アーキテクチャーの概要
ブート時に作成された RAM コピーから Tiny Core Linux (TCL) が実行されます。
Tiny Core Linux は高速であるだけでなく、システム・ファイルが変更されないように保護し、再起動のたびに初期状態のシステムになることを保証します。Tiny Core Linux は、使いやすく、高速で、更新方法が単純であり、安定しています。
TCL ソリューションは、ミニ Linux ディストリビューションであり、以下の利点があります。
- サービスの最小セットがデフォルトでインストールされる。
- 新規拡張機能によって基本コア・システムを容易かつ迅速にカスタマイズ可能。
BigFix 仮想リレーを稼働させるには、以下の追加ライブラリーが必要です。
- acl.tcz
- attr.tcz
- syslinux.tcz
- nspr.tcz
- nss.tcz
- popt.tcz
- tzdata.tcz
- sqlite3.tcz
注:
以下の Web サイトから、表にリストされたライブラリーをダウンロードできます。
http://distro.ibiblio.org/tinycorelinux/
「ダウンロード」セクションで、以下を実行します。
BigFix 仮想リレーは、コア・オペレーティング・システム・ファイルに RAM ディスクを使用します。Linux カーネル core.gz
はブート時に仮想マシンをロードします。仮想マシンは直接 RAM ディスクに抽出されます。core.gz
は、Tiny Core Linux 製品の一部として配布され、ルート・ファイル・システムおよびシステム・サポート・アプリケーションを含んでいます。
BigFix クライアントおよびリレーは、Tiny Core 拡張機能として提供されます。
BigFix 仮想リレーは、以下のようにしてデプロイできます。
- フェーズ 1 – Tiny Core Linux 仮想マシンの構成で説明するように、仮想マシンを作成し、それに Tiny Core Linux をインストールする。
- フェーズ 2 – BigFix 仮想リレー・テンプレートの準備で説明するように、BigFix 仮想リレーをデプロイするために必要な仮想マシン・テンプレートを作成する。
- フェーズ 3 – BigFix 仮想リレー・インスタンスの構成で説明するように、テンプレートを使用して BigFix 仮想リレー・インスタンスをデプロイする。
デプロイメントは、複数のフェーズに分けることができます。