Smart Upgrade のサーバーフェイルオーバーを使用する
クラスタサーバー環境では、サーバーフェイルオーバー機能付きの HCLNotes® Smart Upgrade を使用することができます。
この機能を使用するには、Smart Upgrade アプリケーションのリンクをクラスタサーバーのサーバー設定文書に貼り付ける必要があります。Notes ユーザーがログインすると、Smart Upgrade アプリケーションのリンクにアクセスするために、そのユーザーのホームサーバーのサーバー設定文書が確認されます。
次に、そのサーバーにアプリケーションへのリンクが設定されているかどうかがチェックされます。アプリケーションが格納されているサーバーが使用可能な場合はそのサーバーが使用され、そうでない場合はアップグレードプロセスによってクラスタ内のサーバーが検索されます。
Notes ユーザーが、表示された Smart Upgrade のプロンプトで [OK] をクリックしてアップグレードを開始すると、Smart Upgrade アプリケーションが格納されたサーバーの名前が次の NOTES.INI 設定に以下のように書き込まれます。
- SmartUpgradeDBpath=server_name!!database_file_name
- SmartUpgradeReplicID=replica_ID