よくある質問
BigFix Patch for Rocky Linux をより深く理解するために、以下の質問と回答をお読みください。
- 「ダウンロード・プラグインの管理」ダッシュボードはデータを反映していません。どうすればよいでしょう。
- この問題のトラブルシューティングのために実施できる手順を以下に示します。
- 最新の「パッチ・サポート」サイトを収集します。
- 「パッチ・サポート」サイトから使用できる「ダウンロード・プラグインのバージョン」分析をアクティブにします。
- BigFix console キャッシュをクリアします。
- 置き換えられるパッチとは何ですか?
- 置き換えられる Fixlet とは、古いパッケージが含まれた Fixlet のことです。Fixlet® が置き換えられると、新しいバージョンのパッケージが含まれた新規 Fixlet® が存在するようになります。新規 Fixlet® Fixlet の ID は、置き換えられた Fixlet® の説明で確認できます。
- 適用ログはエンドポイントのどこにありますか?
- ログは、
EDRDeployDataにあるクライアント・フォルダー内の /var/opt/BESClient/EDRDeployData という名前のフォルダーにあります。 - アクションがダウンロードの失敗として報告されるのはなぜですか?
- ダウンロード・プラグインが最新バージョンに更新されており、正しい資格情報で登録されていることを確認してください。
- アクションがインストール失敗のレポートを返した場合はどうすればよいですか?
- 競合がベンダー提供のパッケージによって発生したのかどうかを調べてください。インストールを実行するには、それらの競合を削除する必要があります。
- /var ディレクトリーが
noexecとしてマウントされているエンドポイントの Fixlet にパッチを適用できません。どうすればよいでしょう。 - 回避策については、よくある質問を参照してください。
- ダウンロード・プラグインが正しく登録されているかどうかは、どのように確認すればよいですか?
- ダウンロード・プラグインが正しく登録されているかどうかを確認するには、アクション・タスクと共に、Fixlet を実行します。パッチのダウンロードが成功したことを確認します。成功していない場合には、ダウンロード・プラグインを登録解除してから再登録することが必要な場合があります。
- ダウンロード・プラグインを登録する方法を教えてください。ダウンロード・プラグインの登録タスクまたは「ダウンロード・プラグインの管理」ダッシュボードのどちらを使用すればよいですか。
- ダウンロード・プラグインを登録するには、「Patching Support」サイトの「ダウンロード・プラグインの管理」ダッシュボードを使用する必要があります。既存のダウンロード・プラグインの登録タスクは使用しないでください。プラグインの登録について詳しくは、『よくある質問』を参照してください。注: ダウンロード・プラグインの登録解除、構成、およびアップグレードを行う際にも、「ダウンロード・プラグインの管理」ダッシュボードを使用する必要があります。既存のダウンロード・プラグインの登録解除および編集タスクは使用しないでください。ダッシュボードについて詳しくは、BigFix Knowledge Center の『「ダウンロード・プラグインの管理」ダッシュボード』のトピックを参照してください。
- どのバージョンの DNF ネイティブ・ツールを使用する必要がありますか?
- Rocky Linux ネイティブ・ツール用パッチ・サイトでは、バージョン 3.2.19-18 以降が必要です。
- アクションが失敗し、ログには DNF 固有のエラーが表示されています。失敗したアクションはどのようにトラブルシューティングすればよいですか?
- DNF および関連するエラーについて詳しくは、http://yum.baseurl.org の YUM の資料および Red Hat Customer Portal の DNF 関連の記事を参照してください。
- 以前に構成したリポジトリーを再び構成できますか?
- はい、以前に構成したことのあるリポジトリーを再び構成できます。
- ログによって、リポジトリーに対する通常の DFN プロセスを使用しているかどうか分かりますか?
- はい、ログには、リポジトリー内の通常の DNF プロセスが使用されているかどうかが記録されます。
- リポジトリーの登録とリポジトリーのインポートの違いは何ですか?
- ダッシュボードの「リポジトリー」リストに含まれていない既存のリポジトリーがある場合は、インポート機能を使用します。「リポジトリー」リストにリポジトリーがすでにある場合でも、そのリポジトリーをエンドポイントにリンクする必要がある場合は、登録機能を使用します。
- リポジトリーにパッケージが含まれていないとどうなりますか?
- パッケージが見つからない場合、Fixlet は失敗します。DNF 出力のログが記録される
EDR_DeploymentResult.txtからトラブルシューティングを実行できます。 - 「タスク: YUM を使用したパッケージのインストール (Task: Install packages by using YUM)」を使用してDNF を使用して複数のパッケージをインストールできますか?
