クラスタでローミングサーバーを設定する
Notes® ローミングユーザーをサポートするようにサーバーのクラスタを設定します。各ユーザーのローミングファイルのレプリカが、クラスタ内で少なくとも 2 つのローミングサーバーに存在するようにします。ユーザーがアクセスしようとするローミングファイルのあるサーバーが使用できない場合、Domino® はユーザーのローミングファイルのレプリカを持つ別のクラスタサーバーにフェイルオーバーします。
このタスクについて
新規ユーザーの登録に Domino Administrator を使用する場合は、登録の際にそれらのユーザーをクラスタでのローミングに設定できます。また、既存のユーザーをクラスタでのローミングにアップグレードすることもできます。
新規ユーザーの登録に Web サーバー管理クライアントを使用する場合は、それらのユーザーをローミングに設定できますが、クラスタでのローミングには設定できません。新規ユーザーをクラスタでのローミングに設定するには、それらユーザーをローミングユーザーとして登録し、必要なクラスタサーバーすべてにローミングファイルのレプリカを手動で作成します。
Web サーバー管理クライアントを使用してユーザーをローミング設定することはできません。
新規ユーザーをクラスタでのローミングに設定する
手順
- Domino Administrator から [ユーザーとグループ] タブをクリックします。
- ツールペインで [ユーザー] を展開し、[登録] をクリックします。
- [認証者の選択] ダイアログボックスで認証者を選択し、[OK] をクリックします。
- [ユーザー登録 -- 新規登録] ダイアログボックスで、[ローミングを有効にする] を選択し、[このユーザー用に Notes ID を作成] を選択します。
- [詳細] を選択して、[ローミング] タブをクリックします。
- [ローミングサーバー] オプションを有効にして、[ローミングサーバー] をクリックします。
- ローミングサーバーにするサーバーを選択して [OK] をクリックします。
- [ローミングレプリカ] をクリックします。
- [ローミングファイルレプリカの作成] を選択します。ローミングサーバーと同じクラスタに、サーバーのリストが表示されます。
-
以下のいずれかを実行します。
- クラスタサーバーすべてにローミングファイルのレプリカを作成する場合は、この手順を省略してください。
- レプリカを受け取るサーバーのリストを変更するには、[サーバーの追加] オプションと [サーバーの削除] オプションを使用します。
- オプション: [レプリカをバックグラウンドで作成] を選択します。
- [OK] をクリックして、[ローミング] タブの他のフィールドを設定します。
- オプション: このユーザーのレプリカを作成するには、ユーザー登録時にクラスタにメールのレプリカを作成する手順に従います。
- 残りのユーザー登録を完了します。
既存のユーザーをクラスタでのローミングに設定する
手順
- Domino Administrator から [ユーザーとグループ] タブをクリックします。
- タスクペインで [ユーザー] をクリックします。
- 結果ペインで、ローミング機能を設定するユーザーを選択します。
- ツールペインで [ユーザー] を展開し、[ローミング] をクリックします。
- [ユーザーローミングファイルをどこに保存しますか?] セクションで、[ローミングサーバー] オプションを有効にして、[ローミングサーバー] をクリックします。
- クラスタサーバーをローミングサーバーとして指定します。クラスタ内のすべてのサーバーのリストが表示されます。
- レプリカを受け取る追加サーバーを選択して、[OK] をクリックします。
- ローミング用にユーザーをアップグレードするときに使用するフィールドを入力して、[OK] をクリックします。