Linux システムでのアップグレード

重要:
  • BigFix V9.5 および V9.5.5 では、Fixlet サーバーのアップグレードは使用できません。BigFix サーバーを手動でアップグレードする必要があります。
  • V9.5.4 以前からアップグレードする場合は、BigFix サーバーを手動でアップグレードする必要があります。
BigFix V9.5 の以下の機能がサポートされるのは、すべての BigFix コンポーネント (サーバー、リレー、エージェント) が V9.5 にアップグレードされている場合だけです。
  • 異なるコード・ページと言語でデプロイされた BigFix エージェントからのデータの収集
  • UTF8 形式へのデータのエンコード
  • BigFix サーバーへのデータの報告

BigFix を V9.5 にアップグレードする前に、アップグレード元のバージョンが 9.2.3 以降であることを確認してください。

BigFix のコンポーネントは、以下の順序で V9.5 にアップグレードする必要があります。
  1. 最初に、BigFix サーバーとコンソールをアップグレードします。これらのコンポーネントは、すべてのバージョンが一致している必要があります。また、すべてのコンポーネントを同時にアップグレードする必要があります (サーバーとは異なるバージョンのコンソールをサーバーやデータベースに接続することはできません)。
  2. 次に、BigFix リレーをアップグレードします。
  3. 最後に、BigFix エージェントをアップグレードします。
アップグレード時は、各コンポーネントのバージョンについて、 というルールに従っていなければなりません。 server version >= relay version >= client version

ベスト・プラクティスとして、「バックアップとリストアの実行」に記載されている手順に従い、BigFix サーバー環境のリカバリー・コピーを作成してください。必要に応じて、その確認のためにロールバックを実行できます。

DSA 環境のアップグレードについては、手動アップグレードを参照してください。

注:

Solaris の場合:BigFix プラットフォーム・バージョン 9.5.13 以降、Solaris 11 コンピューターで IPS パッケージを使用してクライアントをインストールできます。Solaris バージョン 10以前では、IPS パッケージを使用するアップグレードはサポートされませんでした。PKG パッケージを使用してこれらのバージョンにクライアントをインストールしていた場合、グローバル・ゾーンでクライアントをアップグレードすることで、ローカル・ゾーンからもそれが削除されます。ローカル・ゾーンのクライアントを再インストールする必要があります。

警告:
  1. V9.5.3 より前のバージョンの BigFix プラットフォームによってインストールされた WebUI サービスは、V9.5.3 以降では機能しません。以前のバージョンから V9.5.3 以降にアップグレードするには、WebUI 専用のインストール Fixlet "Install BigFix WebUI Service (Version 9.5.X)" を使用して、WebUI をインストールし直す必要があります。インストール後、最初の ETL プロセスが完了したときに、V9.5.3 より前のデータが使用可能になります。
  2. 拡張セキュリティー・オプションを使用可能にしなかった場合に限り、以前のバージョンの BigFix にロールバックすることができます。ご使用の環境で使用可能にした後は、使用不可にした場合であっても、以前のバージョンの BigFix にロールバックできません。