クライアント・ポーリングの有効化
親リレーとクライアント (子リレー) の間や、サーバーと下位ノードの間に HTTP プロキシーが存在する場合、この回避策を適用して、プロキシーによって発生してダウンストリーム通信に影響を与える制限事項をバイパスするようにしてください。
HTTP プロキシーは、BigFix 環境でクライアントに通知を送信するために使用されるプロトコルである UDP プロトコルを転送しません。このような構成では、下位ノードのクライアントは ping を送信して、新しい命令がないか親ノードのリレーに照会できる必要があります。
この動作を可能にするには、下位ノードのクライアントのコンソールから以下の構成手順を実行します。
- コンソールを開き、「すべてのコンテンツ」ドメインの下の「コンピューター」セクションに移動します。
- クライアントがインストールされているコンピューターを選択します。
- コンピューターを右クリックして、「設定の編集」を選択します。
- 「追加」を選択して、カスタム設定を作成します。
- 以下の表に指定されているように、「設定名」および「設定値」を入力します。
表 1. クライアントでのプロキシー通信を構成するための前提条件 設定 「説明」 _BESClient_Comm_CommandPollEnable = 1
クライアントが新規アクションについて親リレーをポーリングできるようにします。 _BESClient_Comm_ CommandPollIntervalSeconds = nnn
_BESClient_Comm_CommandPollEnable
が有効になっている場合に、クライアントがコンテンツの収集または更新のために親リレーに問い合わせる頻度を決定します。パフォーマンスの低下を防ぐため、900 秒より小さい設定値を指定しないでください。値の範囲は 0 から 4294967295 です。__RelaySelect_Automatic = 0
クライアントが自動親リレー選択用に構成されていないことを指定します。自動親リレー選択が構成されているクライアントは、リレーに対して ping を実行できなければならないため、プロキシー経由で親リレーと通信できません。 - 「OK」をクリックして設定を有効にします。
重要: この手順をスキップすると、リレーはプロキシー経由で下位ノードと通信できません。