一般的なビルドへの埋め込み
組織で、CD 上の特定のビルド・イメージまたは共通操作環境 (COE) か、あるいは新規コンピューターの準備に使用されるイメージを使用している場合、クライアントをこのビルドに含めることができます。
イメージを作成するには、以下の手順に従います。
Windows オペレーティング・システムの場合
- イメージを作成するコンピューター上にクライアントをインストールします。BigFix クライアントは、直ちにサーバーへの接続を試みます。サーバーに正常に接続した場合、ComputerID が割り当てられます。この ComputerID は、その特定のコンピューターに固有であるため、共通ビルド・イメージの一部であってはなりません。次の手順によって、この ID が削除されます。
- 「Windows サービス」ダイアログを開き、「BES クライアント・サービス」を停止することによって、クライアントを停止します。
- レジストリーを
HKLM\Software\Wow6432Node\BigFix\EnterpriseClient\GlobalOptions
まで開き、値ComputerID
、RegCount
、およびReportSequenceNumber
を削除してコンピューター固有の識別子 (コンピューター ID) を削除します。
これで、BigFix クライアントのイメージを作成できるようになります。
注: クライアントが何らかの理由で再度始動された場合 (システム再始動を含む)、クライアントはサーバーに再登録するため、ステップ 2 から 3 までを再度実行する必要があります。サーバーには競合検出機能と解決機能が組み込まれているため、何らかの理由で ID を削除できなかった場合、サーバーは、同じ ComputerID を持つ複数のクライアントが存在することを検出し、すべて正常に機能するようにクライアントを強制的に再登録します。ただし、上記の手順を実行して、コンソールのコンピューター・リスト内に灰色で表示されるクライアント (最初にイメージが作成されたコンピューター) が含まれないようにすることをお勧めします。
詳しくは、『クライアントのリストア時の重複回避』を参照してください。
Linux オペレーティング・システムの場合
- イメージを作成するコンピューター上にクライアントをインストールします。
/etc/init/besclient stop
を実行してクライアントを停止します。- コンピューター固有の ID を
.config
ファイルから削除して、マシンのすべてのコピーが同じクライアント ID でサーバーに登録されないようにします。
これで、BigFix クライアントのイメージを作成できるようになります。
詳しくは、『クライアントのリストア時の重複回避』を参照してください。
Macintosh オペレーティング・システムの場合
- イメージを作成するコンピューター上にクライアントをインストールします。
sudo "/Library/BESAgent/BESAgent.app/Contents/MacOS/BESAgentControlPanel.sh" -stop
を実行してクライアントを停止します。- コンピューター固有の ID を削除して、マシンのすべてのコピーが同じクライアント ID でサーバーに登録されないようにします。
- それらが存在する場合は、RegCount、ReportSequenceNumber、および ComputerID をクライアント環境設定フォルダーから削除します。
/Library/Preferences/com.bigfix.besagent.plist
. - __BESData フォルダーを削除します。デフォルトの場所は
\Library\Application Support\BigFix\BES
Agent です。
- それらが存在する場合は、RegCount、ReportSequenceNumber、および ComputerID をクライアント環境設定フォルダーから削除します。
これで、BigFix クライアントのイメージを作成できるようになります。
詳しくは、『クライアントのリストア時の重複回避』を参照してください。