メールファイル制限値を設定する

ユーザーのメールファイルには、絶対サイズの制限値と警告しきい値の 2 種類のサイズ制限を設定できます。ユーザーのメールファイルが指定したサイズを超えるとユーザーのメールの使用を中止するポリシーを確立する場合は、制限値を設定します。メールファイルのサイズが指定したメールファイルの制限値に近づいたときにユーザーに事前通知するには、警告しきい値を設定します。この設定によりメッセージフローが中断される前にユーザーはメールファイルのサイズを減らすことができます。警告しきい値を設定するには、その前に制限値を設定する必要があります。

メールファイル制限値のインジケータ設定は、デスクトップポリシー設定文書に指定できます。メールファイル制限値のインジケータは、メール制限値のインジケータが Notes® クライアントで表示されるかどうかを指定します。表示される場合は、メール制限値の分単位による自動更新間隔とメール制限値のインジケータ上にカーソルを移動したときにメール制限値を更新するかどうかを指定します。

制限値と警告しきい値は、ユーザー ID ではなく特定のメールファイルデータベースにのみ関連付けることができます。ユーザーが代替メールファイルにアクセスする場合、1 次メールファイルに設定された制限値は代替メールファイルには影響を与えません。制限値と警告しきい値は次のように設定します。

  • 登録時 - 登録中に指定された制限値は、新しいユーザーにのみ適用され、既存のユーザーには適用されません。他のメールシステムから移行したユーザーの場合、元のシステムから移行したメールボックスの内容に制限は適用されません。つまり、メールファイルの制限が 500 MB であっても、別のメールシステムから 600 MB のメールボックスを移行できます。ただし、そのユーザーは新しいメールを受信できません。
  • データベースごと - Domino® Administrator を使用して、Notes データベースに制限を設定する場合と同じ方法により、1 つ以上のメールファイルの警告しきい値と制限値を手動で指定できます。