スキャナー・キャッシュ構成の最適化

スキャナー・キャッシュ・フォルダーは、ファイル・システム内のスキャン済みファイルおよびディレクトリーについての情報を保管するために使用します。スキャナーは、ファイルの階層を認識することにより、ファイルをより素早く見つけることができます。その結果、スキャン時間が短縮されます。キャッシュに必要なディスク・スペース量は、スキャンするファイルの数によって異なります。キャッシュ・フォルダーの現在の場所で十分なディスク・スペースを確保できない場合、キャッシュ・フォルダーの場所を変更するか、キャッシュを最適化することができます。

このタスクについて

9.2.2 スキャナー・キャッシュ・フォルダーのデフォルトの場所を変更します。
  1. BigFix コンソールにログインします。
  2. ナビゲーション・ツリーで、「サイト」 > 「外部サイト」 > BigFix Inventory > 「Fixlets とタスク」をクリックします。
  3. 「スキャナー・キャッシュ・フォルダーの変更」を選択します。
  4. 絶対パスを新しいキャッシュ・フォルダーに入力するか、デフォルトの scanner_install_dir/cache_data フォルダーを復元します。
  5. 「アクションの実行」をクリックし、スキャナー・キャッシュ・フォルダーを変更する対象のコンピューターを選択します。次に、「OK」をクリックします。
キャッシュ・フォルダーを変更したり、デフォルトのキャッシュ・フォルダーを復元したりすると、現在のすべてのキャッシュが削除されます。ソフトウェア・スキャンの実行後に新規キャッシュが作成されます。現在のキャッシュ・フォルダーを確認するには、「スキャナー情報」分析の結果を参照してください。

9.2.4 スキャナー・キャッシュを最適化します。このオプションは、スキャンが必要な多数のファイルがあるインフラストラクチャーの場合にお勧めします。キャッシュの最適化により、キャッシュのサイズが縮小され、スキャンの時間を短縮できます。このオプションは、リモート共有ファイル・システムも最適化します。
重要: アプリケーション更新 9.2.6 以降では、フレッシュ・インストールで最適化が有効に設定されています。ただし、アップグレードしている場合、スキャナー・キャッシュ設定は変更されません。特定のコンピューターでスキャン最適化が有効になっているかどうかを確認するには、これらの手順を実行します。
  1. BigFix コンソールにログインします。
  2. ナビゲーション・ツリーで、「サイト」 > 「外部サイト」 > BigFix Inventory > 「Fixlet とタスク」をクリックします。
  3. 「スキャン・キャッシュの構成」を選択します。
  4. キャッシュで使用されるディスク・スペース量を減らすために、「実験的な CIT Scanner Cache 3 の使用」を選択します。

    CIT Scanner 9.2.27 以降では、新しいファイル・タイプである Cache 3 がシステム情報キャッシュ・メカニズムに導入されています。CIT Scanner Cache3 は、デフォルトの Cache2 と比較して、低い CPU とメモリー・フットプリントに最適化されています。キャッシュの最適化は、Windows、Linux、AIX でサポートされています。スキャンの問題が発生したコンピューターでは Cache3 がサポートされている場合、その使用をお勧めします。

  5. 「アクションの実行」をクリックし、最適化を有効にするコンピューターを選択します。次に、「OK」をクリックします。
スキャン最適化を有効にすると、ソフトウェア・スキャン時に作成されるキャッシュに、実行するソフトウェア・スキャンのタイプに関連するファイルのみが含まれます。そのため、キャッシュのサイズが縮小されます。