プロフィールで Domino® サイレントサーバーセットアップを使用する
サーバーセットアッププロフィールを使用すると、セットアップ画面を表示せずに Domino サーバーをサイレントでセットアップできます。サイレントセットアップは、設定中のサーバーで、またはクライアントシステムから実行できます。
始める前に
- 手順 サーバーセットアッププロフィールを作成する を完了します。
- 保留中のリブートアクションがある場合は、それらを実行します。
サーバーでサイレントセットアップを実行するには
手順
- サーバーシステムに Domino® サーバーのプログラムファイルをインストールします。ただし、Domino® サーバーセットアッププログラムは実行しないでください。
- (UNIX のみ) Domino サーバーのインストール時に指定したユーザーとして Domino システムにログオンします。これは、Domino サーバーの起動に使用するユーザーと同じです。
-
プロフィールでパスワードが必要な既存のサーバー ID、認証者 ID、管理者 ID を使用する場合は、パスワードを必要とする ID の種類ごとに <keyword>=<password> の組み合わせを含むテキストファイルを作成します。次の例は、各キーワードが使用されているテキストファイルの内容を示しています。
Server=passw0rd AddServer=passw0rd Certifier=passw0rd OUCertifier=passw0rd Administrator=passw0rd
注: .txt ファイルを Domino データディレクトリに配置します。UNIX サーバーでは、Domino セットアップコードにファイルへの読み取りアクセス権が必要です。 -
サーバーのコマンドプロンプトで、Domino データディレクトリに切り替えます。(パーティションサーバーをインストールした場合は、設定するパーティションのデータディレクトリに切り替えます。) 次に、次のコマンドを入力します。
ここで<path_to_Domino_server_executeable> -silent <path_to_profile_file> =<path_to_partition_notes.ini> <path_to_txt_file>
<path_to_Domino_server_executeable>
は、Domino サーバー実行可能ファイルへの絶対パスです。<path_to_profile_file>
は、.pds プロフィールファイルへのパスです。プロフィールファイルがルートディレクトリにない場合は、そのファイルへの絶対パスを指定します。<path_to_partition_notes.ini>
は、パーティションサーバーのデータディレクトリにある notes.ini ファイルへのパスです。パスの前に等号 (=) を付けます。<path_to_txt_file>
は、ID パスワードを指定するために Domino サーバーのデータディレクトリに作成した .txt ファイルへのパスです。Windows サーバーでの例 (単一サーバー、パスワード txt ファイルなし):c:\Domino\nserver.exe -silent c:\temp\Profile.pds
Windows サーバーでの例 (パーティションサーバー、パスワード txt ファイル):c:\Domino\nserver.exe -silent c:\temp\Profile1.pds =c:\Domino\Data1\notes.ini c:\Domino\Data1\password.txt
UNIX サーバーでの例 (単一サーバー、パスワード txt ファイルなし):/opt/hcl/domino/bin/server -silent /tmp/Profile.pds
UNIX サーバーでの例 (パーティションサーバー、パスワード txt ファイル):/opt/hcl/domino/bin/server -silent /tmp/Profile1.pds =/local/notesdata1/notes.ini /local/notesdata1/password.txt
注:nserver -help
またはserver -help
と入力すると、サーバーセットアッププロフィールの処理で使用できるパラメーターがすべて表示されます。 - Domino® データディレクトリ内の errorlog.txt ファイルをチェックして、セットアップが完了したことを確認し、またセットアップ中に生成されたエラーメッセージを確認します。
Domino® Administrator のある Windows™ クライアントからサイレントセットアップを実行するには
手順
- クライアントシステムに Domino® Administrator をインストールするときは、[リモートサーバーセットアップ] を選択するようにしてください。
- サーバーシステムに Domino® サーバーのプログラムファイルをインストールします。ただし、Domino® サーバーセットアッププログラムは実行しないでください。
- (UNIX サーバーのみ) Domino サーバーのインストール時に指定したユーザーとして Domino システムにログオンします。これは、Domino サーバーの起動に使用するユーザーと同じです。
-
サーバーのコマンドプロンプトで、Domino データディレクトリに切り替えます。(パーティションサーバーをインストールした場合は、設定するパーティションのデータディレクトリに切り替えます。) その後、次のコマンドを入力してサーバーを listen モードにします。
