データベースのシステム管理サーバーを指定する
システム管理プロセス (AdminP) は、システム管理サーバーを使用してデータベースに対するシステム管理上の変更を管理します。データベースのシステム管理サーバーは Domino システム管理者かデータベース管理者が指定できます。この手順は、必要になった場合に実行します。
このタスクについて
メールデータベースの管理サーバーが、ユーザー文書の [ホームサーバー] フィールドで指定されたサーバーと一致する必要があります。
注: Domino® ディレクトリ、システム管理要求データベース (ADMIN4.NSF)、ユーザーのメールファイルで [名前] フィールドを変更する場合は、次の理由で注意が必要です。
- Domino ディレクトリ -- Domino ディレクトリに対して特別な処理が実行されます。システム管理要求の処理中は、メール配信などの特定の Domino サービスにアクセスするため、システム管理プロセスは特定のファイル名を意図的に古いままにしています。名前変更プロセスや削除プロセス中にシームレスなサポートを維持するために必要なフィールドは、システム管理プロセスによって個別に更新されます。ルーターなどの Domino サービスは、名前が変更されたユーザーについて、古い名前と新しい名前が同じディレクトリ内で見つかることを想定して処理を実行します。すべての名前フィールドは、古い名前も含めて変更されます。そのため、古い名前を使用しているユーザーのメールを受信した場合、そのユーザー名は見つからないことになります。これは、名前フィールドのサブセットである読者フィールドと作成者フィールドの場合も同じです。
- ADMIN4.NSF -- ADMIN4.NSF で名前フィールドを変更する場合にも注意が必要です。ADMIN4.NSF はシステム管理プロセスによる処理をトリガしますが、名前フィールドが変更された場合、ADMIN4.NSF はその名前を見つけることができなくなります。この場合、予期しない結果が発生する可能性があります。これは、名前フィールドのサブセットである読者フィールドと作成者フィールドの場合も同じです。
- ユーザーのメールファイル -- ユーザーのメールファイルで名前フィールドを変更する場合も同じです。名前の変更後に予期しない結果が発生する可能性があります。これは、名前フィールドのサブセットである読者フィールドと作成者フィールドの場合も同じです。
- ACL - Domino ディレクトリと ADMIN4.NSF の ACL の詳細設定で、システム管理プロセスによる変更を許可してはいけません。
アプリケーションのシステム管理サーバーを変更するには、アプリケーションへの [管理者] のアクセス権を持っているか、サーバー文書の [セキュリティ] タブでフルアクセスアドミニストレーターとして指定されている必要があります。