ソフトウェア・スキャンの実行およびスキャン結果の収集

9.2.7 から使用可能です。ソフトウェア・スキャンを担うスクリプトは、キャパシティー・スキャンの結果および computer.yml ファイルを取得するだけでなく、カタログ・ベースのスキャン、パッケージ・データのスキャン、および ISO タグ・スキャンの結果を収集します。これらのすべての結果が結合され、BigFix Inventory にインポートできる共通の .zip または tag.gz パッケージに圧縮されます。

このタスクについて

  • このタスクを実行するには、適切な特権が必要です。
    • UNIX root
    • Windows 昇格付きの管理権限
  • BigFix Inventory でソフトウェア・カタログを更新するたびに、データのインポートを実行するか、スケジュールされたインポートを待機します。次に、最新バージョンのソフトウェア・カタログをエンドポイントにダウンロードして、そこでソフトウェア・スキャンを実行します。詳しくは、こちらを参照してください: ソフトウェア・カタログのダウンロード

追加情報:

  • スキャンには、約 30 分かかります。正確な時間は、コンピューターの負荷、ファイル・システム・サイズ、および CPU しきい値 (設定した場合) によって異なります。
  • デフォルトおよび最小のスキャン頻度については、次を参照してください。データのスキャンとアップロードの頻度.
  • デフォルトでは、スキャン中にプロセッサー使用量に制限は設定されません。プロセッサー使用量を制限するには、CPU しきい値を設定してください。詳しくは、こちらを参照してください: プロセッサー使用率の最適化

手順

  1. 接続切断スキャン・パッケージをアップロードしたディレクトリーに移動します。
  2. 以下のスクリプトを実行して、スキャンを開始します。
    • UNIX run_sw_and_pack.sh
    • Windows run_sw_and_pack.bat

タスクの結果

スキャン結果が含まれた圧縮パッケージが、出力ディレクトリーに作成されました。このパッケージには、最後のパッケージ生成日以降のキャパシティー・スキャン結果が含まれています。解凍されたスキャン結果は、将来のパッケージに含まれないように、元の場所から削除されます。

computer.yml ファイル内のコンピューター・プロパティーの管理

このタスクについて

BigFix Inventory バージョン 10.0.15 以降では、IP アドレスまたはホスト名の変更がキャプチャーされるように、キャパシティー・スキャンのたびに computer.yml ファイルが再作成されます。

run_sw_and_pack.bat または run_sw_and_pack.sh ファイルの実行中に computer.yml ファイル内で更新されるコンピューター・プロパティーは次のとおりです。エージェント・バージョン、カタログ・バージョン、コンピューター名、オペレーティング・システム、DNS 名、 IP アドレス (以前に生成された config/endpoint_id.txt ファイルが存在しない場合はエンドポイント ID)。

computer.yml ファイルに追加できるカスタム・コンピューター・プロパティーをスクリプトが処理する方法を説明するさまざまなシナリオを次に示します。
  1. UNIX の場合
    カスタム・コンピューター・プロパティーを computer.yml ファイルに含めることができるようにするには、プロパティーを computer.yml ファイルに手動で追加します。run_sw_and_pack.sh ファイルを実行しても、カスタム・コンピューター・プロパティーは影響を受けません。その他のデフォルトのコンピューター・プロパティーは、スクリプトを実行するたびに更新されます。
  2. Windows の場合
    カスタム・コンピューター・プロパティーを computer.yml ファイルに含めることができるようにするには、プロパティーを config/computer_custom_properties.yml ファイルに手動で追加します。Windows 接続切断スキャナー・パッケージには、デフォルトで空の config/computer_custom_properties.yml ファイルがあります。接続切断スキャナーは、run_sw_and_pack.bat スクリプトの実行時に、その空のファイルを考慮しません。config/computer_custom_properties.yml ファイルにカスタム・コンピューター・プロパティーを追加すると、run_sw_and_pack.bat ファイルの実行中に、このファイルに追加されたすべてのコンピューター・プロパティーが computer.yml ファイルの下部に追加されます。
    エンドポイント ID、エージェント・バージョン、カタログ・バージョン、コンピューター名、オペレーティング・システム、DNS 名、IP アドレスの各プロパティーは、computer.yml ファイルの一番上にリストされ、スクリプトが実行されるたびに更新されます。config/computer_custom_properties.yml ファイルのカスタム・プロパティーは、computer.yml ファイルの下部に追加されます。

computer_custom_properties.yml ファイルの内容の例:

My property 1: XYZ1
My property 2: XYZ2
111.222.555.666
My property 3: XYZ3

computer.yml ファイルの内容の例。computer_custom_properties.yml ファイルのカスタム・プロパティーが下部に追加されます。

endpointID: XXXXXXXX-1111111111
Agent Version: windows 10.0.15.0-20231031-0839
Catalog Version: 2600000.0
Computer Name: XXXXXXXX
Operating System: Windows 10
DNS Name: XXXXXXXX
XXXXXXXX
IP Address: 111.111.1.11
22.222.222.222
My property 1: XYZ1 
My property 2: XYZ2 
111.222.555.666 
My property 3: XYZ3