特定のシステム管理要求のための特殊目的のスレッドを定義する
システム管理要求のクラスまたは特定のシステム管理要求のための特殊目的のスレッドを指定できます。システム管理要求の「クラス」とは要求の間隔です。「即時」または「間隔」になります。
システム管理プロセスには、次の種類のスレッドがあります。
- サーバー文書の [サーバータスク] - [Administration Process] タブの [最大スレッド数] フィールドで定義される一般的なスレッド。3 個から 10 個の一般的なスレッドを指定できます。
- NOTES.INI 設定を使用して定義する特殊目的のスレッド。システム管理プロセスでは、一般的なスレッド、特殊目的のスレッド、この 2 つの組み合わせで、最大 10 個のスレッドがサポートされています。特殊目的のスレッドでは、即時要求または毎時要求の一方のみが処理されます。例えば、特殊目的のスレッドが即時スレッドの場合、即時要求のみが処理されます。
- システム管理プロセスがシステム管理プロセス要求のディスパッチに使用する 1 つの要求ディスパッチャスレッド。このスレッドは、設定または変更することができません。
- メールポリシー処理用の 1 つのポーリングスレッド。このスレッドは、設定または変更することができません。
特殊目的のスレッドは、既に定義されている既存の一般的なスレッドに追加されます。次の NOTES.INI 設定を使用して、特殊目的のスレッドの数を指定します。
ADMINP_IMMEDIATE_THREAD=X
ADMINP_INTERVAL_THREAD=X
X は特殊目的のスレッドの数です。
特殊目的のスレッドは、毎日、遅延、バッチのシステム管理プロセス要求には使用できません。
特殊目的のスレッドを追加するオプションは、システム管理プロセスの起動時にのみ確認されます。
要求が処理のために受信されると、サーバー文書に定義されている一般的なスレッドのいずれかでその要求を処理できるかどうかが、システム管理プロセスにより確認されます。一般的なスレッドで処理できる場合、要求は使用可能なスレッドの 1 つに割り当てられます。一般的なスレッドのいずれかで処理できない場合は、NOTES.INI ファイルに定義されている特殊目的のスレッドで要求を処理できるかどうかが、システム管理プロセスにより確認されます。(特殊目的のスレッドは、即時スレッドまたは毎時スレッドです。したがって、即時または毎時システム管理プロセス要求のみが処理されます。) 要求が処理可能な場合は、特殊目的のスレッドに割り当てられます。処理不可能な場合は、後で使用可能になった一般的なスレッドまたは特殊目的のスレッドによって処理するために、要求はキューに入れられます。もちろん、特殊目的のスレッドによって処理されるには、要求はそのスレッドによって処理可能である必要があります。