- はい、このタスクで複数のパッケージをインストールできます。各 rpm 名をスペースで区切ってください。
- 「DNF トランザクション履歴」ダッシュボードがサポートする DNF のバージョンは何ですか?
- 最小でも 3.2.28 の DNF バージョンが必要です。
- 「DNF トランザクション履歴」ダッシュボードがサポートする Rocky Linux のバージョンは何ですか?
- このダッシュボードは、Rocky Linux バージョン 8 をサポートします。
- 「DNF トランザクション履歴」ダッシュボードの「ロールバック」と「元に戻す」の違いは何ですか?
- ロールバック・コマンドは、指定したトランザクションの時点までのトランザクションをすべて取り消します。元に戻すコマンドは、選択したトランザクションのみを元に戻します。
- DNF トランザクション履歴ログと DNF ログ分析の違いは何ですか?
-
Patch Management for Rocky Linux は、「DNF トランザクション履歴」ダッシュボードで実行されるアクションの結果を記録する DNF トランザクション履歴ログを生成します。ログは、/var/opt/BESClient/EDRDeployData/DNF_history.log にあります。
DNF ログは、DNF がデフォルトで /var/log/dnf.log に生成する正式なログです。デフォルトの場所を変更するには、/etc/dnf.conf のログ・ファイルの設定を変更します。
- 「DNF トランザクション履歴」ダッシュボードに表示されるのは
dnf -update allだけですか? dnf -update allだけでなく、ダッシュボードの「コマンド・ライン」列に、以下のインストール・コマンドなどのさまざまなトランザクションが表示されます。- BigFix client が DNF リポジトリーを使用するように構成されている場合、「DNF トランザクション履歴」ダッシュボードはどのように動作しますか?
- BigFix client が DNF リポジトリーを使用するように構成している場合でも、「DNF トランザクション履歴」ダッシュボードが適用環境に悪影響を及ぼすことはありません。ローカルの DNF リポジトリーを既に使用している場合は、ロールバック用のパッケージを指定する方が簡単な場合があります。
- クライアント・ログに、Fixlet が正常に完了しないプリフェッチ・プラグイン・エラーが表示されています。エラーの原因は何でしょうか。どうすればよいでしょう。
- エンドポイントで実行されていた ActionScript がブラックリストに登録され、プリフェッチ・プラグインの問題が発生した可能性があります。
- Rocky Linux ダウンロード・プラグインのログ・レベルを設定することはできますか?
- 必要な情報のレベルに応じたログ・メッセージを生成するように、ダウンロード・プラグインを設定することができます。
ロギング・レベルは、Rocky Linux プラグインがログ・ファイルに書き込む詳細情報の量を決定します。%PROGRAM FILES%\BigFix Enterprise\BES Server\DownloadPlugins\RockyLinuxProtocol\plugin.ini ファイルでロギング・レベルを設定します。
注: ロギング・レベルの値では、大/小文字が区別されます。以下のロギング・レベルは、ログに記録される情報量が少ない順にリストされています。
- ERROR
- ダウンロード・プラグインの実行に関連するエラーが出力されます。このようなエラーは、致命的エラーが発生する直前であることを示している場合があります。
- WARNING
- ダウンロードの失敗と、失敗の理由に関する情報が出力されます。
- INFO
- ダウンロードの進行状況とダウンロードの成功に関する一般情報が、最小限のトレース情報とともに出力されます。
- DEBUG
- 問題のトラブルシューティングに使用される詳細情報が出力されます。これは、使用可能なレベルの中で最も詳細なレベルです。注: ロギング・レベルを DEBUG に設定すると、ログに記録する情報の量が増えるため、パフォーマンスに影響が及ぶ可能性があります。ロギング・レベルを DEBUG に上げるのは、問題を調査するときだけにとどめる必要があります。
- Rocky Linux ダウンロード・プラグインのログはどこにありますか? 使用できるログ・レベルにはどのようなものがありますか?
- ロギングは
plugin.iniファイルによって制御されます。このファイルは、ダウンロード・プラグインの実行可能プログラムと同じ場所にあります。デフォルトでは、Windows システム上の %PROGRAM FILES%\BigFix Enterprise\BES Server\DownloadPlugins\RockyLinuxProtocol にあります。Linux システムの場合は、/var/opt/BESServer/DownloadPlugins/RockyLinuxProtocol にあります。ログ・ファイルは 1 日ごとに循環して使用されます。つまり、新規ログ・ファイルが作成されると、古いログ・ファイルの名前がその作成開始日に変更されます。 - 新バージョンのダウンロード・プラグインがインストールされると、Rocky Linux ダウンロード・プラグインの構成ファイル (
plugin.ini) は上書きされますか? - いいえ。構成ファイルが上書きされることはありません。構成ファイルが上書きされるのは、ダウンロード・プラグインが再構成されたときだけです。
- Rocky Linux ダウンロード・プラグインの登録後に、プロキシーを再構成することはできますか?
