Linux アプリケーションの更新 - ミドルウェア

「Linux アプリケーションの更新 - ミドルウェア」コンテンツ・サイトでは、多数のサードパーティー製ミドルウェア・アプリケーションに更新をデプロイできます。

注: 「ミドルウェア・パッチ更新」Fixlet では、NN-1N-2 の各バージョンがサポートされています。

Oracle WebLogic の前提条件

Fixlet を実行する前に、Linux システムで次の前提条件が満たされていることを確認します。
  1. インストール時および Oracle WebLogic 12C へのパッチ適用時に、推奨されるバージョンの Oracle WebLogic 用 JDK がインストールされている。

Linux システムで Oracle WebLogic の詳細を特定する手順

これらの手順には、特定の構成ファイルの検索、それらからの情報の抽出、および特定の条件に基づくフィルタリングが含まれます。
注: お客様のニーズに合わせ、関連性を変更することで WebLogic Fixlet をカスタマイズしました。
  1. この Fixlet は、ORACLE_WEBLOGIC_HOME キーを使用して、/etc/environment ファイルから oraInventory パスを取得します。
  2. お客様は /etc/environment ファイルの ORACLE_WEBLOGIC_HOME キーを設定することによって、WebLogic の oraInventory パスを指定できます。これにより、Fixlet はこのパスを使用して WebLogic パッチを適用できるようになります。
  3. この機能強化は、デフォルト・パスが機能し続けるオプション機能として使用できます。
  4. Fixlet は、/etc/environment ファイル内の ORACLE_WEBLOGIC_HOME キーを探します。たとえば、oraInventory パスが /Weblogic/Oracle/Middleware/oraInventory の場合、ORACLE_WEBLOGIC_HOME の値は /WebLogic/Oracle になります。

Linux システムで RedHat JBoss の詳細を特定する手順

これらの手順には、特定の構成ファイルの検索、それらからの情報の抽出、および特定の条件に基づくフィルタリングが含まれます。
  1. インストールされたフォルダーで version.txt を検索します。例えば、/opt/jboss です。
  2. 環境変数 EAP_HOME および JBOSS_HOME で指定されたディレクトリーを確認します。
  3. インストールされたフォルダーで eap または jboss を含むディレクトリーを検索します。例えば、/home です。
  4. /etc/default/jboss-eap.conf/etc/environment で、キー JBOSS_HOME を含むファイルを確認します。

Linux (systemd ベース) で Apache Tomcat の詳細を特定する手順

この手順では、特定の構成ファイルの検索、それらからの情報の抽出、および特定の条件に基づくフィルタリングを行います。
  1. /etc/systemd/system で、CATALINA_HOME 変数を含む .service ファイルを検索する必要があります。この変数は、ソフトウェアのインストール場所を指定します。

Linux (RPM または Debian パッケージ) 上の MariaDB の詳細を特定する手順

この手順では、特定の構成ファイルの検索、それらからの情報の抽出、および特定の条件に基づくフィルタリングを行います。
  1. Linux システムでは、パッケージ管理ツールを使用して、mariadb-server の存在とバージョンを確認できます。

Linux (RPM または Debian パッケージ) 上の MongoDB の詳細を特定する手順

この手順では、特定の構成ファイルの検索、それらからの情報の抽出、および特定の条件に基づくフィルタリングを行います。
  1. Linux システムでは、パッケージ管理ツールを使用して、mongodb-org の存在とバージョンを確認できます。

Linux (RPM または Debian パッケージ) 上の PostgreSQL の詳細を特定する手順

この手順では、特定の構成ファイルの検索、それらからの情報の抽出、および特定の条件に基づくフィルタリングを行います。
  1. Linux システムでは、パッケージ管理ツールを使用して、postgresql の存在とバージョンを確認できます。

Linux (RHEL または AIX パッケージ) 上の IBM MQ の詳細を特定する手順

これらの手順には、特定の構成ファイルの検索、それらからの情報の抽出、および特定の条件に基づくフィルタリングが含まれます。
  1. RHEL システムの場合、RPM パッケージ・マネージャーを使用して、インストールされている MQSeriesRuntime パッケージのバージョンを確認します。
  2. AIX システムの場合は、AIX オブジェクト・リポジトリーを使用して、インストールされている mqm.server.rte のバージョンを確認します。

Linux で IBM WebSphere の詳細を特定する手順

この手順では、特定の構成ファイルの検索、それらからの情報の抽出、および特定の条件に基づくフィルタリングを行います。
  1. Linux および Unix システムでは、インストールされたフォルダーで installed.xml という名前のファイルを確認します。例えば、/opt/IBM/WebSphere/AppServer/properties/version または /usr/IBM/WebSphere/AppServer/properties/version です。

Linux で Oracle JDK の詳細を特定する手順

この手順では、特定の構成ファイルの検索、それらからの情報の抽出、および特定の条件に基づくフィルタリングを行います。
  1. Linux では、マシン上の RPM や Debian パッケージで jdk とそのバージョンを確認できます。

Linux で MySQL の詳細を特定する手順

この手順では、特定の構成ファイルの検索、それらからの情報の抽出、および特定の条件に基づくフィルタリングを行います。
  1. Linux では、マシン上の RPM や Debian パッケージで ("MySQL-server";"mysql-community-server") とそのバージョンを確認できます。

Linux で IBM DB2 の詳細を特定する手順

この手順では、特定の構成ファイルの検索、それらからの情報の抽出、および特定の条件に基づくフィルタリングを行います。
  1. インストールされたフォルダー /opt/ibm/db2 の下にある .metadata/BASE_DB2_ENGINE ディレクトリー内で spec という名前のファイルを確認します。

Linux アプリケーションに必要な事前キャッシュ

1. 必要なソフトウェアの事前キャッシュ
ソフトウェア名 事前キャッシュが必要 (Yes/No)
Oracle WebLogic Yes (手作業でのキャッシュが必要)
RedHat JBoss Yes (手作業でのキャッシュが必要)
Apache Tomcat No (ファイルは Fixlet によって自動的にサーバーにキャッシュされる)
MariaDB No (ファイルは Fixlet によって自動的にサーバーにキャッシュされる)
MongoDB No (ファイルは Fixlet によって自動的にサーバーにキャッシュされる)
PostgreSQL No (ファイルは Fixlet によって自動的にサーバーにキャッシュされる)
IBM MQ Yes (手作業でのキャッシュが必要)
IBM WebSphere Yes (手作業でのキャッシュが必要)
Oracle JDK
  • Yes (JDK 8 および 11 では手作業でのキャッシュが必要)
  • No (JDK 17 と 21 は Fixlet を使用して自動的にキャッシュされる)
MySQL No (ファイルは Fixlet によって自動的にサーバーにキャッシュされる)
IBM DB2 Yes (手作業でのキャッシュが必要)