Windows™ サーバーでの例:<full_path_to_Domino_server_executeable> -listen
UNIX™ サーバーでの例:C:\Domino\nserver -listen
/opt/hcl/domino/bin/server -listen
注:nserver -help
またはserver -help
と入力すると、サーバーセットアッププロフィールの処理で使用できるパラメーターがすべて表示されます。 -
プロフィールでパスワードが必要な既存のサーバー ID、認証者 ID、管理者 ID を使用する場合は、ID の種類ごとに <keyword>=<password> の組み合わせを含むテキストファイルを Domino サーバー上に作成します。次の例は、各キーワード (ID の種類) が使用されているテキストファイルの内容を示しています。
Server=passw0rd AddServer=passw0rd Certifier=passw0rd OUCertifier=passw0rd Administrator=passw0rd
注: .txt ファイルを Domino データディレクトリに配置します。UNIX サーバーでは、Domino セットアップコードにファイルへの読み取りアクセス権が必要です。 -
Windows クライアントのコマンドプロンプトで、Notes プログラムディレクトリに切り替えて、次のコマンドを入力します。
ここでserversetup -silent <path_to_profile_file> <path_to_txt_file> -remote <serveraddress> =<path_to_partition_notes.ini>
<path_to_profile_file>
は、Windows クライアント上の .pds プロフィールファイルへのパスです。プロフィールファイルがルートディレクトリーにない場合は、そのファイルへの絶対パスを指定します。<path_to_txt_file>
は、ID パスワードを指定するために Domino サーバーのデータディレクトリに作成した .txt ファイルへのパスです。<serveraddress>
は、セットアップするサーバーのホスト名またはネットワークアドレスです。<path_to_partition_notes.ini>
は、パーティションサーバーのデータディレクトリにある notes.ini ファイルへのパスです。パスの前に等号 (=) を付けます。Windows サーバーでの例 (単一サーバー、パスワード txt ファイルなし):serversetup -silent C:\Profile.pds -remote mail2.renovations.com
Windows サーバーでの例 (パーティションサーバー、パスワード txt ファイル):serversetup -silent C:\Profile1.pds C:\password.txt -remote mail2.renovations.com =C:\Domino\Data1\notes.ini
UNIX サーバーでの例 (単一サーバー、パスワード txt ファイルなし):serversetup -silent C:\Profile.pds -remote mail2.renovations.com
UNIX サーバーでの例 (パーティションサーバー、パスワード txt ファイル):serversetup -silent C:\Profile1.pds /local/notesdata/password.txt -remote mail2.renovations.com =/local/notesdata1/notes.ini
注:nserver -help
またはserver -help
と入力すると、サーバーセットアッププロフィールの処理で使用できるパラメーターがすべて表示されます。 - Notes® データディレクトリー内の errorlog.txt ファイルをチェックして、セットアップが完了したことを確認します。または、セットアップ中に生成されたエラーメッセージを表示します。
-
セットアップが完了したら、クライアント上の Notes プログラムディレクトリに切り替え、次のコマンドを入力して Domino サーバー上のリスナーを停止します。
以下に例を示します。serversetup -q <serveraddress>
serversetup -q mail2.renovations.com
Domino® Administrator のない Windows™ クライアント、または UNIX™ ワークステーションからサイレントセットアップを実行するには
手順
- サーバーシステムに Domino® サーバーのプログラムファイルをインストールします。ただし、Domino® サーバーセットアッププログラムは実行しないでください。
- (UNIX サーバーのみ) Domino サーバーのインストール時に指定したユーザーとして Domino システムにログオンします。これは、Domino サーバーの起動に使用するユーザーと同じです。
-
サーバーのコマンドプロンプトで、Domino データディレクトリに切り替えます。(パーティションサーバーをインストールした場合は、設定するパーティションのデータディレクトリに切り替えます。) その後、次のコマンドを入力してサーバーを listen モードにします。
Windows™ サーバーでの例:<full_path_to_Domino_server_executeable> -listen
UNIX™ サーバーでの例:C:\Domino\nserver -listen
/opt/hcl/domino/bin/server -listen