- はい。「ダウンロード・プラグインの管理」ダッシュボードからダウンロード・プラグインを構成することで、プロキシー設定を更新できます。
DLRockyLinuxRepoList.jsonファイルを編集してリポジトリーを追加するとどうなりますか?- BigFix が「パッチ・サポート (Patching Support)」サイトを更新すると、このファイルが上書きされるため、行った変更はこのときに削除されます。
- 拡張製品のサブスクリプションがあります。各製品に割り当てられたリポジトリーにアクセスするように Rocky Linux ダウンロード・プラグインを構成できますか?
- はい、できます。詳しくは、「Rocky Linux ダウンロード・プラグインの拡張」を参照してください。
- 拡張リポジトリー・リスト・ファイルはどこに保存すればよいですか?
- ダウンロード・プラグインがアクセスできる場所であれば、どこに保管しても構いません。BigFix server がその場所に対するアクセス権を保持していることを確認する必要があります。
- Rocky Linux プラグインにアップグレードしたため、パッケージをインストールできません。すべてのタスクの結果、次のような行が表示されます。「Failed add prefetch item {concatenation " ; " of lines of file (parameter "EDR_PkgRequest")}」。何が問題なのでしょうか?
- BigFix 拡張セキュリティー・オプション -requireSHA256Downloads または BigFix 管理ツールの「SHA-256 ダウンロードが必要」オプションが有効になっている可能性があります。このオプションは、すべてのダウンロード検証で SHA-256 アルゴリズムのみを使用するように構成します。Rocky Linux ダウンロード・プラグインは、プラグインで使用される、リポジトリー内のパッケージについての SHA-256 値が含まれていない特定の Rocky Linux リポジトリー・メタデータが原因で失敗する場合があります。
- 拡張リポジトリー・リストだけを使用するように Rocky Linux ダウンロード・プラグインを構成できますか?
- はい、
onlyUseExtendedRepoListFileのplugin.iniフラグを「yes」に設定します。 - ベースライン内の複数の Fixlet を適用するときに、破損した依存関係をスキップして、残りのパッケージのインストールを続行することはできますか?
- 「複数パッケージのベースラインのインストール (Multiple-Package Baseline Installation)」タスクは、依存関係が破損したパッケージを可能な限りスキップします。ただし、Rocky Linux の依存関係に関する問題が含まれるパッケージはスキップできません。パッケージがスキップされないもう 1 つのシナリオは、インストール中に依存関係エラーが発生した場合です。これは、次のエラー・メッセージで示されます。
File conflicts happen when two packages attempt to install files with the same name but different contents。このような場合は、インストールが取り消され、エンドポイントにパッチがインストールされません。 - 複数パッケージのベースラインのインストール方式を使用したときに障害が発生する原因として考えられるものは何ですか?
- Fixlet のインストールに失敗した理由は以下の可能性があります。
- カスタム・サイトに、「複数パッケージのベースラインのインストール (multiple-package baseline installation)」タスクを同時に実行するベースラインが複数存在していた。
- 複数の Fixlet で、同一パッケージの複数のバージョンを更新するよう要求された。
- 複数の Fixlet で、同一のパッケージ依存関係を更新するよう要求された。
- ベースラインが複数パッケージのインストール方式を実行した直後に Fixlet が適用された。複数パッケージのインストールで、すべての DNF トランザクションを完了し、エンドポイントのステータスを更新するための十分な時間が取られなかった。
- DNF ツールにパッチが適用されていないのに、ベースラインに Rocky Linux リリース・パッケージが含まれている。
- 「複数パッケージのベースラインのインストール機能を有効化 (Enable the Multiple-Package Baseline Installation feature)」タスクは、残りのコンテンツと同じベースライン内にある必要があります。このタスクは、パッチ Fixlet および複数パッケージのインストール・タスクより前に追加する必要があります。
- 複数パッケージのベースラインのインストール機能は、有効化タスクとインストール・タスクの両方が同じベースライン内に存在する場合にのみ動作します。詳しくは、「ベースラインでの複数パッケージのインストール」を参照してください。
- 以下のクリーンアップ・タスクのいずれかの後に、「複数パッケージのベースラインのインストール機能を有効にする」タスクを追加する必要があります。複数パッケージのベースラインのインストール用に Rocky Linux 8 パッケージ・リスト・ファイルを削除 (Delete Rocky Linux 8 Package List File for Multiple-Package Baseline Installation) またはトラブルシューティング: Rocky Linux 8 パッチ・デプロイメント・ログ - クリーンアップ (Rocky Linux 8 Patching Deployment Logs - Cleanup)
- 正しい Rocky Linux ディストリビューション、オペレーティング・システム・バージョン、サービス・パック・レベル、およびアーキテクチャーを使用するインストール・タスクをベースラインの最後に追加する必要があります。
- エンドポイントが隔離された環境にあります。これらのエンドポイントにパッチを適用するには、BigFix をどのように構成すればよいですか?
