クラスタでメールを設定する
ルーターがメール配信を試みるときに受信者のメールサーバーが使用できない場合は、メール配信のフェイルオーバーが実行されます。メールサーバーがクラスタにあるかぎり、ルーターは受信者のメールデータベースのレプリカを持つ別のクラスタサーバーにメールを配信します。したがって、受信者は引き続きメールを受信できます。
このタスクについて
デフォルトでは、メール配信のフェイルオーバーは配信ルートの最後の中継のみに対して実行されます。つまり、ユーザーのメールサーバーがクラスタにあれば、ユーザーのメールサーバーへの中継に対してフェイルオーバーが実行されます。メール配信のフェイルオーバーが配信ルートの任意の中継で実行されるよう設定できます。また、メール配信のフェイルオーバーを無効にすることもできます。
任意の中継でメール配信がフェイルオーバーするように設定すると、ルート上のサーバーが使用不能になってもそれがクラスタに存在している場合は、メール配信はクラスタサーバーにフェイルオーバーし、そのサーバーがメッセージの配信を続行します。メール配信にハブサーバーを使用している場合は、任意の中継でメール配信のフェイルオーバーが実行されるようにすることをお勧めします。ハブサーバーが使用できなくなった場合、そのハブサーバーがクラスタにあれば、ルーターはメールをクラスタにある別のハブサーバーに配信します。そのハブサーバーは引き続き、配信先にメッセージを送信します。
メール配信のフェイルオーバー設定を変更する
このタスクについて
デフォルトのメール配信のフェイルオーバー設定を変更するには、クラスタ内とドメイン内でメールを配信できるすべてのサーバーのサーバー設定文書を次のように変更します。