使用する HCL Notes® アプリケーションのオフライン (ローカル) の複製を作成できます。このような複製は、レプリカと呼ばれます。
次の複製トピックは、Notes® の上級ユーザー向けのものです。
複製を行うと、Notes® アプリケーションのローカルバージョンをハードドライブ上に保持することができます。ローカルバージョンはサーバー上のアプリケーションと同一であり、一方のバージョンに変更を加えると、アプリケーションのローカルバージョンとサーバーバージョンの両方に反映されます。ネットワークを介してサーバーアプリケーションを使用するよりも、アプリケーションのローカルバージョン (レプリカ) で文書やビューを開く方がはるかに速いので、サイズの大きな文書やアプリケーションを扱うときには、複製を行うと非常に便利です。
このクイックリファレンスカードでは、一般的なタスクの操作説明と Notes® 複製へのショートカットが提供されます。すぐに参照できるように、このクイックリファレンスカードを印刷してお手元に準備しておくと便利です。
[複製と同期] ページでは HCL Notes® アプリケーションの複製を、1 つ以上のサーバーに存在するそれらのアプリケーションと同期できます。Notes があるアプリケーションから別のアプリケーションに変更内容をコピーしている間、ユーザーは他の作業を続行できます。これによって、あらゆる場所の異なるネットワーク上のユーザーが、同じ情報を共有できるようになります。
レプリカは、元のアプリケーションと同じレプリカ ID を持っています。この ID を使用して、レプリカを [ファイル] > [アプリケーション] > [コピー] を選択して作成されたアプリケーションのコピーと区別できます。
[複製オプション] ダイアログボックスの [基本] ページでは、HCL Notes® アプリケーションの個々のローカルレプリカをカスタマイズできます。現在のロケーションまたはすべてのロケーションで、選択したレプリカに設定を適用するように指定できます。
[複製の履歴] ダイアログボックスには、エントリと呼ばれる複製イベントのリストが表示されます。各エントリには、アプリケーションが最後に複製された日時と、その際にアプリケーションの複製元または複製先となったサーバー、およびデータが送信されたのか受信されたのかが表示されます。一部のエントリにはアスタリスク (*) が付けられ、他のサーバーとの間でレプリカが最新の状態に更新されていることを示します。
[複製オプション] ダイアログボックスの [スペースセーバー] ページで、複製時に選択したレプリカが受信する各文書の量を制御できます。[スペースセーバー] ページのオプションは、すべてのロケーションの選択したレプリカに適用されます。
[複製の設定] ダイアログボックスの [送信] ページでは、アプリケーション名、カタログ情報 (およびアプリケーションのテンプレート名)、ローカルセキュリティプロパティに関する削除や変更が他のレプリカに複製されるのを防ぐことができます。
[複製オプション] ダイアログボックスの [詳細] ページでは、コンピュータを指定して、1 つ以上のサーバーにあるレプリカから受信する情報の一部を制御することができます。