LDAP サービスを開始および停止する

LDAP サービスの開始と停止は、自動的に行うことも、サーバーコンソールでコマンドを使用して行うことも可能です。

表 1. LDAP サービスの開始方法と停止方法

目的

作業内容

起動時に LDAP サービスを自動的に起動する Domino®

NOTES.INI ファイルの ServerTasks 設定を編集して、LDAP タスクを追加します。Domino によって、ドメインの Domino ディレクトリのシステム管理サーバーで ServerTasks 設定に LDAP タスクが自動的に追加されます。または、サーバーの設定時に [ディレクトリサービス (LDAP サービス)] オプションを選択した場合に追加されます。

LDAP サービスを手動で開始する。

コンソールから「Load LDAP」と入力します。

LDAP サービスを停止して再開する。

コンソールから「Restart Task LDAP」と入力します。

LDAP サービスを停止する。

コンソールから「Tell LDAP Quit」と入力します。

Domino ディレクトリのシステム管理サーバー上で動作している LDAP サービスで LDAP クライアント要求を処理しないようにする

Domino ディレクトリのシステム管理サーバーで LDAP 要求を処理しないようにできます。また、その処理を同じドメインで LDAP サービスを実行している他のサーバーに回すことができます。たとえば、システム管理サーバーの LDAP ポートがオペレーティングシステムと競合している場合に、システム管理サーバーでは LDAP 要求を処理できないようにします。Domino ディレクトリのシステム管理サーバーで LDAP ポートを無効にすると、そのサーバーの LDAP サービスは、スキーマデーモンの実行とドメインのディレクトリツリーの検証は続けますが、LDAP クライアントの要求を受け入れなくなります。

LDAP ポートを無効にするには:

  1. Domino ディレクトリのシステム管理サーバーのサーバー文書を開きます。
  2. [サーバーの編集] をクリックします。
  3. [ポート] > [インターネットポート] > [ディレクトリ] タブをクリックします。
  4. [SSL ポートステータス] フィールドと [TCP/IP ポートステータス] フィールドで、[無効] を選択します。
  5. [保存して閉じる] をクリックします。
  6. 必要に応じて、上記の変更がドメインの Domino ディレクトリのシステム管理サーバーに複製されるのを待ち、複製された後、Domino ディレクトリのシステム管理サーバーで次のコマンドを入力して、変更を反映します。

    Restart Task LDAP

サーバーコンソールに次のメッセージが表示されます。

LDAP Server: No ports enabled, listener not started but control task running to maintain schema.

ドメインの LDAP サービスを無効にする

ドメイン内のどのサーバーでも LDAP サービスを実行しないようにする場合は、Domino ディレクトリのシステム管理サーバーで LDAP サービスを実行できないようにします。そのためには、システム管理サーバーで以下の操作を実行します。

  1. NOTES.INIDisableLDAPOnAdmin=1 設定を追加します。
  2. ServerTasks NOTES.INI 設定から LDAP を削除します。