- 隔離された環境の場合は、エンドポイントにパッチを適用するために必要なパッケージをホストするサポート対象 Rocky Linux リポジトリーに対して、必ずミラーリングを行ってください。これを行うには、Rocky Linux ダウンロード・キャッシャーを使用して、BigFix server からアクセスできる場所にローカル・リポジトリーを作成します。この場所は、ローカル・キャッシュと呼ばれます。注: 依存関係の解決時に問題が起こらないように、ローカル・キャッシュには必要なリポジトリーがすべて含まれている必要があります
適用時にファイルをダウンロードする際にローカル・キャッシュを使用するには、ダウンロード・プラグインの構成ファイル
plugin.iniを構成します。以下の手順に従ってください。- ローカル・キャッシュの構成
localCacheを、ダウンロード・キャッシャー・ツールを使用してダウンロードしたファイルの場所に設定します。注: この場所は、BigFix server からアクセス可能でなければなりません。 - ダウンロード・キャッシュからのファイルのみをダウンロードし、ベンダーのサイトからはダウンロードしないよう
localCacheOnlyフラグをyesに設定します。
- ローカル・キャッシュの構成
- 「複数パッケージのベースラインのインストール (Multiple-Package Baseline Installation)」タスクを使用してベースラインを実行しました。そのベースラインで失敗した Fixlet のリストを確認するには、どうすればよいですか?
-
「アクション情報の表示」ダイアログを使用すると、ベースライン適用の全体的な進行状況をモニターすることや、各サブアクションの詳細なステータスを確認することができます。
このダイアログにアクセスするには、以下の手順を実行します。
- ナビゲーション・ツリーで「アクション」アイコンをクリックします。
- アクション・リスト・パネルでアクションを選択します。
- 作業域で「コンピューター」タブを選択します。
- リストの任意のコンピューターを右クリックします。
- コンテキスト・メニューから「アクション情報の表示」を選択するか、「編集」メニューから「アクション情報の表示」を選択します。
- 複数パッケージのインストール・タスクを使用して実行したベースラインが正常に完了しましたが、まだ関連するものとして表示されるのはなぜですか?
- 依存関係が破損したパッケージを、Fixlet コンポーネントがインストールできなかったことが原因と考えられます。「複数パッケージのベースラインのインストール (Multiple-Package Baseline Installation)」タスクは、デフォルトでは、依存関係に問題がないパッケージがターゲット・エンドポイントに正常に適用されるように、破損した依存関係を無視します。
- サポートされる Rocky Linux リポジトリーにアクセスできるかどうかを確認する方法はありますか?
- コマンド・ラインから
--check-basereposコマンドと--check-allreposコマンドを使用して、サポート対象の Rocky Linux リポジトリーにアクセスできるかどうかを確認できます。これらのコマンドについて詳しくは、Rocky Linux ダウンロード・キャッシャーの使用についてを参照してください。 - Rocky Linux ダウンロード・キャッシャー・ツールを使用してリポジトリー・メタデータおよびパッケージをキャッシングするときに必要なスペースを調べる方法はありますか?
- ストレージ・スペース所要量を調べるには、
check-storagereqサブコマンドを使用します。 - Rocky Linux ダウンロード・キャッシャー・ツールを使用してリポジトリー・メタデータおよびパッケージをキャッシングするときに、スペースを節約するにはどうすればよいですか?
--sha1_download_dirを使用することで、スペース節約のベンチマークが設定されます。- EDR ログに、何もインストールできないため、最新のカーネルを使用しているかどうか確認するよう警告するメッセージが表示され、Fixlet のインストールが失敗しました。この場合の対処方法を教えてください。
- このメッセージは、カーネル・パッケージをデプロイする Fixlet の場合にのみ表示されます。エンドポイントにターゲット・カーネル・パッケージがインストールされていない場合、またはエンドポイントのアクティブ・カーネルがターゲット・カーネル・パッケージより低いバージョンである場合、カーネル Fixlet が関連状態になります。エンドポイントに最新のカーネルがインストールされているもののアクティブに使用していない場合も、カーネルの脆弱性の対象と見なされます。
To remediate the issue, restart the endpoint and ensure it is using the latest kernel available.