よくある質問

このセクションの質問と回答は、Patch for Oracle Enterprise Linux をよりよく理解するために役立ちます。

Oracle Linux 9 では、「カスタム・リポジトリー管理」ダッシュボードと「YUM トランザクション履歴」ダッシュボードを使用しますか?
はい、「カスタム・リポジトリー管理」ダッシュボードは Oracle Linux 9 用に構成できます。これにより、直接ダウンロードも可能になります。
Oracle Linux では、Oracle Linux 6、Oracle Linux 7、Oracle Linux 8 のダウンロード・プラグインとダウンロード・キャッシャーを使用していますか?
いいえ。ダウンロード・プラグインとダウンロード・キャッシャーは、Oracle Linux 6、Oracle Linux 7、Oracle Linux 8 ではサポートされていません。Oracle Linux 9 でのみ、ダウンロード・プラグインとダウンロード・キャッシャーの機能が使用されます。必要なパッケージのパッチをダウンロードするには、Oracle の公開リポジトリーを構成する必要があります。
Oracle Linux パッチ更新のデプロイメントに失敗した原因は何ですか?

一部のリポジトリーは、Oracle Enterprise Linux の上位互換性を損なう可能性があるため、デフォルトでは有効になっていません。これにより、パッチのデプロイメントに失敗する場合があり、ユーザーは EDRDeployData.log ファイルに示されている以下のようなエラーを受け取る可能性があります。

No package kernel-devel-3.-514.26.1.0.1.el7.x86_64 available.
 No package kernel-headers-3.-514.26.1.0.1.el7.x86_64 available.
 No package kernel-tools-3.-514.26.1.0.1.el7.x86_64 available.
 No package kernel-tools-libs-3.-514.26.1.0.1.el7.x86_64 available.
 No package perf-3.-514.26.1.0.1.el7.x86_64 available.
 No package python-perf-3.-514.26.1.0.1.el7.x86_64 available.
 Error: Nothing to do

ユーザーは上位互換が必要かどうかを判断する必要があります。

以下のステップに従って、欠落しているリポジトリを有効にします。
注: 以下のステップは、すべての Oracle Linux バージョンに適用されます。
  1. /etc/yum.repos.d/public-yum-ol7.repo に移動して、OL7 リポジトリー・ファイルを検索します。
  2. リポジトリーのエントリー (この場合は 「ol7_MODRHCK」) が存在する場合は、そのエントリーが有効になっていることを確認します。
  3. リポジトリー・エントリーが存在しない場合は、以下のエントリーを追加します。
    [ol7_MODRHCK]
    name=Latest RHCK with fixes from Oracle for Oracle Linux $releasever ($basearch)
    baseurl=http://yum.oracle.com/repo/OracleLinux/OL7/MODRHCK/$basearch/
    ggpgkey=file:///etc/pki/rpm-gpg/RPM-GPG-KEY-oracle
    gpgcheck=1
    priority=20
    enabled=1
  4. 変更を保存します。
Oracle Linux リポジトリーに属するパッケージを特定する方法を教えてください。

デフォルトでは一部のリポジトリーが有効になっていないため、パッチの適用に失敗する可能性があります。パッケージのパッチの適用に失敗しても、ユーザーがそのパッケージが属しているリポジトリーを認識していない可能性があります。その場合は、yum コマンドを使用してリポジトリーを識別します。

リポジトリーが /etc/yum.repos.d/<somename>.repo に追加され有効になっている場合、yum で使用できる基本的なコマンドがいくつかあります。次に yum 情報 <pkgname> を使用すると利用可能なパッケージがリスト表示されます。例:
yum info cri-o-1.20.7-1.el8
Available Packages
Name         : cri-o
Version      : 1.20.7
Release      : 1.el8
Arch         : src
Size         : 9.6 M
Source       : None
Repo         : ol8_cloud_native_1.3
Summary      : Kubernetes Container Runtime Interface for OCI-based containers
URL          : https://github.com/cri-o/cri-o
License      : ASL 2.0
Description  : CRI-O is meant to provide an integration path between OCI conformant runtimes and the kubelet.
               Specifically, it implements the Kubelet Container Runtime Interface (CRI) using OCI conformant runtimes.

Name         : cri-o
Version      : 1.20.7
Release      : 1.el8
Arch         : x86_64
Size         : 19 M
Source       : cri-o-1.20.7-1.el8.src.rpm
Repo         : ol8_cloud_native_1.3
Summary      : Kubernetes Container Runtime Interface for OCI-based containers
URL          : https://github.com/cri-o/cri-o
License      : ASL 2.0
Description  : CRI-O is meant to provide an integration path between OCI conformant runtimes and the kubelet. 
               Specifically, it implements the Kubelet.
Oracle Linux にパッチを適用するために、エンドポイントにインターネット接続が必要ですか?

はい、エンドポイントまたは BESClient は、インターネットからアクセスする構成済みの Oracle の公開リポジトリーから必要なパッケージを直接ダウンロードします。BES サーバーは必要なパッチをダウンロードしません。

BESClient がインターネットにアクセスできない場合は、カスタム・リポジトリーをセットアップします。カスタム・リポジトリーのセットアップまたは作成を行うには、Oracle のサポートにお問い合わせください。

「Oracle Linux カスタム・リポジトリー管理」ダッシュボードを使用して、Oracle Linux クライアントのカスタム・リポジトリーを登録し、管理します。

何もインストールできないため、最新のカーネルを使用しているかどうか確認するよう警告するメッセージが EDR ログに表示され、Fixlet のインストールが失敗しました。この場合の対処方法を教えてください。
このメッセージは、カーネル・パッケージをデプロイする Fixlet の場合にのみ表示されます。エンドポイントにターゲット・カーネル・パッケージがインストールされていない場合、またはエンドポイントのアクティブ・カーネルがターゲット・カーネル・パッケージより低いバージョンである場合、カーネル Fixlet が関連状態になります。エンドポイントに最新のカーネルがインストールされているもののアクティブに使用していない場合も、カーネルの脆弱性の対象と見なされます。

To remediate the issue, restart the endpoint and ensure it is using the latest kernel available.