「コアあたりの PVU」値の変更

9.2.3 から使用可能です。プロセッサー・バリュー・ユニットの数は、PVU テーブルで指定された情報に基づいて、プロセッサー・コアごとに割り当てられます。環境内のプロセッサーに割り当てられる値が間違っていることがあります。そのような場合には、「コアあたりの PVU」値を手動で変更し、サブキャパシティー・ライセンスが正しく計算されるようにすることができます。間違った PVU 値が検出されたことによる問題が解決したら、「コアあたりの PVU」を PVU テーブルに指定されている値にリセットします。

始める前に

An icon representing a user. You must have the Manage Hardware Inventory permission to perform this task.

BigFix Inventory の以前のバージョンで使用されていた「コアあたりの PVU」値を手動で更新する Fixlet は、推奨されていません。「コアあたりの PVU」は、「ハードウェア・インベントリー」パネルで変更できるようになりました。以前に Fixlet を使用して一部のコンピューターで「コアあたりの PVU」値を変更した場合は、それらのコンピューターで、非推奨になった Fixlet を実行して、行った調整を削除してください。そうすることにより、Fixlet で変更した PVU 値によって、「ハードウェア・インベントリー」パネルで指定した値が上書きされることがなくなります。

  • Linux on IBM Power Systems の PVU 値を計算するために、「コアあたりの PVU」値を 70 に設定します。このソリューションは、単一のサーバー上に存在するすべての LPAR で Linux が実行されている場合にのみ適用されます。このソリューションは、単一のサーバー上に存在する LPAR でさまざまなオペレーティング・システムが実行される場合には適用されません。
  • スキャン・データがありません」状況のコンピューターでは、「コアあたりの PVU」値の変更はできません。そのようなコンピューターではキャパシティー・データが使用できないため、「コアあたりの PVU」値が正しく割り当てられていたのか、あるいは変更する必要があるのかを判別することができません。鉛筆アイコンは、「スキャン・データがありません」状況のコンピューターでは表示されません。

このタスクについて

「コアあたりの PVU」値を変更するには、以下のステップを実行します。

手順

  1. 上部のナビゲーション・バーで、「レポート」 > 「ハードウェア・インベントリー」をクリックします。
  2. 「コアあたりの PVU」列の鉛筆をクリックし、「コアあたりの PVU の変更」をクリックします。

    「コアあたりの PVU」値の変更
  3. プロセッサーに割り当てる PVU 値を指定します。
    この値は、「サーバー ID」列にリストされているサーバー、およびそのサーバーでホストされているすべての仮想マシンについて変更されます。
    重要: この値はお客様の PVU レポートに影響するため、必ず、正しい「コアあたりの PVU」値を指定してください。ご不明な点がある場合は、BigFix サポートに連絡してください。
  4. PVU 値を変更する理由 (例えば、サポート・ケース番号など) を入力し、「変更」をクリックします。理由付けは、「監査証跡」レポートにリストされています。

タスクの結果

変更した「コアあたりの PVU」値が「ハードウェア・インベントリー」レポートに表示されます。この変更を他のレポートに反映するには、データを再計算します。「すべてのメトリック」レポートを開いて、「再計算」をクリックしてください。

次のタスク

間違った PVU 値が検出されたことによる問題が解決したら、変更した「コアあたりの PVU」を PVU テーブルに指定されている値にリセットします。リセットするには、「コアあたりの PVU」列の鉛筆をクリックし、「コアあたりの PVU のリセット」をクリックします。その後、「リセット」をクリックします。「コアあたりの PVU」値が、「サーバー ID」列にリストされているサーバー、およびそのサーバーでホストされているすべての仮想マシンについて変更されます。


「コアあたりの PVU」値のリセット