クラスタマネージャのイベントと統計を表示する
データベースとメールサーバーを割り当ててワークロードの均衡化を行った後、クラスタのイベントと統計をトラッキングして、ワークロードが適正であり、フェイルオーバーが正常に行われることを確認します。統計に問題が認められた場合は、調整する必要があります。
フェイルオーバーイベントとワークロード均衡イベントを表示する
このタスクについて
フェイルオーバーが発生すると、Domino® は Domino® サーバーのログファイルにイベントを記録します。フェイルオーバーイベントは、次のように記録されます。
08/23/2002 11:08:48 AM Failing over from Sales/Acme!!Customer.nsf for replica ID 852560C9:007232D, directing open to Sales2/Acme
Domino® がワークロードを均衡化するためにフェイルオーバーを実行した場合は、そのイベントが Domino® サーバーのログファイルに次のように記録されます。
08/23/2002 11:08:48 AM Load balancing off of Sales/Acme!!Customer.nsf for replica ID 852560C9:007232D, directing open to Sales2/Acme
これらのイベントは、Notes Log で参照できます。以下のいずれかの手順を実行します。
Domino® サーバーのログファイルから
手順
- Domino® サーバーのログファイル (LOG.NSF) を開きます。
- [Miscellaneous Events] をクリックします。
- 参照する Notes® Log 文書を開きます。ヒント: ログ分析を実行することにより、ログファイルを検索し、フェイルオーバーイベントとワークロード均衡イベントをデータベースに一括して登録できます。
クラスタマネージャ統計を表示する
このタスクについて
クラスタマネージャ統計のレポートを表示する
このタスクについて
この手順を実行する前に、モニタリング結果データベースで統計レポートを有効にする必要があります。
手順
- Domino® Administrator の [サーバー] ペインで、[すべてのサーバー] または [クラスター] のいずれかを展開します。
- 目的のサーバーを選択します。
- タブをクリックします。
- タスクペインで [モニタリング結果] を展開して、[統計レポート] を展開します。
- [クラスタ] をクリックします。
- 結果ペインで、目的の文書を開き、その文書の [サーバークラスタ統計] セクションを参照します。
タスクの結果
注: または、これらのレポートをモニタリング結果データベース (STATREP.NSF) で直接表示することもできます。データベースを開いて [統計レポート] を展開し、[クラスタ] をクリックします。
クラスタマネージャ統計のリストを表示する
手順
クラスター・マネージャ統計のリストは、Domino® Administrator またはサーバー・コンソールから表示できます。
Domino® Administrator から
手順
- サーバーペインで、[すべてのサーバー] または [クラスタ] を展開します。
- 目的のサーバーを選択します。
- タブをクリックします。
- 統計リストで、[サーバー] を展開し、次に [クラスタ] を展開します。注: 現在のサーバーの利用可能インデックス、利用可能しきい値、拡張係数を確認するには、統計の [サーバー] セクション ( セクションではなく) を調べてください。
サーバーコンソールで操作する
このタスクについて
サーバーコンソールから次の Domino® コマンドを送信します。
show stat server.cluster*
クラスタマネージャ統計の先頭の文字列は Server.Cluster
です。クラスタマネージャ統計は、フェイルオーバー、ワークロードの均衡、クラスタ内のサーバーの状態に関する情報を提供します。特にクラスタマネージャがフェイルオーバーとワークロードの均衡をどのくらいの頻度で試したか、そしてそれらのうちの何回が成功したかが分かります。
注: 現在のサーバーの可用性インデックス、可用性限界値、拡張係数を確認するには、サーバーコンソールから Domino® コマンド「show stat server」を送信します。