LDAP 同期の設定

LDAP 認証を有効にするには、LDAP サーバーとの同期も有効にする必要があります。同期を有効にするには、common.propertiesファイルと ldap.properties ファイルの値を編集します。

このタスクについて

LDAP 認証の基本構成を行うには、以下の手順を実行します。

手順

  1. 「アドミニストレーター」 > 「プロパティー・ファイルを編集」をクリックします。
  2. common.properties ファイルを編集中であることを確認した上で、以下のプロパティーを編集します。
    authentication.LDAP
    LDAP 認証を有効または無効にします。
    True
    LDAP ユーザー認証が有効です。
    注: Active Directory と同期するときに毎回ユーザーおよびユーザー・グループが Remote Control データベースから削除された後、Active Directory からインポートされます。そのため、LDAP を有効にした場合は、新しいユーザーおよび新しいユーザー・グループを Remote Control ではなく、Active Directory で作成する必要があります。
    False
    LDAP ユーザー認証が無効です。ユーザーは、Remote Control データベースと照合して認証されます。
    authentication.LDAP=true
    authentication.LDAP.config
    LDAP 構成プロパティーが入っているファイルを定義します。
    authentication.LDAP.config=ldap.properties
    sync.ldap
    Active Directory のユーザーおよびグループを Remote Control データベースと同期させます。値が true の場合は同期し、false の場合は同期しません。
    True
    LDAP サーバーは、LDAP 内で加えられた変更を反映させるために、Remote Control データベースと同期化されます。
    False
    同期化は行われません。同期が無効な場合は、手動でユーザーを Remote Control データベースにインポートする必要があります。そのようにしないと、ユーザーは Remote Control サーバーにログオンできません。リモート・コントロール・セッションの確立に必要な関連アクセス許可をユーザーに割り当てられるように、それらのユーザーが Remote Control データベースに存在しなければなりません。
    注: 同期は、スケジュールされたタスクを実行することによって行われます。このタスクでは、LDAP サーバーから LDAP 情報をプルし、ユーザーまたはグループの情報に加えられた変更によってデータベースを更新します。trc.properties ファイル内の 2 つの属性により、スケジューラーがスケジュール済みタスクの有無を検査する時間間隔が定義されます。
    scheduled.interval
    スケジュール済みタスクの有無をサーバーが検査する頻度。検査間隔を時間単位の数で表したものです。デフォルトは 60 です。
    注: この値を変更した場合は、 サーバー・サービスを再始動して新しい値を有効にする必要があります。
    sync.LDAP.task_run_time
    定時同期を実行する必要がある時刻を指定するために使用します。これは scheduled.interval の代替設定です。使用可能な値: HH:MM:SS の形式による時刻の 24 時間表記。例えば、午前 2 時に同期を実行する場合は「02:00:00」とします。
    注:
    • usingsync.LDAP.task_run_time を使用する場合は、LDAP 同期がタスク・スケジューラーのコンテキスト内で行われるため、実際のタスク実行時間が scheduled.interval 設定の影響を受けます。実際の実行時間は sync.LDAP.task_run_time から sync.LDAP.task_run_time + scheduled.interval にスパンできます。
    • 定時同期を使用するには、サーバーを再起動する必要があります。
    scheduled.interval.period
    スケジュールされたタスクがあるかどうかサーバーが検査する頻度を指定するためにスケジュール間隔とともに使用する時間の単位。デフォルトは minutes です。
    scheduled.interval 属性は、デフォルトで 60 に設定され、scheduled.interval.period は minutes に設定されます。つまり、サーバーはスケジュール済みタスクの有無を 60 分ごとに調べます。ユーザーまたはグループに対する変更を正確に反映させるには、scheduled.interval 属性をこれより低い値に設定して、同期の頻度を高くしてください。
  3. 「送信」をクリックします。