DB2 のインストールと構成
インストールする DB2 のバージョンに従い、BigFix サーバーをインストールする前に DB2 をインストールするか、または同時にインストールします。
- DB2 V10.5 Enterprise Server Edition: Enterprise Server Edition をインストールする場合は、BigFixサーバーをインストールする前に、このバージョンの DB2 をインストールする必要があります。この DB2 は、BigFix サーバーのインストール先となるローカル・ワークステーションにインストールするか、またはリモート・ワークステーションにインストールしてください。Red Hat Enterprise Linux Server 64 ビットに DB2 サーバーをインストールする方法と、そのインストール済み環境を検証する方法について詳しくは、「DB2 サーバーと IBM データ・サーバー・クライアント」を参照してください。BigFix サーバーをインストールする前に、以下に示す手順で、DB2 V10.5 Enterprise Server Edition がインストールされて稼働していることを確認してください。
- DB2 V10.5 Enterprise Server Edition がローカルにインストールされている場合:
- DB2 インスタンスが稼働していて、DB2 管理サーバーが起動していることを確認します。DB2 がデフォルトのユーザー名を使用するように設定されている場合は、以下のコマンドを実行します。
su - db2inst1 db2start exit - また、以下のコマンドを使用して、
db2syscプロセスがアクティブであることを確認することで、DB2 インスタンスが稼働しているか検証することもできます。ps -ef | grep db2sysc
- DB2 インスタンスが稼働していて、DB2 管理サーバーが起動していることを確認します。DB2 がデフォルトのユーザー名を使用するように設定されている場合は、以下のコマンドを実行します。
- DB2 V10.5 Enterprise Server Edition がリモートにインストールされている場合:
- BigFix サーバーのインストールを実行するワークステーションに DB2 10.5 クライアントをインストールします。インストールが必要な実際の製品は IBM Data Server Client であり、その製品 ID は「db2client」です。リモート DB2 データベースのポート (デフォルトは 50000) は、インストールを実行するワークステーションからアクセスできるポートでなければなりません。追加の DB2 構成 (リモート・データベースのカタログなど) は必要ありません。 注:DB2 クライアントをインストールするには、インストール・ウィザードを実行するか、応答ファイルを使用してサイレント・インストールを実行します。詳しくは、「IBM データ・サーバー・クライアントのインストール方法」を参照してください。BigFix にリモート・データベースを使用する際は、インストール手順で以下の情報を指定してください。
- リモート DB2 ノード
- DB2 のポート番号
- リモート DB2 クライアントおよびリモート DB2 サーバーのローカル DB2 インスタンス所有者のユーザー名。重要: BES ルート・サーバーのインストールに使用する DB2 インスタンス名に空白、タブ (
\t)、リターン (\n)、; & | " ' < >などの特殊文字を使用することはできません。
- リモートの DB2 で DB2 インスタンスが稼働していて、DB2 管理サーバーが起動していることを確認します。DB2 がデフォルトのユーザー名を使用するように設定されている場合は、以下のコマンドを実行します。
su - db2inst1 db2start exit
- BigFix サーバーのインストールを実行するワークステーションに DB2 10.5 クライアントをインストールします。インストールが必要な実際の製品は IBM Data Server Client であり、その製品 ID は「db2client」です。リモート DB2 データベースのポート (デフォルトは 50000) は、インストールを実行するワークステーションからアクセスできるポートでなければなりません。追加の DB2 構成 (リモート・データベースのカタログなど) は必要ありません。
- DB2 V10.5 Enterprise Server Edition がローカルにインストールされている場合:
- DB2 V10.5 Workgroup Server Edition: これは、BigFixインストール・パッケージに含まれている DB2 バージョンです。ダウンロードする BigFix インストール・パッケージによっては、このバージョンの DB2 を、BigFix サーバーのインストール前に上記の手順に従ってインストールすることも、ダウンロード後に BigFix サーバーと一緒にインストールすることもできます。この DB2 は、BigFix サーバーのインストール先となるローカル・ワークステーションにダウンロードしてください。BigFix サーバーのインストール時に、以下の情報を指定する必要があります。
- DB2 セットアップ・ロケーション
- DB2 をダウンロードした場所のパス。デフォルトは、
../wser/db2setupです。 - DB2 管理ユーザー・パスワード
- DB2 管理ユーザーのパスワード。このパスワードを設定する場合は、ASCII 文字だけを使用してください。
注: Linux システムに BigFix サーバーを正常にインストールするため、DB2 レジストリー変数 DB2_COMPATIBILITY_VECTOR が設定解除されていることを確認してください。この変数は NULL に設定されている必要があります。
データベース要件について詳しくは、「DB2 データベース製品のインストール要件」および「データベースの要件」を参照してください。