼ばれることもあります。
アクセス制御リスト
すべてのデータベースには、HCL Notes® で使用されるデータベースに対するユーザーとサーバーのアクセスレベルが指定されたアクセス制御リスト (ACL) が含まれています。ユーザーに割り当てられたアクセスレベルによって、そのユーザーがデータベースでどのような作業を行うことができるかが決まります。また、サーバーに割り当てられたレベルによって、そのサーバーがデータベースのどの情報を複製できるかが決まります。
ローカルデータベースへのアクセスを制限する
ローカルデータベースの暗号化を有効にしている場合、HCL Notes® はユーザー ID からパブリックキーを使用してデータベースを暗号化します。その場合、データベースの暗号を解除できるのはそのユーザーだけです。それは、そのユーザーがユーザー ID に対応するプライベートキーを持っているためです。他のどのユーザー ID でも、そのデータベースを開くことはできません。
Notes データ
ローカルに保存されているアプリケーションへのアクセスを制限したり、アプリケーション内の文書を暗号化することができます。
特定の文書をほかのユーザーが表示して読めないようにする
ほかのユーザーがアクセスできるデータベースに保存されている文書も、自分と指定したユーザーのみが読めるように設定して保護できます。
シークレットキーを使用して文書を暗号化する
文書に暗号化できるフィールドが含まれている場合は、ユーザー ID に保存されたシークレット暗号キーを使用して、パブリックデータベースに保存しておく文書を暗号化できます。
Notes® でメールの暗号化と署名にパブリックキーとプライベートキーを使用する方法
HCL Notes® では、パブリックキーとプライベートキーのセットを使用して、データを暗号化または復号化したり、デジタル署名を確認したりします。セットになっているパブリックキーとプライベートキーは、数学的に関連付けられており、ユーザー ID に固有です。パブリックキーは、Notes 認証に保存されます。認証は、ユーザー ID と HCL Domino® ディレクトリに保存されます。プライベートキーはユーザー ID にのみ保存されます。
操作制御リストで操作権限を制限する
HCL Notes® のスクリプトや式を実行するさまざまなユーザーや企業の認証者に対して異なる種類の操作権限を指定することにより、クライアントを保護できます。例えば、HCL Domino® 管理者には、署名のないスクリプトや式の実行を除く、あらゆる操作権限を与えます。
POP3、IMAP、LDAP アカウントを保護する
HCL Notes® は Secure Sockets Layer (SSL) をサポートしているので、POP3、IMAP、LDAP アカウントを使用したセキュアな通信が可能です。SSL では、Notes クライアントとアカウントで指定したサーバー間で送信されるデータが暗号化されます。Notes は、SSL のバージョン 2.0 と 3.0 をサポートしています。デフォルトでは、Notes では各サーバーに適した SSL バージョンがセッションで決定されます。
署名付きプラグイン
管理者は、クライアントソフトウェアのインストール時にプラグインも自動的にインストールされるよう設定できます。このプラグインは、クライアントから信用された証明書で署名され、データが壊れていないことが確認されたものです。この方法で署名されたプラグインは、確認のプロンプトを表示することなくインストールできます。
ウィジェットと Live Text を使用すると、エンドユーザーは文書内の Live Text (メールを含む) を、そのユーザー用に作成されたウィジェット (.XML ファイル) を使用して表示し、アクションを実行できます。パワーユーザーと管理者は、ウィジェットを作成および編集し、それらをユーザーにデプロイすることで、Notes® フォーム、ビュー、XPage、文書または複合アプリケーション、サードパーティサービス (Web ページ、フィード、Google Gadget™ など) に対処させることも、特定の Notes ユーザーに対してクライアントプラグインを自動的にインストールまたは更新することもできます。
ウィジェットと Live Text の使用を開始する
ウィジェットと Live Text は 3 つの主なユーザータイプを対象に設計されています。それは、エンドユーザー、パワーユーザー、アプリケーション開発者、管理者です。ポリシーとプリファレンスにより、さまざまなアクセスレベルが制御されます。ロールは多くの部分で重複します。例えば、パワーユーザーは、ウィジェットを作成し、それをエンドユーザーにデプロイします。一方、エンドユーザーはウィジェットを自分で作成するのではなく、自分用に作成されたウィジェットを使用することがあります。
ウィジェットと Live Text を操作する - エンドユーザー
ウィジェットと Live Text のエンドユーザーで、ウィジェットの作成権限もカタログのアクセス権限もない場合、アクティブな文書の Live Text に対してアクションを実行するか、インストール済みウィジェットをダブルクリックすることで、アクションを開始できます。ポリシーまたはプリファレンスの設定によっては、他の操作 (新規ウィジェットをクライアントサイドバーや [マイウィジェット] サイドバーパネルに追加するなど) を実行することもできます。
ウィジェットと Live Text 詳細トピック - パワーユーザーとアプリケーション開発者
Notes® と Web ベースの XML 拡張子 (ウィジェット) を作成および編集し、それらのウィジェットを中央カタログから使用できるようにすることができます。