拡張ディレクトリカタログに対するディレクトリアシスタントの例
Y 社では、ドメイン A、ドメイン B、ドメイン C を使用しています。各ドメインの Domino® ディレクトリを個別に検索する方法として、ディレクトリアシスタントを設定せず、3 つのドメインのディレクトリをすべて集約した拡張ディレクトリカタログを構築しています。この方式を使用すると、Notes® ユーザーは、1 つのディレクトリのみを使用して、どのドメインのディレクトリに登録されている名前でも参照できます。また、サーバーは、1 つのディレクトリのみを使用して、たとえば、メールを配信するときにどのドメインにある名前でも検索できます。また、サーバーは、データベースアクセスの認証時に、3 つのどのディレクトリから集約したグループのメンバーでも検索できます。
このタスクについて
Y 社では、ドメイン A にあって、クラスタのメンバーとなっている 2 つのサーバーに拡張ディレクトリカタログのレプリカを作成しています。ドメイン間のネットワーク接続は高速なので、ドメイン B とドメイン C にあるサーバーは、ドメイン A のサーバーにあるディレクトリカタログのレプリカを使用します。
各ドメインの管理者は [ディレクトリアシスタント] データベースをローカルに制御する必要があるため、各ドメインでは専用の [ディレクトリアシスタント] データベースを作成して使用します。
次の表は、各ドメインの [ディレクトリアシスタント] データベースにある、拡張ディレクトリカタログのディレクトリアシスタント文書の設定です。
[基本] タブ | 目次 | コメント |
---|---|---|
ドメインタイプ |
Notes® |
-- |
ドメイン名 |
EDC |
実際のドメイン名と異なる名前を付けます。 |
会社名 |
Company Y |
-- |
検索順 |
None |
-- |
このドメインを利用可能にする先 |
|
サーバーがすべてのディレクトリアシスタントサービスについて拡張ディレクトリカタログを使用できるようにします。 |
グループの許可 |
はい |
サーバーでデータベースアクセスを認証するときに、拡張ディレクトリカタログでグループを検索できるようにします。 |
有効 |
はい |
-- |
[名前付けのコンテキスト (ルール)] タブ | ||
N.C.1: |
[有効] - [はい] [資格情報を信用] - [はい] |
拡張ディレクトリカタログにあるすべての名前をサーバーが検索できるようにします。ディレクトリカタログに集約されている、ユーザー文書を持つすべてのインターネットユーザーをサーバーが認証できるように、[資格情報を信用] を選択します。 |
[レプリカ] タブ | ||
レプリカ 1 |
サーバー名: Server1/DomainA ディレクトリファイル名: EDC.NSF |
Server1/DomainA はクラスタのメンバーです。使用可能なレプリカの検索にクラスタフェイルオーバーが使用されるように、クラスタ内で拡張ディレクトリカタログのレプリカを 1 つだけ指定します。 |