コンテナー内で Domino 関連コマンドを実行する
新しい HCL Domino コンテナーイメージでは、既知のコミュニティー開始スクリプトを利用して、コンテナー内の Domino サーバーが開始されます。
開始スクリプトを使用して Domino 関連コマンドを実行する
- コンテナー内で対話式 bash シェルを開始するには、docker exec を使用します。
docker exec -it my-domino-container bash
シェルは、デフォルトでは「notes」ユーザーに設定されます。
- シェルで通常呼び出されるすべてのタイプのコマンドについて、標準の Linux サーバーでそれらのコマンドを実行できます。開始スクリプトを呼び出すには、「domino」コマンドを使用します。注: 開始スクリプトは、Docker、標準 Linux、および AIX サーバーで使用される一般的なスクリプトです。一部のオプションは Docker ベースのサーバーには適用されませんが、コンテナー内で実行される開始スクリプトで引き続きリストされます。
- すべての Domino 関連コマンドを表示するには、パラメーターを指定せずに「domino」コマンドを呼び出します。
- 開始スクリプトに関する追加のヘルプが必要な場合は、「domino help」コマンドを実行します。
標準コマンド
以下のコマンドが最も便利なコマンドです。外部の開始スクリプトの資料の詳細については、「Domino 開始スクリプトコマンド」を参照してください。
コマンド | 説明 |
---|---|
start | 開始スクリプトを使用してバックグラウンドで Domino サーバーを開始します。 |
stop | コンテナーを停止せずに、実行中の Domino サーバーを停止します。サーバーで保守操作を実行する場合に便利です。 |
resources または res | 使用されているサーバーリソース (プロセス、共有メモリー、MQ、セマフォー) を表示します。 |
nsd | 完全な NSD を実行します。 |
info | NSD -info を実行します。 |
stacks | NSD -stacks を実行します。 |
nsdnomem | NSD -nomemcheck を実行します。 |
memdump | メモリーダンプを生成します。 |
hang | 3 つの NSD -stacks と 1 つのフル NSD を実行します。 ハングしているサーバーに便利なコマンドです。 |
kill | NSD - kill を実行します。 |
cleanup | すべてのサーバーリソース (プロセス、共有メモリー、セマフォー) をクリーンアップします。 |
コマンド | 説明 |
---|---|
archivelog | サーバーが稼働している場合でもログをアーカイブします。 |
lastlog <n> | ログの最後の <n> 行を表示します (デフォルトは 100 行)。 |