Windows システムでのマスター・サーバーの切り替え

デフォルトでは、サーバー 0 (ゼロ) がマスター・サーバーです。マスター・サーバーに接続している場合のみ、管理者ツールを使用して特定の管理用タスク (ユーザーの作成や削除など) を実行することができます。

マスターを別のサーバーに切り替える場合、適用オプション masterdatabaseServerID をその別サーバーの ID に設定する必要があります。その方法を以下に示します。

  1. BigFix管理ツールを起動します。
  2. 「詳細オプション」タブを選択し、「追加」をクリックします。
  3. 名前として masterDatabaseServerID と入力し、値として別サーバーの ID を入力します。
  4. 「OK」をクリックします。

値が新しいサーバーに正常に複製された後は、その新しいサーバーがマスター・サーバーになります。

サーバーがマスターである間に障害が発生した場合、BigFix 管理ツールを使用できない場合は、代わりに次の代替手順を使用できます。

  1. BES Server\IEM CLI フォルダーから、コマンド・プロンプトを使用して、次のコマンドを実行します。
    iem login --server=servername:serverport --user=username --password=password
    そのあとで、次のコマンドを実行します。
    iem get admin/fields > switchmaster.xml
  2. ステップ 1 で作成した switchmaster.xml ファイルで、以下のキーワードとその値を追加または編集します。
    <Name>masterDatabaseServerID</Name>
      <Value>0</Value>
  3. マスター・サーバーを別のサーバーに切り替えるには (この例では ID 3):
    <?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
    <BESAPI xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance" 
       xsi:noNamespaceSchemaLocation="BESAPI.xsd">
        <AdminField>
           <Name>masterDatabaseServerID</Name>
           <Value>3</Value>
        </AdminField>
    </BESAPI>
  4. 次のコマンドを実行して値を変更します。
    iem post switchmaster.xml admin/fields