AdminQ 名前変更要求の処理方法

ボールトに保存された ID を持つ Web ユーザー (例えば、HCL Verse ユーザー) の名前を変更すると、要求を処理するステップが自動的に実行されます。

名前変更要求を開始すると、要求を処理するために以下のステップが実行されます。AdminQ を使用しない場合、名前を変更するには、Web ユーザーが HCL Notes クライアントを使用して Domino で認証を受ける必要があります。

1. admin4.nsf で [Domino ディレクトリの変更] 要求を生成するユーザーの名前を変更します。
2. [古い変更要求の削除] 要求が毎晩実行されると、AdminP は Domino ディレクトリーで有効期限が切れていない [Domino ディレクトリーの変更] 要求を検索します。これらの要求は名前変更要求の直後に生成され、名前変更処理を開始するために、名前変更されるユーザーが Notes クライアントから Domino で認証を受けていないことを示します。
3. AdminQ は、有効期限が切れていない [Domino ディレクトリの変更] 要求を見つけると、adminq で名前変更されるユーザーの「UserRename」要求を作成し、その状態を「Needs processing」に設定します。
4. UserRename 要求は、そのユーザー ID のあるボールトの ID ボールト管理サーバーの adminq.nsf に複製されます。
5. ID ボールト管理サーバー上の AdminQ は、「Needs processing」状態の要求を検出し、ID ボールト内の関連ユーザー ID を更新します。これは、ユーザーが Notes クライアントでログインし、ID ファイルを ID ボールトと同期させる代わりとなります。
6. ID ボールトで ID が更新されると、AdminQ は adminq.nsf のエントリの状態を「Processed」に変更します。
7. ボールト管理サーバーの AdminQ が admin4.nsf に [Domino ディレクトリのユーザー名の変更] 要求を生成します。
8. [Domino ディレクトリのユーザー名の変更] 要求は、ドメイン管理サーバーの admin4.nsf に複製されます。
9. ドメイン管理サーバーの AdminP は、通常の名前変更要求フローを開始します。