サーバーのメッセージトラッキングを設定する
この手順によって、Domino® MailTracker Store データベース (MTSTORE.NSF) に収集して保存する情報の種類をカスタマイズできます。例えば、あるユーザーのメールを収集対象から除いたり、トラッキングするメッセージをメッセージの件名によって制限できます。
始める前に
手順
- Domino® Administrator で、[設定] タブをクリックし、[メッセージング] セクションを展開します。
- [設定] をクリックします。
- 管理するメールサーバーのサーバー設定文書を選択し、[サーバー設定の編集] をクリックします。
- サーバー設定文書で、 タブをクリックします。
-
以下のフィールドに入力し、[保存して閉じる] をクリックします。
表 1. [メッセージトラッキング] タブのフィールド フィールド Enter メッセージトラッキング 新しく作成したグループのオプションとして、 - [有効] を選択すると、Domino® MailTracker Store データベースにメッセージ処理状況の情報が記録されます。
- [無効] (デフォルト) を選択すると、メッセージ処理情報は記録されません。
メッセージトラッキングを行わない宛先 メッセージが記録されないため、トラッキングもされないユーザーかグループの名前を指定します。このフィールドは、指定したユーザーやグループが送信したメッセージにだけ適用されます。 例えば、人事部長が送信したメッセージをシステム管理者がトラッキングできないようにする場合に、このフィールドに人事部長の名前を入力します。
このフィールドを空白のままにしておくと (デフォルト)、権限のあるシステム管理者は、メールトラッキングを使用できるすべてのサーバーのすべてのユーザーとグループのメッセージをトラッキングできます。
メールの接続をテストするために ISpy タスクを実行しているサーバーでは、ISpy タスクは 5 分間隔でトレースメッセージを送信します。Domino® MailTracker Store データベースがこれらのトレースメッセージでいっぱいにならないように、例えば ISpy on MailHub1 などと、ISpy のメール受信データベースの名前をこのフィールドに入力します。
メールの件名をログに記録 新しく作成したグループのオプションとして、 - [はい] - サーバーは Domino® MailTracker Store データベースに各メッセージの件名を記録します。
- [いいえ] - (デフォルト) サーバーはメッセージの件名を記録しません。
件名をログに記録しない宛先 メッセージの件名が記録されないため、トラッキングもされないユーザーやグループの名前を指定します。このフィールドは、指定したユーザーやグループが送信したメッセージにだけ適用されます。デフォルトでは何も指定されていません。 メッセージトラッキング収集間隔 Domino® MailTracker Store データベースにメッセージトラッキング動作を記録する頻度を表す数値を分単位で入力します。 注: この数値は、サーバーのパフォーマンスに影響します。システムのサイズと速度に適した数値を入力してください。デフォルトの 15 分を推奨します。メッセージトラッキングを許可するユーザー/サーバー このサーバーでメッセージトラッキングを許可するサーバーやユーザーの名前を指定します。 このフィールドを空白のままにすると (デフォルト)、このサーバーの LocalDomainServers グループのメンバーだけがメッセージをトラッキングする権限を付与されます。このフィールドにエントリを追加する場合は、このサーバーでメッセージトラッキングを許可するすべてのユーザーとグループを表示する必要があります。
件名のトラッキングを許可するユーザー/サーバー このサーバーで件名によるメッセージトラッキングを許可するサーバーやユーザーの名前を指定します。 このフィールドを空白のままにすると (デフォルト)、このサーバーの LocalDomainServers グループのメンバーだけが件名でメッセージをトラッキングする権限を付与されます。このフィールドにエントリを追加する場合は、このサーバーで件名のトラッキングを許可するすべてのサーバーとユーザーを表示する必要があります。
注: このフィールドにサーバーやユーザーをリストすると、[メッセージトラッキングを許可するユーザー/サーバー] フィールドにはそれらのサーバーやユーザーをリストする必要はありません。ディスクの記憶容量が問題になる場合は、データベースの複製の設定を使用して、何日分の情報を Domino® MailTracker Store データベースに保持するかを制御します。この日数は、さかのぼってメッセージをトラッキングできる日数を制限します。したがって、トラッキングの必要性と使用可能なディスク容量とのバランスを考えた値を選択してください。