注:nserver -help
またはserver -help
と入力すると、サーバーセットアッププロフィールの処理で使用できるパラメーターがすべて表示されます。 - クライアントシステムに Java™ Runtime Environment をインストールします。
- クライアントシステムに一時ディレクトリーを作成します。たとえば、コマンドプロンプトで次のように入力します。
- Windows™ クライアント上で:
mkdir c:\temp
- UNIX™ ワークステーション上で:
mkdir /temp
- Windows™ クライアント上で:
- 以下のいずれかを実行します。
- Windows™ クライアントでは、リモートセットアップファイル
cfgdomserver.jar
、jhall.jar
、remotesetup.cmd
を、サーバーからクライアントシステム上に作成したディレクトリーにコピーします。これらのファイルは、サーバーのC:\<Domino program directory>
にあります。 - UNIX™ ワークステーションでは、リモートセットアップファイル
cfgdomserver.jar
、jhall.jar
、remotesetup
を、サーバーからワークステーションに作成したディレクトリーにコピーします。これらのファイルは以下のディレクトリーにあります。IBM® AIX® サーバー上の
/<Domino program directory>/notes/latest/ibmpow/
Linux™ サーバー上の
/<Domino program directory>/notes/latest/linux/
- Windows™ クライアントでは、リモートセットアップファイル
-
プロフィールでパスワードが必要な既存のサーバー ID、認証者 ID、管理者 ID を使用する場合は、ID の種類ごとに <keyword>=<password> の組み合わせを含むテキストファイルを Domino サーバー上に作成します。次の例は、各キーワード (ID の種類) が使用されているテキストファイルの内容を示しています。
Server=passw0rd AddServer=passw0rd Certifier=passw0rd OUCertifier=passw0rd Administrator=passw0rd
注: .txt ファイルを Domino データディレクトリに配置します。UNIX サーバーでは、Domino セットアップコードにファイルへの読み取りアクセス権が必要です。 -
クライアントのコマンドプロンプトで、Notes プログラムディレクトリに切り替えて、次のコマンドを入力します。
ここでremotesetup -silent <path_to_profile_file> <path_to_txt_file> -remote <serveraddress> =<path_to_partition_notes.ini>
<path_to_profile_file>
は、クライアント上の .pds プロフィールファイルへのパスです。プロフィールファイルがルートディレクトリーにない場合は、そのファイルへの絶対パスを指定します。<path_to_txt_file>
は、ID パスワードを指定するために Domino サーバーのデータディレクトリに作成した .txt ファイルへのパスです。<serveraddress>
は、セットアップするサーバーのホスト名またはネットワークアドレスです。<path_to_partition_notes.ini>
は、パーティションサーバーのデータディレクトリにある notes.ini ファイルへのパスです。パスの前に等号 (=) を付けます。Windows サーバーでの例 (単一サーバー、パスワード txt ファイルなし):remotesetup -silent C:\myprofile.pds -remote mail2.renovations.com
Windows サーバーでの例 (パーティションサーバー、パスワード txt ファイル):remotesetup -silent C:\Profile1.pds C:\password.txt -remote mail2.renovations.com =C:\Domino\Data1\notes.ini
UNIX サーバーでの例 (単一サーバー、パスワード txt ファイルなし):remotesetup -silent c:\myprofile.pds -remote mail2.renovations.com
UNIX サーバーでの例 (パーティションサーバー、パスワード txt ファイル):remotesetup -silent c:\Profile1.pds /local/notesdata1/password.txt -remote mail2.renovations.com =/local/notesdata1/notes.ini
注:nserver -help
またはserver -help
と入力すると、サーバーセットアッププロフィールの処理で使用できるパラメーターがすべて表示されます。 - errorlog.txt ファイルをチェックして、セットアップが完了したことを確認します。または、セットアップ中に生成されたエラーメッセージを表示します。
-
セットアップが完了したら、クライアント上の Notes プログラムディレクトリに切り替え、次のコマンドを入力して Domino サーバー上のリスナーを停止します。
以下に例を示します。serversetup -q <serveraddress>
serversetup -q mail2.renovations.com