setspn ユーティリティを使用して SPN を割り当てる
Active Directory の管理者は、setspn.exe ユーティリティを使用して、URL の必須 DNS 名を Active Directory アカウントの SPN として定義します。Active Directory 管理者がアカウントに SPN を定義する場合、Domain Admins グループまたは Enterprise Admins グループに属しているか、サービスプリンシパル名の有効な書き込み許可を持っている必要があります。
このタスクについて
Active Directory の管理者は、以下の手順を実行する必要があります。
手順
タスクの結果
アカウントから SPN を削除するには、setspn コマンドに -a スイッチではなく -d スイッチを指定して実行します。例えば、SPN をあるアカウントから削除して別のアカウントに割り当てる場合、このように指定します。SPN 1 つに対して 1 つのアカウントしか割り当てられないことに注意してください。
DNS の別名を使用して Domino サーバーにアクセスされるかどうかを判断する
このタスクについて
Domino サーバーは別名を使用してアクセスされる可能性があります。DNS では、CNAME (正規名) レコードで別名を定義できます。一部のシナリオでは、Kerberos サービスチケットを要求する SPN を判断するときに、クライアントブラウザは DNS を使用してホスト名に対する CNAME 別名を解決することができます。この場合には、別名が表す解決されたホスト名に対して定義された SPN が必要です。
Domino サーバーによって使用される別名の DNS 設定を調べるには、コマンドプロンプトからインタラクティブモードで nslookup コマンドを使用し、デバックオプション (set d2) を設定します。例えば、別名 www.renovations.com を解決して得られるホスト名を含む DNS 情報を確認するには、以下を入力します。
C:\>nslookup
> set d2
> www.renovations.com
nslookup の出力から www.renovations.com がホスト名 server3.ad.east.renovations.com の CNAME 別名であることが判明した場合は、HTTP/server3.ad.east.renovations.com の SPN が必要になります。