MDT バンドルおよび OS リソースの作成とアップロード

ウィザードを使用して、Windows デプロイメント用の MDT バンドルと OS リソースを作成します。

「MDT Bundle Creator と Windows Media」タブで、ターゲットを選択して「MDT バンドルの作成」をクリックします。選択したターゲットに Windows 自動インストール・キット (WAIK) または Windows アセスメント デプロイメント・キット (WADK) がインストールされていない場合、このオプションは使用不可になります。

ウィザードで、次のいずれかのタスクを選択することができます。
  • MDT Bundleと OS リソースの両方を作成する
  • 新規 MDT バンドルのみを作成
  • 新しい OS リソースだけを作成する

ターゲットにインストールされているツールの組み合わせに応じて、選択可能なパラメーターのセットがウィザードに表示されます。

OS リソースを作成する場合は、ターゲット上の特定のディレクトリーからの ISO イメージを含めることも、ファイル名を指定して特定の ISO イメージ・ファイルを含めることもできます。あるいは、その両方を選択することもできます。指定するフォルダーは、ターゲットに対してローカル・フォルダーにすることも、ターゲット・システム上のマップされたドライブにすることもできます。後者の場合は、ドライブのマウントに必要な IP アドレスと資格情報を指定する必要があります。

OS リソースは、MDT Bundle Creator によって Windows のインストール・メディアから作成されます。これらのリソースは、MDT Bundle Creator の出力に残して同時にアップロードしたり、別の場所に移動して個別にアップロードしたりできます個別にロードされた OS リソースは、ダッシュボード上では「リソース・タイプ」「OS リソース」になります。

OS リソースは、OS Deployment を使用して管理する予定の各オペレーティング・システム、各アーキテクチャー、または Service Pack/リリース ID の各組み合わせに必要です。W7X86SP0W10X64RID1607 などの個別のリソース・フォルダーを指定して、単一リソースをアップロードできます。

注: 個々の OS リソースは MDT Bundle Creator の以前の実行で作成されているはずであり、MDTBundle\Content\Deploy\Operating Systems の下に生成された Deploy フォルダーにあります。

インストール・メディアから ISO イメージを直接インポートするときに、イメージ・ライブラリーから OS リソースを作成することもできます。

注: 「手動」タブには、指定したすべてのオプションが保管される parameters.ini ファイルが表示されます。このセクションを誤って編集すると、MDT Bundle のアップロード中に障害が発生する場合があります。

MDT バンドルを作成したら、そのバンドルを「バンドルおよびメディア・マネージャー」ダッシュボードの「デプロイメント・リソース」タブから BigFix Server にアップロードできます。MDT Bundle が格納されているディレクトリーを参照し、その場所から MDTBundle\Content\Deploy ディレクトリーのみをアップロードします。「MDT バンドルのアップロード」をクリックして、ディレクトリーを BigFix server にロードし、コンソールでアップロード・プロセスを完了します。

複数の MDT Bundle をアップロードできます。MDT Bundle を作成または編集する際に、対応するオプションを選択してデフォルトのバンドルにすることができます。


「MDT Bundle のアップロード」ボタン

「リソース・タイプ」「MDT バンドル」である各リソースの場合、バンドルに組み込まれている Windows PE のバージョンが「リソース情報」列に表示されます。

WinPE 10 の場合は、BigFix server にロードされている現在の PE バージョンを一意的に識別するリリース ID が括弧内に表示されます。このバージョンは、MDT Bundle のアップロードの作成に使用された PE バージョンと異なることがあります。

MDT Bundle のアップロード時に、「環境設定」セクションを展開して「プリインストール環境の上書き」オプションを設定できます。以前サーバーにロードされたプリインストール環境を上書きする場合は、「はい」を選択します。デフォルト設定は、「自動」です。デフォルト設定の場合、プリインストール環境が上書きされるのは、アップロードするバージョンが、現在保存されているバージョンと同じかそれ以降のときに限られます。

BigFix server に現在格納されているものよりもリリース ID が新しい WinPE 10 を使用する MDT Bundle をアップロードする際に、既存のプリインストール環境を上書きしないことを選択した場合は、古いリリースが保持されてダッシュボードの「リソース情報」列に表示されます。


プリインストール環境を上書きするためのオプション
重要: 「セキュア・ブート」のファームウェア・オプションが有効な UEFI ターゲットにデプロイする場合は、MDT バンドルがレベル 3.9.06 以降でなければなりません。また、「はい」を選択してアップロード時にプリインストール環境が上書きされるようにする必要があります。