Smart Upgrade Run As ウィザードを使用する
Smart Upgrade Run-As ウィザード (SUSETRUNASWIZARD.EXE) を使用して、実行可能ファイル (SURUNAS.EXE) を作成します。Microsoft™ Windows™ 上で稼働する Notes® クライアントのユーザーは、この実行可能ファイルを実行して各自の Notes クライアントをアップグレードすることができます。SURUNAS は、Notes クライアントのアップグレードを、管理者特権やシステム特権を持たないユーザーにプッシュする場合に最適です。
SURUNAS.EXE 実行可能ファイルは、管理者特権を持つユーザーとして実行します。Smart Upgrade Run-As ウィザードに管理者ユーザー名とパスワードを指定してください。ウィザードの実行中に、ユーザーが SURUNAS.EXE を実行する際に使用する Notes インストールの setup.exe を指定します。指定した setup.exe ファイルを SURUNAS.EXE に格納するか、このセットアップファイルにアクセスできる共有ネットワークドライブの汎用命名規則 (UNC) パスを指定することができます。使用するセットアップファイルを指定する以外に、インストールキットに含まれるその他のファイルも指定します。Smart Upgrade Run As ウィザードによって、Notes クライアントをアップグレードするために Notes クライアントエンドユーザーが実行するインストールキットが作成されます。
- サービスを停止します。
- Notes インストールパッケージ内で 90 SUService ファイルを探し、このファイルを Notes インストールディレクトリにコピーします。デフォルトのインストール場所は C:\Program Files\HCL\Notes です。
- SUservice を再起動します。
- これで、Smart Upgrade Run-As ウィザード (SUSETRUNASWIZARD.EXE) を使用して、SURUNAS.EXE 実行可能ファイルを作成できます。
ウィザードの実行中に、新しい実行可能ファイルを SURUNAS.EXE 内の自己完結型パッケージに格納するか、ネットワーク共有のファイル参照として格納することができます。
SURUNAS.EXE ファイルを作成したら、Smart Upgrade でこのファイルをユーザーにプッシュすることができます。コマンドラインはウィザードによって SURUNAS.EXE に組み込まれるため、追加のコマンドラインオプションは不要です。次のステップについては、Notes Smart Upgrade の使用についての関連トピックを参照してください。
オプションのコマンドライン引数 |
説明と使用法 |
添付キットの例 |
共有ネットワークドライブの例 |
Smart Upgrade Run As での使用 |
---|---|---|---|---|
/w |
Smart Upgrade Run As で使用します。すべての処理が完了するまで Notes クライアントを再起動してはならないため、SURUNAS.EXE が待機することを可能にします。 注: Smart Upgrade Run As を使用するときは、常に /w パラメータを使用します。 |
|
|
はい |
-a |
すべての引数を起動中のファイルに渡します。 |
|
適用されない |
いいえ |
/a |
管理インストール。 |
-a /a |
/a |
いいえ |
/s 注: /s の直後に必ず空白スペースを指定。 |
添付キットの場合は、ファイルのインストール先を入力するようユーザーに促すダイアログボックスを表示しません。デフォルトでは、ファイルはユーザーの TempDir\NotesInstall に配置されます。 共有ネットワークドライブの場合は、Install Shield の初期設定ボックスを表示しません。 |
-a /s |
/s |
はい |
/v |
MSIexec に引数を渡します。引数 |
ここで、xxxx は任意のオプション引数を表します。 |
ここで、xxxx は任意のオプション引数を表します。 |
はい |
/q |
インターフェースレベルを設定します。たとえば、/qn は、アップグレード中にユーザーインターフェースが何も表示されないことを示します。 |
|
|
はい |
-d |
ファイルを一時ディレクトリに抽出するよう指定します。アップグレードの完了時には、このディレクトリからファイルが削除されます。 引数 -d は、一連の引数の中で最初に指定する必要があります。 |
-d -a /s /v |
適用されない |
はい |