システム管理要求データベースへのユーザーアクセスを制御する
一部のシステム管理要求は、システム管理操作の特定の段階 (ローミングユーザーのメールファイルの移動中など) に Notes® クライアントユーザーが作成します。ユーザーが複数の Notes クライアントを使用している場合 (例えば、自宅で 1 つ、オフィスで 1 つなど)、Notes クライアントはいずれかのシステム管理要求を作成する前に、同じ要求がそのクライアント自身、または別のクライアントを実行するユーザーによって作成されていないか調べます。
この調査を実行して、システム管理要求の重複作成を回避するには、ユーザーにシステム管理要求データベースへの [作成者] アクセス権が必要です。このデータベースに詳細なシステム管理情報が表示されているためです。システム管理者が、システム管理要求データベースの情報をユーザーが参照できないようにすることを希望する場合があります。ユーザーがシステム管理要求データベースの内容を参照できない方法で実行するには、ADMIN4.NSF へのデフォルトアクセスを [投稿者] に設定します。[投稿者] アクセス権を設定すると、同じ操作から複数のユーザー要求が表示される場合があります。クライアントは、自分が作成しようとしている要求が既存のものであるか判断できないためです。
クライアントをすべて Lotus Notes® 7 にアップグレードすると、ADMIN4.NSF へのデフォルトアクセスを [なし] に設定できます。ユーザーにアクセス権がない場合、クライアントは単に要求をシステム管理要求データベースにメール送信します。